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不動産屋が自身の業務について、正直ベースで語る。極めて正論。決して悪い不動産屋ではなく、正直な不動産屋である。不動産屋など業態に関わらず、ビジネスとして成立しているものは、利益追求を余儀なくされるため、本質的には顧客本位と相反するジレンマを抱える。顧客のためを思えば話しておくべき内容を、取引成立を考え言わずに飲み込むなど、道徳的には悪に分類されるようなことも、ビジネスの視点で見れば善となる。どちらの視点が優れているとは言わないが、キレイ事では済まない実態が有ることを理解した上で、大人の意見交換が出来る人は違和感なく読み進めることが出来るはず。仲介行としての側面が強い不動産屋。当然ながら売りと買いでドラマが有り、ここだけでも十分面白い。普通の人は、おそらく一生で一番高い買い物となるのが不動産。この売買を誤ると、簡単に人生が狂うという点で、不動産屋は悪く言われがちな職業なのかもしれないと感じた。非常に読みやすく全く疲れない。不動産取引に臨む前に是非読むべき。 >> 続きを読む
2011/10/05 by ice
【大倉辰吾】(オオクラシンゴ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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