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北山猛邦

著者情報
著者名:北山猛邦
きたやまたけくに
キタヤマタケクニ
生年~没年:1979~

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このランキングは1日1回更新されます。
      私(わたし)たちが星座を盗んだ理由
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • 独立した5つの短編集だが、ファンタジーめいた話が多い。

        「恋煩い」
        恋が叶うおまじないを実践していくアキだが、それが実は意味を持ってというラストの一言が強烈。

        「終の童話」
        触れると石像になってしまう怪物に襲われた村。
        そんな石像が元に戻るという薬を持った医師。
        薬の製造に28日かかるというやり取りから、我先にと競う住人たちの中でサスペンスが生まれる。
        ラストがあまりにも非情。

        表題作は病気で苦しむ姉妹の姉と、その回復を願う妹。
        幼馴染の夕兄が星座を隠したという真実とは。
        3人しか出てこないので大体予想はつくが、ハッピーエンドに終わらない予感はすぐに感じ取れた。
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        2019/09/09 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 推理作家の白瀬がコンビを組むのは名探偵の音野順。
        だが音野は気弱で引きこもり気味であり、しょうがなく事件を解決していく日々。

        不可能犯罪や密室が主な類いだが、かなり現実に即しているのが特徴。

        「見えないダイイング・メッセージ」
        殺された被害者が残した1枚のポラロイド。
        そこから金庫のナンバーを当てさせるという推理。

        何がダイイングメッセージなのかを見極めなければいけないし、またその真相も中々。

        他の4遍も音野がビクビクしながら解き明かす展開。
        続編も面白そうだ。
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        2020/06/04 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      人外境ロマンス
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 北山さんの新境地か。
        これまでのミステリと違い、ロマンスを絡めた6つの物語の短編集

        「かわいい狙撃手」
        その名の通り彼女が恋したのはスナイパー。
        この恋の行き先は意外な落としどころで、狙撃するのは実は…

        「つめたい転校生」
        いじめを受けていた転校生に興味を持った僕だが、彼女には一風変わった特技がある。

        「うるさい双子」
        山奥の旅館で出会った双子。
        ある目的のため彼女は知り合うのだが。

        他作品もしゃべる薔薇だとか、童話に出てきそうなロマンス話が多い印象で、女性受けする中身だと思います。
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        2020/04/27 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      『アリス・ミラー城』殺人事件
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 物々しい機械が、錆びつくまま放置された雪の孤島。
        世界の終末を思わせるモノクロームの光景。

        アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」とルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」をかけあわせるがごとく、鏡の世界で不可思議な犯罪が粛々と進行する。

        第24回メフィスト賞を受賞したデビュー作『「クロック城」殺人事件』に始まる"城シリーズ"の3作目の作品だが、作品としては独立している。

        かつて朝鮮戦争の補給基地だったと噂される孤島、江利カ島。
        誰もその正体を知らないアイテム「アリス・ミラー」を入手せんと集められた探偵たちはしかし、連続殺人の生贄となっていく。

        鏡の上に置かれた死体は、硫酸で顔を焼かれ、合わせ鏡の部屋で、アリスは鏡の中に消える。

        各章の扉には、チェス盤が描かれ、白の駒が物語の進行にあわせて、ひとつずつ屠られていく。

        徹底して冷たく無機質でありながら、だからこそ、むしろ人間という存在の悲痛さが浮き彫りになる。

        ハウダニットに瞠目し、ホワイダニットに唖然とし、最後にフーダニットが解き明かされる時、読み手である我々は、鏡の向こう側を覗きこむことになるのだ。

        >> 続きを読む

        2020/04/03 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! ooitee
      • 気弱な名探偵音野順のシリーズ第2弾。

        事件の性質が変わっていたり、ライバル的存在が出てきたり、順の引きこもり体質が改善しそうな出来事が起きたりと変化がある2作目。

        表題作は完璧な密室を作った犯人なのに、部屋に黒猫が飛び込んでしまい追い出そうとしたらそれが不可能に。
        逆説のように導かれる推理が面白い。

        「停電から夜明けまで」
        豪邸を停電してその際に主人を殺害しようとする兄弟。
        計画はしっかりと手順を踏むが、そこに音野の兄がおり、更には2人がやってくる。

        停電をうまく生かした犯人の証明であり、順の使い方がまさかの結末を作っている。

        「クローズド・キャンドル」
        もう一人の名探偵琴宮が登場する1作。
        推理合戦となりそうだが、音野が導く意外な犯人にはしっかりと騙された。

        今のところ3作目はないけど、これだけのキャラなら可能だと思うけどね。
        >> 続きを読む

        2020/06/22 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      『クロック城』殺人事件
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 世界の終末が迫る時まで探偵事務所を開いている深騎と、パートナーの菜美。
        やってきた依頼人は自身が住むクロック城にまつわる怪異の調査。
        だが調査の際に殺人事件が発生する。

