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話題になった東川さんの代表作のシリーズ1作目。ミステリだけど思った以上にライトなつくりで、お嬢様と執事の掛け合いや、風祭警部との程よいユーモアで飽きさせない。基本的に短編集で、事件現場で風祭とお嬢様が捜査していき、後にお嬢様が執事の影山に推理で解決されてしまうという流れ。このやり方なので犯人の詳しい動機とかは省略しており、影山の強烈な一言がお嬢様を貶め、同時に読者への挑戦状の役割も果たす。そこまで難解なトリックとかではないが、「花嫁は密室の中でございます」が印象に残る。これまでの展開とは違い、上流階級の人間の中で起こる事件。もう1人のお嬢様と執事が登場し、またそれが重要なキーワードとなっているのもよく出来ている。2作目も読みたくなる出来。 >> 続きを読む
2019/12/24 by オーウェン
「失礼ながらお嬢様ーお嬢様はアホでいらっしゃいますか」このフレーズが有名の本作。あらすじを書くまでもないでしょう。1度目に読んだのは確か中学1年生…。嵐の櫻井くんに夢中だった頃、ドラマ化をきっかけに読みました。当時は、本作を読みながら大好きな櫻井くんを反芻させて読んでいた記憶がありますね…。あれから約10年(まじか…)、繰り返し見たドラマでしたが流石に事件の犯人は覚えていなかったようで、素直に作品を楽しむことができました。本屋大賞を取るのも納得の読みやすさ、コミカルな展開、キャラクターの個性。どんどんページをめくることが出来ました。【追記】読書家の方々にはなかなか酷評の本作。本屋大賞になり期待値が上がりすぎた、濃厚なミステリーを求めたが故の拍子抜け、美男美女を起用したドラマの原作としての偏見…諸々があったのかなぁと。ミステリーが得意でない私や当時中学生だった私、普段読書をしない人にも読みやすいあっさりした謎解き。それ故に話題になったのに、悪く言えば拍子抜けの謎解きに裏切られたと思った人が多かったのかな。何が言いたいかと言うと、私はこうゆうあっさりミステリーがあってもいいと思いました。 >> 続きを読む
2020/09/22 by みほさん
東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで2」は、第一作に引き続き、お馴染みの資産家令嬢にして刑事の宝生麗子と、毒舌執事の影山の名コンビが登場し、六つの難事件に挑むミステリだ。いずれの話でも、刑事のお嬢様が捜査に行き詰ったところ、慇懃無礼な執事によって、嫌味ったらしく真相をいい当てられるという、いわゆるシチュエーション・コメディの形式は、第一作のそれを踏襲したものであり、シリーズの読者の求める安心感に配慮しているのが嬉しい。第一作よりも、影山の人物造形に広がりをもたせつつも、基本のスタイルは堅持されているのだ。もちろん、肝心のミステリ面の完成度は、しっかりとキープ。アリバイ崩しや密室状況が、影山によって鮮やかに解かれていく。とりわけ感心したのは「殺意のパーティにようこそ」。"パーティ"という場の性質の核心を突く謎解きを読めば、目から鱗が落ちること請け合いだ。 >> 続きを読む
2020/02/18 by dreamer
最近集中的に読んでいる東川篤哉氏の「烏賊川市シリーズ」の第1弾。事件の過程における説明が長く、解決の手段がちょっとアッサリしすぎていると思うが、自分としてはその点はあまり気にならず面白く読むことができた。シリーズ化されているので他のシリーズも図書館で探して読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2016/06/03 by おにけん
ギャグも冴える安定した面白さ。烏賊川市シリーズは久しぶりだが、冊数を重ねるたびに朱美さんの比重が増して、流平くんの出番が減っていく。彼はこのままフェードアウトしていくのだろうか。短編集だが、もっとも重要に思えたのは「烏賊神家一族の殺人」。ここで初めて登場するゆるキャラ「剣崎マイカ」は新たな烏賊川市シリーズのフェーズ到来を予感させる。探偵役を務められるので、そのうち鵜飼さんに取って代わるかもしれない、などと考えさせられた。 >> 続きを読む
2015/10/29 by Ada_bana
2と同じ感想。ただ、話が先に進んで行っているのでそこは評価!
