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伊坂幸太郎

著者情報
著者名:伊坂幸太郎
いさかこうたろう
イサカコウタロウ
生年~没年:1971~

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このランキングは1日1回更新されます。
      陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! tadahiko
      • 再読。
        楽しい時間はあっという間に過ぎる。
        読み終わった思ったのはそんな事。とにかく楽しい小説!

        4人組の銀行強盗ががちゃがちゃわいわいしながら、騒動に巻き込まれるお話。
        4人とも特殊能力を持ってて、キャラも立ってるし愛くるしい。

        ・嘘を見破ることができる人間嘘発見器。市役所勤務。係長。
        ・動物を愛してやまない天才的スリ師。まだ20歳そこそこの青年。
        ・嘘をつくために生まれてきたような男。演説が得意。喫茶店マスター。
        ・正確無比な体内時計を持つバツイチ、一人の息子をもつお母さん。

        最後の最後まで飽きさせないストーリー展開。
        どっちが上手か、騙し合い探り合い。
        伊坂幸太郎特有のおしゃれでとんちの効いた会話が炸裂するのもこの物語の特徴かな。
        主人公同士の会話シーンがいちいち面白い。

        このシリーズ、あと2作ある。
        また彼らに会えるのが楽しみすぎる。
        >> 続きを読む

        2018/05/05 by ねごと

      • コメント 2件
    • 他23人がレビュー登録、 120人が本棚登録しています
      重力ピエロ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 春が2階から落ちてきた。

        再読した時、詳しい内容まで覚えていなかったけど、この冒頭はとても印象に残っている。

        物語が進んでいるような、進んでいないような…というのを繰り返していると急に展開が広がっていく。

        いつもの伊坂ワールドに入ってしまう内容だった。

        「染色体であるとか、遺伝子であるとか、血の繋がりであるとか、そういったものを、父は軽々と飛び越えてしまった。」

        あー。なんか、いいなぁ。男3人通じ合っているのもジーンとしてしまう。

        (…遺伝子だけに)
        >> 続きを読む

        2018/08/15 by 豚の確認

      • コメント 2件
    • 他22人がレビュー登録、 170人が本棚登録しています
      死神の精度
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 再読。
        死神が題材の小説っていろいろ数多くあると思うけど、自分の中ではこの小説の中の「千葉」が一番しっくりくる。読んでて何度も、そうそうやっぱり死神はこうでなくっちゃ!って思いました。

        主人公の死神「千葉」がとにかく最高。
        ・仕事は真面目に行う
        ・仕事をするときはいつも雨
        ・ミュージックに目がない
        ・人間と会話が噛み合わない

        対象となった人間を1週間調査し、その人間の死について「可」or「見送り」をジャッジする。基本は章によって調査対象となる人間が異なる短編集なんだけど、リンクしているところも多々あって、伊坂先生の得意とする形。
        短編それぞれのテイストも趣向が凝らされてて、ミステリー風からロードムービーっぽいもの、恋愛を絡ませたり、情に訴えたりと、飽きないようにできてる。

        個人的には恋愛の話がすごいツボ。
        ネタバレになるからあんまり言えないけれど、ラストの余韻が堪らない。
        マジで泣きそうになったもんなぁ……こういうのに弱い。

        続編は「死神の浮力」
        千葉さんにまた会えるのが今からものすごく楽しみ。
        >> 続きを読む

        2018/07/12 by ねごと

      • コメント 4件
    • 他19人がレビュー登録、 144人が本棚登録しています
      オーデュボンの祈り
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 伊坂幸太郎デビュー作。
        何とも不思議な夢物語のような感じがして、読み終わっても少しふわっとした感覚が残った。 >> 続きを読む

        2018/09/30 by うえしん

    • 他18人がレビュー登録、 145人が本棚登録しています
      グラスホッパー
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! loon ooitee
      • 伊坂さんと殺し屋というのは水と油のイメージだったが、やはり本来の持つ作風なのか。
        ユーモラスなキャラが出来上がっている。

        普通の人鈴木が目撃した押し屋。
        そして鯨と呼ばれる自殺させ屋。
        さらには蝉と呼ばれるナイフ使い。

        この3人を主軸に、多くの人物が絡む。
        他にも殺し屋が多く出ており、ほとんど姿を見せないスズメバチだとかが実はという展開も。

        鈴木と槿の家族が絡む会話もユーモラスで、ブライアン・ジョーンズという名前が出てくるとこも驚く。

        シリーズはこの後3作まであるので、続けて読んでいきたい。
        >> 続きを読む

        2018/09/29 by オーウェン

    • 他17人がレビュー登録、 144人が本棚登録しています
      チルドレン
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ooitee
      • 連作ふうでいて時間軸系。収拾がついてスッキリなやつ。陣内のカリスマ性はなかなか痛快。 >> 続きを読む

