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大倉崇裕

著者情報
著者名:大倉崇裕
おおくらたかひろ
オオクラタカヒロ
生年~没年:1968~

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このランキングは1日1回更新されます。
      七度狐
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • 落語ミステリ第2弾。
        短編だった前作と変わり、長編の本格ミステリとなっている。

        春華亭一門の跡継ぎを決めるため、人がいない片田舎の屋敷で行われることに。
        取材のため緑は現地に向かうが、頼れる牧は出張で来れない。
        そんな折一つの殺人事件が起きる。

        短編はあくまでも軽いテイストだったが、こちらは落語でもホラー要素の入った類い。
        そもそも七度狐は狐に化かされた人間の末路という話。

        その見立てによって連続殺人となるが、それは一族の歴史に秘密が。

        落語に疎くても問題はないこのシリーズ。
        2作目にして読みやすくなった印象。
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        2018/08/11 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      福家警部補の再訪
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
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      • 大倉崇裕の「福家警部補の挨拶」に続く、倒叙形式の本格ミステリ「福家警部補の再訪」を読了。

        鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負をかける「マックス号事件」。

        売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手を探る「失われた灯」。

        斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける「相棒」。

        フィギュアに絡む虚々実々の駆け引きを描く「プロジェクトブルー」。

        この作品に収録されている4篇とも、大倉崇裕による倒叙型ミステリの至芸が見られる、今一番安定感のあるシリーズになっているかもしれない。

        とにかく楽しい殺人のお話を、安心して読める倒叙ミステリになっていると思う。

        「刑事コロンボ」オタクの著者らしい、「刑事コロンボ」のパスティーシュとしても完璧な出来栄えになっていて、コロンボへの愛に満ち溢れているのが、とても嬉しいですね。

        >> 続きを読む

        2018/09/11 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      小鳥を愛した容疑者
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 薄圭子巡査は動植物が大好きだ。

        この作品はこの一文に集約されると思う。

        怪我をして捜査の前線から離れてしまった須藤警部補。
        その須藤がリハビリのために行けと言われた部署が総務部総務課。そして本当の部署名は「動植物管理係」。いわゆる左遷。

        そこに見た目は子供、中身は動植物が大好きでそれなりに資格も持っている件の薄巡査。このふたりの出逢いからこの作品の物語が始まっていく。

        内容は刑事モノのミステリ。
        そこに動植物が絡んでくる。薄巡査は動植物に目がない。でもってそれ以外の事には疎い。言葉も漢字も知らない。でも、動植物にはすごく詳しい。←これがこの作品のミソで肝。動植物の生態やちょっとした疑問などから次々に推理をし事件を解決へと導く。


        須藤はいわゆる捜査の前線に出て陣頭指揮を執る頑固者の昔気質の刑事。対して薄巡査は前にも書いたが動植物を愛し日々動植物の世話をしながら警察博物館でいつくるかわからない仕事の依頼を待っている。このふたりが組んだ時劇的な化学反応が起きる。←これもミソで肝。


        会話パートはコミカルで噛み合っているようで噛み合っていない感じが良いのだろう(自分はちょっと引いたけど)

        ひとつの作品としては面白いのだろう。
        (自分はちょっと「ん??」って思う所が多々あったけど)


        薄巡査に萌えられるかどうかにこの作品を好きになれるかどうかがかかっていると思う。


        続編があるようですが・・・・


        因みに動物を飼うって難しいし大変なんだなぁと改めて思った。
        自分も子供の頃犬を飼っていたけど世話や面倒はすべて母に任せっきりだったから母はさぞかし大変だったろうなぁと今なら思う。この作品を読んでいても大変だなぁと思った。


        という感じでレビューを締めさせていただきます。
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        2017/05/03 by 澄美空

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      丑三つ時から夜明けまで
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 幽霊の存在が確認され、静岡県警に幽霊専門の部署 捜査五課 が試験運用された時代を舞台とした短編集。

           
        捜査五課による捜査&五課七種警部補による推理
        捜査一課米田警部補による推理

           
         どちらも外れて捜査が行き詰った後、捜査一課の「私」が真相に辿り着くという、なかなか凝ったパターンが基本。
         1篇だけ、「私」と米山が雪の山中の山小屋に7人で閉じ込められ、誰かに憑依するという霊と戦うという、『そして誰もいなくなった』風のクローズドサークル密室サスペンスもあって、それも良かった。
         同じ事件について、幽霊も絡めて3種類の説明ができる(当然2つは間違いですが)のが面白いところです。
         捜査五課の面々もコスプレしてて面白いですね。意外と活躍場面は少なかったのでしたが。
         五課の面々が活躍する続編に期待、と思ってたら、もう続編は出てないのでしょうか。本書収録作品が書かれたのは10年ほど前というし。
         霊が絡んだり説明を3種類考えたりと、制約があって難しい作品だから。大変な割に、ネット上のレビューを拝読すると、いまいちの評価が目立ったり。皆さんよく読んで辛口ですね。ミステリーも読みすぎるとすれっからしになっていくんですね。私は絶対的な読書量が少ないので、何を読んでも面白く感じられます。

