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綿矢りさ

著者情報
著者名:綿矢りさ
わたやりさ
ワタヤリサ
生年~没年:1984~

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このランキングは1日1回更新されます。
      蹴りたい背中
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • 19歳の若さでこの作品を書き上げた著者の才能は凄いと思う。

        2019/05/13 by ねこまろ

    • 他9人がレビュー登録、 37人が本棚登録しています
      勝手にふるえてろ
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
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      • 表題作は、中学の同級生と会社の同期をめぐる恋愛物。
        綿矢は決してこのような小説を書きたくて書いているわけではないと思うが、主人公の女性の繊細な内面をうまく描けている。
        「仲良くしようか」は意味不明な小説で、解説の辛酸にも見事にスルーされている。
        >> 続きを読む

        2018/12/31 by tygkun

    • 他7人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      夢を与える
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
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      • 綿矢りさが「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞後の作品「夢を与える」を読了。

        ある商品のCMのチャイルドモデルに選ばれた夕子は、そのCMに半永久的に出演するという契約をかわされてしまう。

        やがて夕子は芸能人としてブレークする。期せずして彼女は人々に「夢を与える」職業についたことになる。
        ところがそれは、当人の人格が根こそぎ搾取される悪夢のような仕事だったのだ-------。

        夕子に待っているのは、悲劇的な結末だ。だが、読み終えて感じるのは、悲しみではなく、「不安」と言った方がいいかもしれない。

        夕子をはじめとする登場人物には、「理想」や「葛藤」あるいは「悩み」といった読み手が共感できるような要素が描かれていない。
        むしろ、読み手の共感を拒絶するかのように俯瞰的な視点から、この小説の語り手は、夕子の観察日記を語るのだ。

        資本に搾取され、労働に疎外される人物の物語は、数多くある。
        この作品が際立っているのは、この小説の主人公には搾取されるべき内面がもともとないという点だと思う。

        夕子は、幼少時からマネージャーである母親によってCMモデルとして育てられてきた。
        つまり、夕子の人格は、はじめから虚像として作られていたことになる。
        はじめから持っていた人格など彼女にはないのだ。
        あるのは他人が勝手に作り上げたイメージだけなんですね。

        したがって、この物語は、当然の帰結として破局に終わるほかはないのだ。
        このような状況は、個人の「意志」や「努力」によって、なんとかなるようなものではないからだ。

        この小説をただの芸能人の悲惨な物語として読むこともできる。
        あるいは、芥川賞受賞をきっかけに自身が「現象」となってしまった著者・綿矢りさと主人公を重ねて読むこともできるだろう。

        しかし「夢を与える」職業は、どこにでもあるものだ。
        自動車を売っている人は、自動車の夢を与えて、ハンバーガーを売っている人は、「スマイル」という夢を与えている。

        夢を与え続ける奴隷。綿矢りさの小説は、そのような人たちに向けて書かれているのだと思う。

        >> 続きを読む

        2018/08/30 by dreamer

    • 他4人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      憤死
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
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      • 4編とも全部、趣向は違ったけれど、不思議な話。

        特に『トイレの懺悔室』は怖すぎる。
        主人公が大人になって同級生に誘われて「おやじさん」に会いに親父さんの家に行くところからが、もう心がザワついて気持ち悪かった! >> 続きを読む

        2017/07/04 by taiaka45

    • 他4人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      しょうがの味は熱い
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • この著者の作品は初めて。一時期、話題になった著者ですね。
        読み始めると「女性向けかな?」と今更ながらに気づく。

        これまた最後まで読み切れず。。。
        濫読の弊害か?単に集中力が鈍ったか?(笑)
        >> 続きを読む

        2017/05/01 by あっ!いち

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      インストール
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 自分はなにものなのか、なにかになりたいと思う気持ち。もどかしさや不安みたいなところが、ありきたりではない表現やストーリーで書かれていて、惹きつけられます。

