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長瀬嘉秀

著者情報
著者名:長瀬嘉秀
ながせよしひで
ナガセヨシヒデ
生年~没年:1963~

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このランキングは1日1回更新されます。
      SysMLによる組込みシステムモデリング モデリングの実例を収録!
      カテゴリー:情報工学
      4.0
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      • UMLから派生したシステム設計言語SysMLの入門書。UMLと言えば、主にソフトウェアの設計仕様を図表紀する際に使う表記法ですが、こちらはシステムレベルの仕様表記に注力した表記法です。一部、UMLの表記法を踏襲し、要求図、ブロック図(内部ブロック図)、パラメトリック図等を追加した形を取っています。

        SysMLに興味を持ったのは、その昔、当時開発中のソフトウェアの設計でUMLでの表記法を模索していた時、メーリングリストでAADLとSysMLどちらがベターというメールを目にしたのが始まりで、その後、ほっぽらかしにしていたら気が付いたら本が出ていたと・・・。

        この本、表記方法の説明が主なのですが、SysMLの位置づけを明確にしてくれている点が助かります。即ち、UMLや他の表記法との違いです。SysMLはUMLに含まれるクラス図等のソフトウェアの設計に注視した図やLSIの設計では必須のTimingダイアグラムといった分野に特化した図は含まれていません(UMLはある程度LSI設計への応用が可能)。他方で、分野に共通の概念を図示するための図が選択されています。要求図、ブロック図、フローチャート、シーケンス図、状態遷移図、ユースケース図等。

        これらにプラスして、制約条件の論理的関連性を記述するパラメトリック図があるのが特徴と言えるかもしれません。物理法則や制御式等の制約条件を記述してシミュレーションを掛ける事で妥当性を検討する事が出来ます。

        結局、この本にもあるとおり、SysMLはソフトウェア/ハードウェアへの機能割り当て以前、あるいは制御系やメカ系も含んでその前段階での設計記述に使用するのかもしれません。

        設計における図の表記法の参考にお勧めです。
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        2013/08/04 by Shimada

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      アジャイル開発マネジメントクイックガイド
      カテゴリー:情報科学
      2.0
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      •  アジャイル開発の考え方は分かるものの、ではどうすれば導入できるのか?というところが抜け落ちており、「さあ、アジャイル開発を始めよう」と言われても導入できるようにはなっていない。また、「はじめに」では既存のやり方に組み込んでいくことが大切であると述べているが、その組み込み方の説明がないのも不親切である。

         既存のV字モデルとの比較でアジャイルの優位性を示すやり方はアジャイルを導入しようとするときの説得材料としては秀逸であり、著者らがおそらくこの方法で説得をしてきたのだろうということが覗える。一方で導入事例は分散開発しかなく、アジャイルは分散開発にしか使えない、という誤解を招きかねない。個人的には社内で使うツールの開発こそアジャイル開発を導入すべきだと思っている。社内ツールはとにかく要求が二転三転し、納期も比較的短いことが多い。まさにアジャイル開発にうってつけの場面である。

         アジャイル開発を円滑に進めるために必要なものとして、著者らは「自動化」であるとしているが本当にそれが必要なのだろうか?確かに自動化も重要な要素ではあるが、真に重要なのはコミュニケーションのはずである。「アジャイルソフトウェア開発宣言」が発表されたのは2001年である。当時は今ほど支援ツールが豊富だったわけではない。それでもアジャイル開発ができたのはなぜか?それは、宣言に謳われている「プロセスやツールよりも個人と対話を」、「契約交渉よりも顧客との強協調を」に尽きる。宣言は4項目あるが、そのうち2つがコミュニケーションに類するものであることからもコミュニケーションが重要であることがわかる。それを「円滑に進めるために必要なものは自動化」と本文を締めくくっているようでは、著者らはアジャイル開発の本質を理解していない、と言わざるを得ない。
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        2014/06/02 by 夏白狐舞

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      独習UML
      カテゴリー:情報科学
      2.0
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      • ソフトウェア設計における図の表記法の統一を図って作られた図の表記法言語、UML、の解説本。