           
         しかし語り手の「私」の姓名はとうとう最後まで出てきませんでした。
         作品中も「お前」とか「おい」とか呼ばれて名前で呼んでもらえないとは。(ネット上のレビューでも語り手の姓名の謎に触れたのは見つけられなかった。)
         本作品では五課の連中始め、加害者や被害者に変わった姓名の方が多かったので、明らかになっていない「私」の本名も、変わった姓名が設定されていたのかもしれません。

           
        「最後の事件」で一連の作品は終わりということですが、実は初出は2番目に古く、「栗端家の犬」を大幅に加筆訂正したということです。
         静岡県警幽霊捜査課シリーズ愛読者としては、この幻の作品を初出形と完成形と読み比べてみたくありませんか?
          http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140920/p1
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        2014/09/21 by 荒馬紹介

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      福家警部補の挨拶
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • メガネをかけてショートの髪。
        小柄だが、その実は警部補という福家。

        そんな福家の活躍を倒叙形式で描くミステリ。

        刑事コロンボを下敷きにしており、福家の下の名や、プライベートは一切描かない。
        ただし一度聞いたことは絶対に忘れないし、気になることは徹底的に捜査する。

        犯人たちは皆こんな成りで警部補となめるが、次第に追い詰められていく。
        犯人の位が教授だとか社長など、皆格上なのも対決の構図が盛り上がる。

        4編収められているが、「オッカムの剃刀」の相手は元上司。
        部下に責められる様は福家の優秀さをより際立たせる。
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        2018/02/25 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      川に死体のある風景
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 川と死体を出す題材にして6名の作家が創作したミステリ。
        歌野晶午を始め、有栖川や綾辻など名だたる作家が名を連ねている。

        どれも総じてレベルが高く、5つの作品が面白い

        1つ目の「玉川上死」高校生のいたずらから始まる殺人の謎。
        2つ目は「水底の連鎖」川に落ちた3台の車の事故の真相。
        3つ目は「捜索者」山で謎の死を遂げた男は事故か殺人か。
        4つ目は「悪霊憑き」幽霊が死体の手助けをする推理。
        5つ目は「桜川のオフィーリア」江神二郎シリーズの番外編。

        短編とは思えないほど面白い作品だが、こういう企画物では珍しいクオリティ。
        別の企画でも実現してほしい題材だ。
        >> 続きを読む

        2018/01/27 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      福家警部補の再訪
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! ooitee
      • 福家警部補の活躍を描くシリーズ第2弾。

        「マックス号事件」船で警備会社社長が起こした殺人。
        そこに偶然居合わせた福家警部補が事件を解いていく。

        「失われた灯」売れっ子の脚本化が起こす自作自演の誘拐監禁事件。
        発した言葉の一つから手掛かりを。

        「相棒」落ち目の漫才コンビの片棒が相方を殺害。
        その原因に気付かなかった終幕がせつない。

        「プロジェクトブルー」フィギュア製作の社長が脅迫者を殺害。
        そのフィギュアに掛ける思いが自白の足枷に繋がる。

        シリーズ2作目にして福家警部補はTVや映画好きで、まったく寝ないという特徴が如実に。
        更には事件あるとこに福家警部有りと。
        >> 続きを読む

        2018/02/27 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      福家警部補の報告
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 福家警部補のシリーズ第3弾

        「禁断の筋書」漫画家とその出版社の部長。幼馴染から亀裂が入り殺人へ。
        福家は犯人逮捕のため仕掛けを施す。

        「少女の沈黙」ヤクザを抜け出た男が恩義のため、昔の組員を同士討ちに見せて殺害。
        その際に誘拐された組長の娘が鍵に。

        「女神の微笑」老夫婦が実行した爆弾魔3人を誤爆に見せ殺害。
        福家の追及はいつものようだが、この老夫婦は焦りを見せない。

        1話完結のはずだが、新たに福家警部のライバルとなりそうな存在が現れる。
        後に如何にして関わってくるのか楽しみになる。
        >> 続きを読む

        2018/02/28 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      七度狐
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 大倉崇裕という作家は、マニアックな趣味を持っていることで有名で、それを活かして本格ミステリを書き続けていますが、落語もその一つで、父親の影響で、子供の頃から桂米朝などの落語のテープを聞いていたそうだ。

        そこから生まれたのが、短篇集「三人目の幽霊」に始まる"落語ミステリ"のシリーズなんですね。

        出版社に入社しながら、不本意にも「季刊落語」に配属された間宮緑。
        彼女が遭遇した落語絡みの騒動を、編集長の牧大路が解決するのが、このシリーズの基本的な枠組みだ。