2015/01/20 by Logikoma41
シリーズ通してだけど、途中で1回飽きるんだけど読み続けようかなあと思える作品。雑談による立ち止まり除けば、テンポよく話が進む作品だと思います。 >> 続きを読む
東川さん初読み。ユーモアミステリが主体とは知っていたが、事件に対しても慟哭を見せないあたりはこだわりなのかなと。無人の島に建てられた六角形の形の館。そこで館を設計した十文字和臣が螺旋階段の下で死んでいた。しかし死体解剖の結果墜落死と認定される不可解さが。そのあと事件の関係者がもう一度集められるが、そこでも殺人が発生。同行した刑事と女探偵が事件に挑む。ギャグを忘れないとばかりにコンビ間で笑いを誘うし、トリックにしてもなるほどと思わされる中身。綾辻さんの館シリーズそのままな設定だが、館が建てられた理由にしてもよく出来ているし、だから瀬戸大橋が完成される前の時代にもなっている。 >> 続きを読む
2019/05/06 by オーウェン
事件のトリックを推理するミステリー。軽く推理小説を読みたい方にはお勧め。本格的な事件ものではないのでそういったものを望む方にはこの作者の作品全般はお勧めできません。文章の感想ですが、最後のエピソードで麗子が犯人に襲われる際、「私の大切な人をよくも」的なことを言うのだが、それが執事の影山なのかその辺が気になった。日頃いろいろ言われながらも内心は影山のことを一番頼りにしているんだなと感じた。3も機会があれば読んでいきたい。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2017/01/24 by おにけん
大学生の翔太郎が偶然出会った絵里香。実は彼女は花園組の組長の娘であり、入院している妹の手術台のため狂言誘拐を実行する。誘拐といってもシリアスにならずに明るく展開していくのは、東川さんならではのユーモアミステリ。特に組長ともう一人の娘の皐月のボケとツッコミのやり取りが楽しい。一方肝心の誘拐だが、奇抜な受け渡しシーンが伏線にもなっている。そこから誘拐の後の顛末。更には殺された組員の犯人などが明かされる。トリックとしてはシンプルだが、これに気付くというのはある種の矛盾を突いている。青春ものとしても面白いし、各個のキャラでも十分に続編が可能だと思う。 >> 続きを読む
2019/05/30 by オーウェン
良い部分と悪い部分、両方気になった。良い部分は赤川次郎氏の小説のイメージを思わせるようなユーモアを交えた作品の雰囲気。登場人物にヤクザが出てきたり殺人事件が起きたりするのに作品全体の雰囲気が軽いのでスラスラと読める点が好感。話にも引き込まれながら読み進めることができた。悪い部分は、話にご都合主義的な強引さがある点。やくざの組長の娘がスラスラと探偵役になって解決してしまうのもなんだかなあという感じ。その意味で「普通」でしょうか。 >> 続きを読む
2016/06/13 by おにけん
評価は普通だけど、こういうは嫌いではない。
話し忘れた。グダグダだった気もする。戸村が全面出る時はそんなもん。
有坂香織は、妹の春佳から見知らぬ女を刺し殺してしまったと電話で知らされた。部屋から逃げ出し、死体を放置してきた妹の代わりに、香織はそれの後片づけをするはめになるのだった。ミステリの約束事にならったつもりか、死体をコントラバスケースで運ぼうとする彼女は、廃品回収業者の馬場鉄男も巻き込んで、捨て場所を探す。だが、山中の池に沈めたはずの死体と車が消失し、事件は意外なほうへと転がり出すんですね。そして、後半には、とんでもない怒涛の展開が待っている-------。ここにゴミを捨てないでくださいとか不燃ゴミは指定の曜日に出してくださいというフレーズは、ご近所、日常レベルで使うものだろう。