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巻末の装備一式のページがたのしかった
2018/07/11 by motti
・・・学校でも家庭でも学べない「いま」を生きていくためのたいせつな知恵のかずかずについて、刺激的な書き手たちが、中学生以上すべての人に向けて、読みやすくコンパクトなかたちで書き下ろします。・・・こんな触れ込みに誘われて手に取った「よりみちパン!セ」シリーズから、冒険家・石川直樹の自伝をチョイスしてみた。高校時代のインド一人旅から、世界縦断やエベレスト登頂など、まさに世界を股にかけた数々の「冒険」を、驕るところのない柔らかい文章で書き綴っている。そして、まるで音が聞こえてきそうな写真たちが筆者の生身の思いをより深く伝えてくれる。民俗学を専攻していたということで、この人の「冒険」には人類のルーツを探るという意味合いもあるようだが、事象として何が残っているのか探るというより、様々な文化に散らばる人類のルーツを自分の中に見出し、掘り出し、そしてそれをシェアするというのがモチベーションのようだ。世間で叫ばれる「世界を知らなければいけない」というようなフレーズを筆者は使わない。それは彼が世界の多様性を体験しているからでもあり、その体験が、どんな文化で暮らしていようと普遍的に共通なものを誰もが持っているという思いを彼にもたらしたからだろうと思う。冒険家の本を読んで、新しいことに挑戦し自分を広げていこうというパッションが湧いてこなかったのには笑ってしまったが、それよりも自分をオープンに深めていくというアイデアが浮かんだのは収穫だった。 >> 続きを読む
2011/11/20 by Pettonton
【石川直樹】(イシカワナオキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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