        読めてよかったです、気分は清々しい!
        お気に入りの一冊です!
        >> 続きを読む

        2017/10/30 by asa_chann

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      勝手にふるえてろ
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! nao-07
      • 好きなのに好きになってもらえないこと、好きじゃないのに好かれることと、どのように向き合っていくかがテーマだと思うのですが、ここにさらに主人公のこじらせ具合や綿矢りささん独特の一人称のとめどないスピード感、比喩が組み合わさって、なんとも言えない読後感になります。
        自分の中にもたしかにヨシカがいて、だからこそ共感できたり、それはだめだよ、と並々ならずはらはらしながら読み進めました。
        痛いな、いたたまれないなと思う反面、ヨシカを愛しく感じてしまいます。
        好きな人にはあんなに一途なのに、そうじゃない二にはここまで冷酷になれるヨシカや、二に告白されるのを楽しみにするヨシカ、仕事を休むヨシカ、最後に理由をつけて決断するヨシカ、実際にはここまでするかは別として、どこか他人事では無く、、

        また、今作は名前がキーポイントになっていて、この描写はとても印象的でした😊
        >> 続きを読む

        2018/01/08 by nao

    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      かわいそうだね?
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 勝手に震えてろ同様、生きにくい世の中を必死で、逞しく生きる女性の姿を描くのが、ほんとうに、上手だと感じました。かわいそうだね?は一言でまとめると戦う女の物語。がむしゃらに立ち向かうけれどスマートにみせたくてあがく、そんな姿があーー!自分だ!仲間だと思える安心感。最後の最後どうしようもない結末にみえるけど。これはきっと彼女にとって、しあわせなはず。それでも割りきれない思いを「しゃーない」とまとめた姿が素敵でした。 >> 続きを読む

        2019/02/07 by kaoru-yuzu

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      蹴りたい背中
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!

      • 青臭い。なのに、独善的ではない。描かれているのは、高校生の世界。
        なのに、ハイティーンだけでなく、それこそリストラ世代の胸にも届く言葉に溢れている。

        綿矢りさの第130回芥川賞受賞作「蹴りたい背中」は、"17歳の女子高生が書いた"という話題だけが先行しがちだったデビュー作「インストール」より遥かに普遍性の高い、この若い作家の明るい未来を予告するファンファーレのような晴れやかな小説だったように思う。

        主人公は、高校一年生のハツ。友達は、中学生時代から一緒の絹代ただ一人なのだけれど、その彼女も新しい友人グループを作ってしまい、ハツはクラスで浮いた存在になっている。

        ある日、もう一人のクラスの余り者、にな川に家に来ないかと誘われる。
        にな川は、ハツが中学生の頃、偶然に出会ったモデルのオリチャンの大ファンで、彼女の情報を集めていたのだった。

        「どうしてそんなに薄まりたがるんだろう。同じ溶液に浸かってぐったり安心して、他人と飽和することは、そんなに心地よいもんなんだろうか」。

        独りきりで過ごす休み時間や、昼寝タイムの居心地の悪さをつらいと感じても、ハツはだからといって無理に仲間を作りたいとも思わない。
        練習をさぼることばかり考えている陸上部の、仲良しクラブのようにぬるい雰囲気にも馴染むことができない。

        でも、中学時代にはそうしたグループの一員だったこともあるハツは「人のいる笑い声ばかりの向こう岸も、またそれはそれで息苦しい」のを知っている。
        笑いたくなくても笑って、他の人に調子を合わせなくてはならない暗黙の掟の窮屈さを知っている。

        だから、よくいえばニュートラル、悪くいえばどっちつかずの状態にあるハツ。
        それゆえに、自分より一層、他者と交わらず、オリチャンという幻想の中に閉じこもっているにな川が、気になって仕方なくなってしまうのだ。

        でも、それは"好き"という感情とは違う。
        オリチャンのラジオ番組を、「この方が耳元で囁かれてる感じがするから」と、片耳イヤホンで聞くにな川の「この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。痛がるにな川を見たい」という欲望に耐えきれず、凄まじい力で蹴り倒すハツ。

        一緒にオリチャンの初コンサートに行き、地震が起こればいい、地震が起きたら自分がオリチャンを助けるんだという妄想を口走りながらも、しかし、絶対に地震など起こらないことも分かっているにな川が、絶望的な表情を見せれば「にな川がさびしい。彼を可哀想と思う気持ちと同じ速度で、反対側のもう一つの激情に引っぱられていく。にな川の傷ついた顔を見たい。もっとかわいそうになれ」と思ってしまうハツ。

        勉強ができるわけじゃない。ルックスがいいわけじゃない。何か特技があるわけでもない。
        だから、独りとはいっても、それは孤高の存在なんてカッコイイものではなくて、クラスのお荷物的な存在としての独り。