        2018/07/06 by motti

    • 他16人がレビュー登録、 101人が本棚登録しています
      ラッシュライフ
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! tadahiko ooitee
      • 泥棒のプロフェッショナル。神と称される男に憧れる青年。不倫相手と再婚を狙う精神科医。職を失って迷い犬を引き連れる中年。
        これらが混然と絡み合う物語。

        最初は何の繋がりもなかったのに、次第にこれらが関係していることが分かってくる。
        終盤に至ってはちょっとした些細なことまで実は…という整合性を明かされる。

        伊坂さんの原点ともいうべき魅力が詰まっており、ちょっとした会話の妙も楽しめる。
        しゃべるカカシという他作品との繋がりもニヤリとさせられる。
        >> 続きを読む

        2018/09/11 by オーウェン

    • 他15人がレビュー登録、 118人が本棚登録しています
      砂漠
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! ybook
      •  仙台の国立大学、法学部に入学した5人の若者の春夏秋冬を描く、一言でいえば「友情物語」
        男が、主人公である北村、西嶋、鳥井、女が東堂、南。
        東西南北と鳥という事で、この物語は麻雀がよく出てきます。

         北村はあえて透明人間のように存在感がありません。
        一番強烈な存在感を示すのが、西嶋。

         理屈屋で、今風に言うと全く空気を読まないマイペース型。見た目も性格もどちらかというとオタクっぽいのですが、そのくせ、一番友人思いで、正義感が強く、頼りになるのは西嶋です。

        「ピンチは救うためにあるんでしょうが」

         そんな事をさらりと言って、普通避けて通りたい道をどんどん突き進む。中学高校時代はいじめられていた、と淡々と話すけれど、大学生活を一番楽しんでいるのは西嶋でしょう。

         何故か小さな超能力を持ち、麻雀が強い南、顔は美人だけれども不愛想で素っ気ない東堂、ひねくれた熱血男、西嶋、そして「ちょっと人間に関心がないような」北村、お調子ものの鳥井。

         事件は起こるけれど、どちらかというと一つの大きな事件というより、色々な事件が重なりあって最後はそれが全て終結する、という後味の良さは、伊坂幸太郎さんの持ち味。

         5人の若者、誰もが愛おしい。幸せになって欲しい。社会人になって社会という砂漠に出る前のまだまだ、未知数でやわらかい若者たちの群像劇です。

        >> 続きを読む

        2018/07/05 by 夕暮れ

    • 他15人がレビュー登録、 102人が本棚登録しています
      アヒルと鴨のコインロッカー
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ryoh3
      • 再読。
        最高。

        広辞苑を奪うために、本屋を襲撃する。
        そんなトリッキーでチャッキーなテーマから物語が始まる。
        ブータン人ドルジ、河崎、琴美の3人の若者に起こった2年前のストーリーと、主人公椎名の現在が並行して語られる。
        面白いのは一応主人公的に扱われる椎名は、その実全然主人公じゃないんだよな。
        彼ら3人の物語に、途中参加、飛び入り参加してるだけ。
        2年前の物語がどう着地するのか、その目撃者になってるから主人公のようになってるよな。

        初めて読んだときは、からくりがかなり衝撃だったなぁ、、、、
        まだまだミステリー初心者だったし、全然うぶだった僕。
        何も疑わずに読み進めてた気がするし、伏線も全部無視。でもそのおかげで最高の読書体験ができたんだと思う。慣れたり上級者になったりすることが必ずしも素晴らしいとは限らない。

        タイトルも秀逸。だけど中身はタイトルから受ける印象とは違うかも。
        切なかったり、目を背けたくなる事実だったり、そんな不穏な温度と、カラッとする気持ちいい空気感が、絶妙なバランスで詰め込められてると思う。
        そんなナイスな小説!
        >> 続きを読む

        2018/06/06 by ねごと

      • コメント 4件
    • 他14人がレビュー登録、 126人が本棚登録しています
      終末のフール
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 再読。
        伊坂幸太郎テイストのディストピア。

