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平安寿子

著者情報
著者名:平安寿子
たいらあずこ
タイラアズコ
生年~没年:1953~

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      こっちへお入り
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 三十三才の独身OLが、ひょんなことから素人落語の勉強会に入り、
        どんどん落語の世界にのめり込んでいく。

        帯には「落語は、不器用なオトナのための指南書だ」
        と書いてあるが、
        噺の筋と、実際の生活テが重なりあう。人間のいきざま、本質が描かれる。

        でてくる演目は、「寿限無」、「たらちね」、「皿屋敷」、「饅頭こわい」、「三方一両損」
        「船徳」、「明烏」、「金明竹」、「初天神」、「大工調べ」、「代書屋」、「粗忽の釘」、「宿替え」
        「「悋気の火の玉」、「品川心中」、「お直し」、「厩火事」、「替り目」、「三年目」、「天狗裁き」
        「湯屋番」、「富久」、「文七元結」、「崇徳院」、「「天災」、「猫の災難」、「佃祭」、「三枚起請」
        「転失気」、「片棒」、「壺算」「芝浜」、・・・なんて多くの噺が出てくるでしょうか。

        これに、まつわる演じ方、解釈が勉強会の面々があれやこれやと論じあう。

        極めつきは、最後の「芝浜」、志ん朝、小三治、そしてさん喬さんの三人の「芝浜」を語る。

        特に、女房の分析はこと細かで、
        「お前さん、起きとくれよ」と揺り起こす第一声から、さん喬さんは遠慮がちだ、と。
        さん喬さんの女房は、亭主の勝五郎にすがって生きている自分を意識している。
        「わたしは昔っから、大晦日が大嫌いだった。大晦日になると借金取りが来て、
        お父っつあんとおっ母さんが泣きながら頭ぺこぺこ、ぺこぺこ下げて謝るんだ。
        だから、大嫌いだった・・・・・・・。」しっかり者の女房ではなく、亭主に寄り添って生きている。

        こんな、男の噺である「芝浜」を、女房の心の葛藤から細やかに描いている。
        二年連続で年末に聴いたさん喬さんの「芝浜」の女房の声がよみがえる。

        でも、この本を読んでると、主人公がいう、日頃の自分まで変えてしまうなどと、
        落語を演る楽しさが伝わってくる。

        まあ、聴くだけではなく、演る方に来なさいよ「こっちへお入り」と云われているようでおますな。
        >> 続きを読む

        2013/06/20 by ごまめ

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      こっちへお入り
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 主人公の吉田江利 33歳 独身 OL.。友人の友美が、自治体が運営する女性センターの生涯学習 落語教室に通い始め発表会に出るというので会場に見に行った。「落語なんて・・」と思っていた江利だったが、始めたばかりで下手くそなのに、演じきった興奮状態の友美を見て、30歳を過ぎて最近、鬱々としていた江利は、ある意味羨ましく思った。「わたしには、とてもできないなぁ。」と思ったいたら「できますよ。」とあっさり講師にいわれてしまい半信半疑のまま、「じゃ、ちょっと」と落語講座に通う事になった。この出会いが、30歳を過ぎて何となく鬱々としていた生活を一変させていくとは その時は思わなかった。 >> 続きを読む

        2014/07/19 by ゆうゆう

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【平安寿子】(タイラアズコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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