        ハツは、そんな自分の情けない立場をよく知っている。
        ところが、にな川ときたら、自分以上にクラスメートから異物扱いを受けているのに、意にも介さない。
        オリチャンさえいれば満足なのだ。オリチャンのグッズに囲まれていれば幸福なのだ。

        そんなにな川に対する共感と苛立ちと、ほんのわずかな羨望と-------。

        一歩間違えば陰惨な、しかも哀しいくらい低レベルないじめに向かってしまいそうな、そうした心象を、著者の綿矢りさは、簡単に決着させることなく、丁寧に、でもくどくはない、どちらかといえば軽いユーモラスな筆致で描いていく。

        そして、ハツとにな川の関係性を開いたまま、物語を閉じる。
        19歳にしか書けない、けれど普通の19歳には決して書くことができない。
        まさしく、この作品は、新しい才能の開花を告げる慶賀の一冊なのだと思う。
        >> 続きを読む

        2019/02/09 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      夢を与える
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! KEMURINO
      • 本作は、芥川賞作家・綿矢りさの最高傑作である。
        チャイルドモデルの成長物語だが、綿矢の持ち味であるホラー的要素が効果的に織り込まれている。
        綿矢は、次作の「勝手にふるえてろ」以降、刊行ペースは順調ながら、不自然な恋愛物が多くなっていき、少し残念に思っている(恋愛物も、そこそこ面白いのだが)。
        しかし、綿矢はもしかして編集者から「この場面で、キスシーンを挿入してください」などと指示されているのであろうか。
        もしそうだとしたら(失礼だが)かなり笑える、というか泣ける話である。
        綿矢にホラー小説の執筆を依頼する真っ当な出版社は存在しないのだろうか。
        >> 続きを読む

        2019/06/27 by tygkun

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      ひらいて
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 再読。
        そういえば1回目に読んだ時も、最後の教室のシーンで「?????」と、猛烈に疑問を抱いた覚えがあります。何故たとえは連れて行くと言ったのか、美雪はたとえに無い何を愛に見たのか、愛は美雪のことをどう思っているのか、全く分からなくなります。
        私がもう少し人生経験を積めば、理解することが出来るのでしょうか…?笑

        ところで、綿矢りささんの作品にしばしば見られる衝動的なキャラクター(今作で言えば愛)は、とてもいじらしく、何故か「わかる!」と共感してしまいます。
        素直だけど退廃的。冷静なくせに無計画。愛されたい皮肉屋。
        このキャラクター推しをなかなか卒業できません。

        大学受験を控える高校3年生にオススメしたい一冊です。
        あなたの代わりに、主人公ががむしゃらに生きてくれます。
        >> 続きを読む

        2015/05/16 by しのぴ

      • コメント 1件
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      かわいそうだね?
      カテゴリー:小説、物語
      2.2
      いいね!
      • 苦手だった。綿矢りさや、その世界観に惹かれる人も沢山いると思う。だから、disる意図はないです。ただ、私には受け皿が無かった。好みもあるでしょう。
        1章だけ読んで、断念しました。小説を途中で止めたのは初めてかも。
        しょうもない他人の恋愛沙汰に振り回されるのは苦手。
        もうね、現彼の家に元カノが転がり込んで居座っていく。おかしいよ、もう止めなよ、全面対決に彼氏の家に突入とか、やめなよ。彼氏の携帯勝手に見るとか、本当にもうやめなよ。樹里恵が最後にキレる所とか、「だからやめろってさんざん言ったのに、どうして142Pも読んでじゃったんだよ!私の馬鹿ッ!!」という感じ。トホホと疲れて、この綺麗な表紙と「かわいそうだね?」の?の意味をじっくり見たけど、一つ言うとするなら、合わない小説を無理して読んじゃった、「私がかわいそうじゃね?」。このテの無理は良くない。それが半分しか読んでない正直な感想。
        >> 続きを読む

        2018/05/06 by チルカル

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
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      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • こんなこと言ったらファンの方にお叱りを受けそうですが…
        恐れずに言うなら、
        私でも書けそうな話でした。

        終始中二病的な雰囲気です。
        >> 続きを読む

        2012/12/04 by macoemon

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています

【綿矢りさ】(ワタヤリサ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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