        3年後小惑星が地球に衝突、人類は滅亡。
        そんな状況にある人たちの暮らしが描かれる連作短編集。
        不仲を改善しようとする家族、妊娠が発覚した夫婦、敵討ちのため殺人を試みようとする兄弟、恋人が欲しくなった少女、トレーニングを重ねる少年、自殺しようとする社長などなど。

        絶望的な世界なんだけど、登場人物たちはどこかおっとりしてて、のんびりしてるようにも見える。だけど、実は精神的に追い込まれていて、急に目眩を起こしたり嘔吐したりもする。3年後に人類滅亡、の『3年後』っていうのが実に微妙ですよね。
        長いようにも短いようにも感じる。
        何かをやるにしても時間が余りそうな足りなさそうな。

        登場人物たちがもがきながらユーモアを交えながら、日常に光を見出そうとする姿が印象的。絶望感が溢れる世界のはずなんだけど、読後感はすごく爽やか。不思議。
        今回再読してみて、自分でも意外って言っちゃあれだけど、けっこうお気に入りの小説になりました。

        3年後に死ぬ、ってわかってたら生き方が変わるのか?っていうところ。
        難しい命題やなぁ……
        >> 続きを読む

        2018/07/30 by ねごと

      • コメント 2件
    • 他13人がレビュー登録、 105人が本棚登録しています
      ゴールデンスランバー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 再読。
        2008年本屋大賞受賞作。そっか、もう10年も前にもなるんやなぁ………
        伊坂幸太郎といえば、で思い浮かぶ作品で、一番挙がりそうなのがこの『ゴールデンスランバー』になるのかな。代表作、ということになるのかも。

        仙台をパレード中に暗殺された日本の内閣総理大臣。その濡れ衣を着せられた青柳雅春が得体の知れない国家権力から逃れる物語。
        青柳雅春は見た目はかっこいいけど、どこか頼りない、っていう伊坂作品だとけっこうあるあるな設定。
        大学時代の友人たちとのやりとりが現在の逃避行のヒントや伏線になってるのが面白いし、直接青柳とやりとりができない中でいろんな人間が彼の無実を信じ逃亡の手助けとして陰ながらサポートする様子が微笑ましくて、特にラストシーンはうるっと、グッとくるものがあったりして、印象的な余韻のまま物語は完結する。

        ただなぁ……この『ゴールデンスランバー』、最後まで読めば面白いし、あのラストシーンはホント素晴らしいと思うんだけど、いかんせん途中までが読みにくい。
        エンタメに振り切ってるわけではなくて、政治的、社会的要素がけっこう強い。
        『魔王』のそれのもうワンランク上をいってる。
        だから、本屋大賞受賞ってことで初めて伊坂作品を読むって人が、とっつきにくさを感じてもし伊坂幸太郎に苦手意識を持っちゃったんだとしたら、『ちょっと待ってちょっと待って』と主張したい。8.6秒バズーカーのように。『他にももっと面白い小説があるよ!』

        伊坂幸太郎ビギナーにはオススメできない『ゴールデンスランバー』。
        うっかり本屋大賞を受賞しちゃったのは幸か不幸か。
        >> 続きを読む

        2018/08/19 by ねごと

      • コメント 4件
    • 他13人がレビュー登録、 120人が本棚登録しています
      マリアビートル
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ooitee
      • 殺し屋シリーズ第2弾は、全編新幹線の車内でのみ展開する。

        子供が重傷を負いその復讐のため乗る木村。
        その木村を束縛する中学生の王子。
        そして任務を請け負うため乗り込む双子のような檸檬と蜜柑。
        更にはツキがまるでない七尾。

        この5人を主軸に殺し屋たちが社内を行き交う。
        普通に考えれば一方通行なので逃げる場所などないのだが、そこはアイデアによってユーモラスな殺し合戦が始まる。

        檸檬と蜜柑の強烈な個性は、まさかのトーマス機関車。
        そしてサイコパスの権化のような王子もまた強烈。

        序盤から張られた伏線も最後にはきれいに回収。
        3作目も楽しみだ。
        >> 続きを読む

        2018/09/30 by オーウェン

    • 他11人がレビュー登録、 38人が本棚登録しています
      フィッシュストーリー
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 再読。4つのストーリーが収録された短編集。
        『動物園のエンジン』『サクリファイス』『フィッシュストーリー』『ポテチ』