        シリーズ2作目の「七度狐」は、落語家の跡目を決める一門会で発生した連続殺人を描いた長篇です。

        豪雨で孤立した村で発生した落語「七度狐」に因んだ「見立て殺人」を阻止すべく、緑は出張中の牧と電話で連絡を取りつつ奮闘するんですね。

        閉鎖空間、後継者選びという事件の背景、見立て殺人-----と、この作品は、著者・大倉崇裕が愛する横溝正史の本格ミステリの傑作「獄門島」にオマージュを捧げた作品だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/08/13 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      聖域
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • 1956年、日本の山岳隊がヒマラヤの聖域=未踏峰のマナスルの初登頂に成功し、登山ブームが巻き起こった。

        その半年後に、新聞連載が始まったのが、井上靖のベストセラー「氷壁」で、山岳小説の古典として現在も読み継がれていると思う。

        二人のアルピニストの絆と、その一方に起きた滑落事故の真相究明を軸に描いた、大倉崇裕の「聖域」はその井上作品を彷彿させる正統派山岳ミステリなんですね。

        草庭正義は、友人の安西浩樹に誘われ、三年ぶりに山に登ることになる。
        そこで草庭は、海外の未踏峰登山隊の一員に選ばれたという安西から、恋人の牧野絵里子が、一年前に事故死した八ケ岳中央の塩尻岳に登ってくると聞かされる。

        だが十日後、安西が滑落事故で行方不明になったとのとの知らせが届く。
        卓抜した登山技術を持つ安西が、滑落などするはずがない。
        不審を抱いた草庭は、塩尻岳に登り、目撃者から事情を聴くことにする。

        一方、彼が宿泊した山小屋は閉鎖の危機にあり、著名な登山家たちによる"山小屋を守ろう"運動が起きていた。
        そして、帰京後、安西がその運動を調べていたことがわかるが-------。

        主人公の草庭は、山に入れ込み、山岳部OBのつてで、ようやく就職先も見つけられた典型的な"山男"だ。
        そんな男が、事故の調査に追われ、仕事先にもいられなくなる。

        そして、調査の顛末とともに、その不器用な生きざまも、この作品の読みどころになるが、調査の過程からはまた、山小屋の存亡問題や大学の山岳部の危機、さらには登山の倫理といったテーマも浮かび上がってくる。

        著者の大倉崇裕は、落語ミステリや刑事コロンボのパロディシリーズなど、多彩な作風の持ち主で、いわゆる"オタク系"の趣味を前面に出したライトな活劇を得意としている作家なんですね。

        その点から考えてみても、主人公のキャラクターや背景からテーマまで、全てが登山ずくめになっているんですね。

        この作品は、一見、「氷壁」のような古典を装いつつ、その実、極めてマニアックな登山小説でもあるという離れ業を見せていると思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/09/03 by dreamer

    • 2人が本棚登録しています
      オチケン!
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 大学の落研が舞台の物語。落語についてもっと語られると思いきや、主人公の越智健一君が単に入部したのが落語研究会(通称、落研)であって、落語についての中身は薄い。

        寿限無のはなしが主題になっているが、何度も、「寿限無、寿限無・・・・・・長久命の長助」のフルの台詞がでてきて、それだけで、何ページもの活字を埋めている。・・・・ズルい。

        「寿限無、寿限無・・・・・・長久命の長助」と書いているだけで、コブがひっこんだではなく、物語が終わってしまったというような本。
        付録として、ウェブサイトに連載されていた、落後ってミステリーと題して、落語についての小エッセイが記載されているが・・・印象に残ったのは、小三治師匠が独演会での言葉、(新作でも)「作者以外の人がその噺を演るようになったら、それは「古典」になったと言ってもいいのではないか」と、なるほどと思う話。

        まあ、ミステリーでもなく落語でもない、掴みどころの無い本でおましたな。
        >> 続きを読む

        2013/06/16 by ごまめ

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      オチケン、ピンチ!!
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 「オチケン」に続く第二弾。

        またもや、廃部寸前の落研で事件が・・・・三人部員がきると自動的に廃部。
        他のサークルが、その部室をとる為に三枚出せば退学処分になるのを狙って
        あの手この手で落とし入れる策略をねる。

        落研の三人、いやここに登場するすべての学生は勉強もせず、
        サークルの活動、雑用に日々明け暮れる。

        落語のおもしろさより、昔の良き学生時代を思いださせる青春物語である。

        我が学生時代にもっと身近に落語があれば、どんな青春をおくれたか・・・・・
        ふと考えさせる本でおますな。
        >> 続きを読む

        2013/06/22 by ごまめ

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      無法地帯 幻の?を捜せ!
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! chibadebu
      • 完全なオタクを題材にしたスラップスティックもの。
        オタクというか病的なコレクターか
        そこにまるでベクトルの違うアクションや、
        ハードボイルド、ミステリー要素まで
        詰め込んでサービス満載な一冊。

        書いたモノ勝ちな世界ですが、上手くストーリーも運ぶし、
        様々な小ネタの使い方もニヤリとするし、非常に楽しめる
        エンターテイメント小説になってます。

        しかし...落語家フィギィアは...売れないでしょう(笑)。
        >> 続きを読む

        2013/04/14 by za_zo_ya

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています

【大倉崇裕】(オオクラタカヒロ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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