        正直世界が云々という件は必要だったのか怪しいが、本命なのは連続殺人の方。
        殺した際に首が切断されており、その首は別の回廊へ。
        だからこそ犯人がいないという結論が。

        もちろん犯人はいるのだが終盤は二転三転していく。
        トリックとしては予想できるのだが、驚くのは首を切断した理由。
        まさかそんなことのためにという決断。
        ここだけは実に秀逸だ。
        >> 続きを読む

        2019/09/25 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      『ギロチン城』殺人事件 驚愕の密室犯罪
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 城シリーズ第4弾。
        キャラが毎回変わるので特に繋がりはないが、凝ったギミックによって推理が複雑になっている。

        首狩り人形とスクウェアという形式が紹介されて本編へ。
        この2つがギロチン城で起こる事件に関わっており、探偵役とワトソン役の2人が事件を解いていく。

        最初の事件がいきなり複数人の首切断という衝撃。
        その後も止まらない殺人の連続で犯人は絞りやすいが、トリックの意味が難解なので理解が難しい。

        特にスクウェアの件は図入りで解説されるが、いまいち納得できない箇所が多い。
        だからか他の城シリーズよりはかなりややこしい出来。
        >> 続きを読む

        2020/04/05 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 猫柳十一弦のシリーズ2作目。

        事件を未然に。またはこれ以上の犠牲者を出さないことに尽力する探偵猫柳十一弦。
        そのゼミで助手の2人が、こんどは閉鎖的な村で形だけの結婚を上げようと奮闘。

        ところがそれをよく思わない何者かが脅迫状を。
        殺人の臭いを嗅ぎ取った猫柳は村に乗り込んでいく。

        事前に犯行のトリックを見せて、いかにして防ぐかということに重点が置かれている。
        よって通常のミステリとは違う構成である。

        それ以上にラブコメみたいな関係になっているので、こういう形になったのか。
        あとマモルは作戦とかじゃなく本当に結婚したのね。
        >> 続きを読む

        2019/12/22 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      人魚姫 探偵グリムの手稿
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • "人魚姫"のその後の物語です。
        グリム兄弟を兄に持つ画家と、アンデルセン、人魚姫の姉がミステリー解決に挑みます。

        人魚姫の恋した王子は殺された!
        王子を殺した犯人は?
        そして魔女の正体は・・・

        なんて斬新なストーリー。ほんとに新感覚です。

        ナポレオンの名も出てきて、ちょいちょい童話とリンクします。

        人間に恋する人魚が多すぎるよ~
        そんなに高貴な血筋の男性は魅力的なのかな???
        "人魚姫"のストーリーより、この本の人魚姫がかわいそうだったな。。。
        >> 続きを読む

        2014/12/15 by あすか

      • コメント 6件
    • 1人が本棚登録しています
      少年検閲官
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 英国からやってきた少年のクリスは、さびれた村で首なし死体が連続する事件に立ち会う
        それは探偵と呼ばれるものの仕業であり、本が禁止の世界ではミステリの定義が通じないのだ、

        なぜか検閲官が少年という中で、家の扉には赤いペンキで十字架が。
        そして霧の湖の中での首切り事件。

        これらに少年検閲官は論理的に蹴りをつける。

        そもそも出てくる人物は全員外国名なのに、なぜか舞台が日本。
        そのためこのトリックが成立する意味がある。
        >> 続きを読む

        2020/01/30 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      少年検閲官
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • 書物の所有が禁じられた世界。人々は検閲され、管理され、箱庭のような町で死や暴力から目を背けていた。

        森に潜む「探偵」はなぜ首を切断し、家々に赤い印を残すのか?

        この北山猛邦の「少年検閲官」は、ミステリを知る者を狩る少年検閲官エノの推理を描くシリーズ第一作だ。

        環境問題から海水面が上昇し、世界各地で洪水が頻発していた時代。
        日本を放浪する英国人の少年クリスは、よそ者を警戒する閉鎖的な町を訪れる。

        そこでは「探偵」と呼ばれる黒ずくめの人物が、家々に真っ赤な十字架のごとき印を残し、人々を殺害しては首を切断していると噂されていた。

        消失する幽霊、死から復活する少女。数々の謎に翻弄される町で、クリスは少年検閲官のエノに出会う。

        この作品では、自然災害や戦争に苛まれた人々が、焚書と情報メディアの管理によって、犯罪の無い社会を実現している。

        だが、悪の存在への感受性を失うことは何をもたらすのか。
        誰もがミステリを知らず、首なし屍体さえ自然死として処理されるのだ。

        この作品の良さは、探偵役に検閲官を配すことで、安全と自由のバランスがもたらす功罪を巧みに描いている点だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/11/08 by dreamer

    • 5人が本棚登録しています

【北山猛邦】(キタヤマタケクニ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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