        表題作になっている『フィッシュストーリー』
        壮大な時間と奇跡で紡がれた、風が吹けば桶屋が儲かる的なお話。世界を救う人も誰かに救われていて、その誰かもまた違う誰かさんによって生かされてる。
        小説みたいな劇的な展開はなくても、現実に生きる僕らだってひょんな結果が繋がった連続で今こうして存在してるんだろうな。

        個人的に一番好きなのは『ポテチ』
        余韻が素晴らしいし、伏線も効いてて、ストーリーや登場人物もよい。伊坂幸太郎が描く『いい話』。切ないし、目頭が熱くなるし、でもほっこりして、心が温まる。
        僕の中では伊坂作品の中でもかなり上位にランクインします、この『ポテチ』は。
        映画化されてるんだけど、そっちもかなりよかった。原作のイメージを壊さない、いい映画。

        あと4作品とも過去の伊坂作品との繋がりがあって、ニヤニヤできます。
        オーデュボン、アヒルと鴨、重力ピエロ、ラッシュライフ。まだ他にもあったかな?
        これは過去作を読んでる人の特権っすね。
        >> 続きを読む

        2018/08/11 by ねごと

      • コメント 2件
    • 他9人がレビュー登録、 85人が本棚登録しています
      魔王
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 再読。
        個人的に伊坂幸太郎作品の中で上位にランクインする好きな物語。

        この『魔王』からこれまでの『ミステリー&エンタメフルスロットル』なものとは雰囲気が少し異なる作品が生まれはじめるんですよね、伊坂作品の歴史でいうと。
        魔王、モダンタイムス、ゴールデンスランバー、あるキング、SOSの猿、PK。
        この辺りが同じグループになるような気がする。

        超能力的な力を持つようになる兄弟が対決する。誰と?何と?
        相手は国でもあり、政治家でもあり、国民ともいえるかも。
        憲法改正とかファシズムとか国民投票とか、政治的な要素がかなり前面に押し出されてるから苦手な人がいるのもまぁ頷ける。得てしてこういう時は作者の政治観、国家観と物語が同等に捉えられるからかな。
        現代の日本を彷彿とさせる時代設定に現実を強く意識させられるけれど、反面、エスパー的な要素(自分が念じたことを他人の口から発することができる兄、ある程度の確率を自在に操れる弟)が非現実だから、ストーリーとしてはちょうどいい塩梅になってると思う。

        『重力ピエロ』もそうだったけど、伊坂幸太郎が描く兄弟にすごく憧れる……
        真面目な兄に、自由な弟。何が事を成すのは往々にして弟だったりする。

        初読の時と今回の再読後。一番強く思った事は相も変わらず同じでした。
        クラレッタのスカートを直せる人間になりたい。
        そう思った事を忘れずに生きていきたいなぁ。
        >> 続きを読む

        2018/07/16 by ねごと

      • コメント 3件
    • 他8人がレビュー登録、 96人が本棚登録しています
      死神の浮力 = BUOYANCY OF DEATH
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! kissy1986
      • 再読。期待値高くまた長編にダレることもあってか、やっぱり前作のが良い。千葉のやり取りは相変わらず面白く、特に武家諸ハットには笑ったw >> 続きを読む

        2017/08/25 by hiro2

    • 他8人がレビュー登録、 43人が本棚登録しています
      オー!ファーザー A family
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • さすが伊坂さん、一気に読めます。
        親父が四人だから4倍面倒でわずらわしいけれど、その分生きる力も4倍もらっているのかもしれない。そう思うと主人公のゆきおがすごくうらやましいし、たくましいと思う。現実には親父が四人は無理だけど、自分の親父と残り三人の親父「のような一目おける存在」を見つけたいと思った。 >> 続きを読む

        2016/02/13 by takasen

    • 他7人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      首折り男のための協奏曲
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 伊坂さんの作品は好きで、この本も書店で見つけて、すぐに購入したまま
        なんだかもったなくて(?)なかなか読めなかった。
        ようやく読み終わったら、14年発行だった。
        3年以上積んでおいてしまったなんて、驚き。

        つながっているような、つながっていないような短編が続いていて
        思わず、章が終わる毎に、二度読みをしてしまった。
        こういう作品も良かった。
        久しぶりに、伊坂さんの作品をもっと読みたいと思いました。
        >> 続きを読む

        2017/08/16 by kucoma

    • 他7人がレビュー登録、 36人が本棚登録しています
      陽気なギャングの日常と襲撃 長編サスペンス
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 再読。
        愉快なギャング達と再会!