しかし、「ここに死体を捨てないでください!」なんですね。しかも、病死や老衰によるものではなく、殺害による死体だ。それをどう捨てるかで騒動が起きるのは、非日常的な体験のはずだが、まるでご近所や日常を相手にするような気安さでサクッと書いてしまう。この死体をめぐる悪ふざけというのは、言ってみればミステリの伝統芸でもあるのだが、この作品は、皮肉になりすぎず、陰惨にもならず、どこまでも軽妙なコメディとして読ませるんですね。とぼけかたの、この微妙な匙加減が、著者・東川篤哉の持ち味だと思いますね。 >> 続きを読む
2018/09/20 by dreamer
謎解き、トリックの大安売り♪烏賊川市シリーズというシリーズなのだそうだ。東川 篤哉さんの本はヒット作「謎ときはディナーのあとで」を読んだだけ。そしてあまりに深みのない展開だったのでどうでもいいと思ってたのですが、たまたま読んだのがコレ。相変わらず深みはないけれど、楽しい文体は読みやすくマンガを読んでる気分。かるく読むんだからOKです。コレで。楽しかった♪ >> 続きを読む
2018/07/30 by motti
これは、ばかげて面白かった気がする。
大分前に読んだので記憶曖昧だけど、まあまあ、面白かった気がする。
2015/01/21 by Logikoma41
平均点。可もなく不可もなし。それ以上でもそれ以下でもない。この言葉がほんとにしっくりくる。ある意味普通の王道を行く作品。この表紙絵の茶髪の娘が探偵。隣の青い髪の娘が助手。この単体の事務所に依頼が舞い込んできてふたりがその依頼=事件を体を張って解決していく連作短編集。普通です。どの依頼=事件も普通です。でも、あっさり人死にます。あと、ノリは女子校でライトノベルっぽい。そういうのが苦手な方はご注意を。途中で「えいやーっ!!」と本を投げたく成る危険性が有ります。(自分、若干なりました)東川篤哉は昔ドラマ化されてあろうことか映画化もされた「謎解きはディナーのあとで」を読んで以来久々に読んだ。まあ、期待を裏切らなかった。”普通”という期待を。別に悪くはないんだけど良いかと問われれば「う~ん・・」と唸ってしまう。ほんとにそれ以上でもそれ以下でもないを体現している作品。まあ、夏の暑い時に微妙な作品を読むのも一興かなと。今回は普通の読書が出来ました! >> 続きを読む
2015/08/14 by 澄美空
東川篤哉の作品で謎解き以外の別なシリーズ読みたいなあと思い烏賊川市シリーズと一緒に買った一冊。キャラに愛着持てず残念ながら烏賊川市シリーズの読むようにしました。どっちも緊張感のなさや横道のそれかたは一緒なので、探偵か学園かで分かれるだけだと思います。俺は探偵がいい。 >> 続きを読む
2015/01/23 by Logikoma41
先日、6年生の子に借りた本を読み終えた。主人公 霧ヶ峰涼は、高校2年の女子高生。探偵部の副部長を務める。学園を中心に ちょっとした事件や事故が起き、それを解決していく。例え話やユーモアが『私でギリ分かるのでは?』なモノが多く、『Aちゃん(6年生)は、意味わっかんないんだろうなぁ』と思いながら読んだ(笑)8編からなる短編集で、サクサクと読みやすい。ミステリーか?聞かれると、ちょっと違う気もする。無理あるっしょー!な 謎解きが多いのかなぁ。短編だから、仕方ないのか。どっちにしても、私好みではない(笑)伊坂氏の本が無性に読みたくなった(*´艸`) >> 続きを読む
2015/06/11 by こたろう
【東川篤哉】(ヒガシガワトクヤ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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