        UMLというとオブジェクト指向分析設計を体現した概念と思われがちですね。ですが、UMLの規定している物は図の表記法であり、表記法以外のものではないです。即ち、図を用いた言語にすぎないのです(Unified Modeling Language)。

        ただし、そこに思いが無いのかと言われれば、それは違うのです。広くは知られていないかもしれませんが、UML自体3層の抽象化構造を持っています。最上層まで行くと、箱と矢印と文ぐらいに抽象化されまして、それが層を下るごとに、"表記法"、すなわち表現方法の具体化を精度を増して行っている。

        即ち、定まっているのだけれど、伝えねばならない物を表現しきれないなら、越えても良いよ。でもきちんとルールを作ってね。これが、UMLと言えるのかもしれません。

        ただし、UMLは表現方法のルールを示しているのではあるのですが、分析方法を示しているのではないのです。分析方法すなわち、あなたにはこの世界、どんな色に見える?という問への答え方。結果、分析方法は除外されました。これは言語は思考の根底ではあれど、思考を規定するものであってはならないという善意ではないかと思います。

        設計においては、あるいは生きる上では様々な事が起こり、バランスを取ろうとした結果、平衡状態に落とし込むのですが、平衡状態には大抵2点あるという事を思い起こすべきだと思います。すなわち、成り行き任せで、目の前の現象の辻褄合わせの結果としての低い平衡状態と、頑張った限りの先にある高い平衡状態とです。

        表記法に従っただけのただ現状をやり過ごすだけの設計もありましょう。それが要求だったからと言えばまかり通ります。でも、それでも、と言い続ける先にもまた設計はあり得ます。

        この構造の示すところは託された今の世代として、どう生きたい?見知らぬふりして無難にやり過ごしたい?それとも、次の世代に、彼らの世代のベストな判断をゆだねるために少しだけ何か頑張れない?先輩から色々と世話になったでしょう。の導く未来としての設計方法だと思うのですよ。

        さて、UML自体を冷静に見てみましょう。クラス図、重要です。設計者に見える世界の構造を設計者の頭脳のあらん限りを持って情報を凝縮し、蒸留し、解析し、未来を予言し作り出されるものですからね。シーケンス図、フローチャート、状態遷移図、重要です。彼我があり、為さねばならないものがあり、あるいは、維持しなければならない状況を維持するために必要な想定される様々な状態とその遷移条件とその時の行動という具体的な物事を表現することの重要性。ユースケース図という非常に曖昧なもの。だけれど、その示唆するところは相手があって自分がある。どのような相手が居て、どのように(特定のコンテキストで)振る舞うことが想定されるかを理解する事をプロセスを取り入れましょう。という事。

        これらが大体、UMLにおいて重要と思われる記述方法もしくは図面です。

        これまでの世界から受け継がれた図面は多くあります。フローチャート、状態遷移図、クラス図、タイミングチャート等々。これらが何なのかを理解するガイドとしてはこの上ないです。ぶっちゃけ良い所取りです。でも、だからこれに従って書いていれば、ではなくて。それでもなお、私にはこの世界はこのように見える。それを、この手段で表現している。その表現手段として使っているツールとしてのUMLなのです。

        本の内容置いてけぼりですが、UMLの表記法を端的に説明した本としてはそれなりに分かり易いです。

        UMLで仕様書を"記述"しなくてはならなくなった人にお勧めの本です。
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        2013/06/30 by Shimada

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      Head firstオブジェクト指向分析設計 頭とからだで覚えるオブジェクト指向の基本
      カテゴリー:情報科学
      4.0
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      • OOPのお話を丁寧にしてくれます。そのページ数、圧巻の600ページ超え!!膨大なページ数の理由として、本書は連想記憶を利用して記憶に定着させることをコンセプトとしているため、写真の挿入が多いからです。猫とか人物とかギターとか…‥
        OOPに触れたことのない人にはとてもお勧め。でも既にある程度OOPの知識がある人には連想記憶のための情報(写真など)がノイズとなって、すごい読みにいです。
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        2014/06/13 by 喜楽の日々

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