        『陽気なギャングが地球を回す』の続編。
        まぁ前作を読んでた方が楽しめるかな。読んでる方が無難無難。
        ギャング達4人の日常に描かれた短編がいつのまにか1つの長編につながっていく。

        第3者視線から語られるギャング達の日常がすごく面白い。
        各々のパートを経て、4人が集結する場面はなんかちょっと感動的でもあって、自分はホントこのギャングたちが大好きなんだなぁと実感。
        特にギャングメンバーの響野が愛すべきいじられキャラで最高。
        なんとなく伊坂先生も響野のシーンを書いてるときが一番楽しそうな気がする。

        あ、それと本編とは直接関係のないボーナストラックが巻末に収録されてるんだけど、そっちも秀逸。
        4人それぞれがさりげない登場の仕方で人助けをするのが、微笑ましくてニヤニヤしちゃう。

        あぁいつか僕もこんな陽気なギャングたちの仲間に入れてほしい。
        >> 続きを読む

        2018/08/05 by ねごと

    • 他7人がレビュー登録、 77人が本棚登録しています
      バイバイ、ブラックバード
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 再読。
        個人的に伊坂幸太郎ベスト5、いやベスト3に入るくらいには好きな作品。
        こういう物語がタイプ。どストライク。

        返済しきれない借金を抱えた星野くんは『あのバス』で連れて行かれる。どこか遠いところに。
        連れて行かれる前に、付き合っている女性に別れを告げに行くことになる。
        星野くんはなんと5股をかけていたから、5人の女性に。
        同行するのは星野くんと何の恋愛関係もないモンスター的な女性、繭美ちゃん。

        星野くんの恋人への精算が描かれた短編集。
        星野くんのどこか憎めない計算できない素直なところが魅力的に映るし、繭美ちゃんは風貌も言動ももうマツコデラックスにしか見えない。笑
        2人の掛け合いが最高に笑えるんだけど、でも基本は女性に別れ話を持ちかけるストーリーだからどこか切ないし、短編それぞれの結末の余韻が素晴らしすぎる。
        特にお気に入りは、数字が得意な神田那美子と女優の有須睦子のお話。
        こんな気持ちにさせられるなんて…ほっこりとほろ苦さとちょっぴりの涙。。
        あとは星野くんの5人の恋人たちがメチャクチャ魅力的で可愛く思えるんですよね。
        ここはもう個人的な好みもかなり入ってるけれど笑

        それとこの『バイバイ、ブラックバード』は太宰治の未完にして絶筆となった『グッド・バイ』へのオマージュ作品っていう一面もある。まぁいわば『グッド・バイ』を完結させよう、っていう企画ですね。

        とにかく物語の余韻が絶品の短編集です。レコメンドです。
        >> 続きを読む

        2018/10/14 by ねごと

      • コメント 4件
    • 他7人がレビュー登録、 56人が本棚登録しています
      オー!ファーザー
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 再読。
        これこれ、これが伊坂幸太郎!原点回帰!!って思ったのだけど、あとがきを読むとゴールデンスランバー以降の伊坂作品史でいう所謂第2期より前にも書かれたもので刊行が遅れただけ、とのこと。だからこの『オー!ファーザー』は第1期ラストの作品になるよう。

        個人的にタイトルが好きなんですよね、絶妙にダサいというかお洒落というか。(矛盾)オー!っていうところに主人公の高校生、由紀夫の気持ちが濃縮されている気がする。
        由紀夫には父親が4人いる。そうなるに至る経緯は置いておいて、とにかく1人の母親と4人の父親と1つ屋根の下で暮らす由紀夫。
        博学な大学の先生、女性にモテる遊び人、体育会系教師、ギャンブラー。
        全然違うタイプの父親たちに愛されて生きる由紀夫がなんだか羨ましく思えたなぁ。

        少し物騒な事件も起こるけれど、設定が設定だし、どこかのんびりした雰囲気が作品全体に流れてる。父親たちとのユーモラスな会話も手伝って。
        物語としてのメリハリを楽しむというよりかは、愛すべき4人の父親たちとの生活に寄り添うように読み進めた方がいいのかも。
        ラストで由紀夫が考えたことは、誰しもが思うことだけど、やっぱり切ない。
        4人いれば楽しさも4倍だけど、悲しさも4倍だ。
        >> 続きを読む

        2018/09/30 by ねごと

      • コメント 2件
    • 他6人がレビュー登録、 62人が本棚登録しています

【伊坂幸太郎】(イサカコウタロウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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