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「地味な人なりの青春」と、あとがきで作者の豊島ミホさんがおっしゃっていました。ふつうの生活を送るふつうな人々。そんな彼らのかけがえのない一瞬を切り取って描かれるお話は、不思議とどれもきらきら輝いて見えました。この本を読むたびに自分の青春時代を思い出して、懐かしさや切なさ、小さな幸せで胸がいっぱいになったあの頃の気持ちがよみがえってきて、心がじんわりと温かくなります。 >> 続きを読む
2017/01/23 by risa
大学生のリアルを描いた連作短編。 それなりに楽しく、充実した毎日を過ごしていても、ふと違和感を感じたり焦燥感にかられたりすることがありませんか?「なんだかなぁ」という違和感や、「もっとこうさ! なんていうか、もっとさ……!」みたいな焦燥感です。そんな感覚をとてもリアルに描いていると思います。 そういった感覚に苛まれている間は、どうしようもなくままならない気分です。でも、それらは若いからこそ感じられる、自分の可能性への予感であることもあります。今の自分に疑問を感じたときには、一度立ち止まってみるべきかもしれません。人生を進めば進むほど、道は広くなっていきますが、岐路は少なくなっていくように思います。 「BOSS」のキャッチコピーじゃないですが、「このろくでもない、すばらしき世界」というものを非常に的確に描いている一冊です。 幅広い人にお勧めできる小説だと思いました。 現実を生きる全ての若者たちへ。 >> 続きを読む
2014/10/04 by あさ・くら
単純にSFドタバタだと思って手にとって読んでみた。しかし主人公がタイムリープしているわけでなく、友人が"そう"だという変化球。未来人だというのもホントっぽいんだけど現実的に何故そうなったかもしっくりこない。じつは物理的納得の内容ではなく、かけがえのない"16歳"をやり直すとしたらということ、「青春の再認識」に重きをおいているのだ。そうなると少女漫画チックなダブルデートや、仲間が繰り広げる学園モノだったりする。登場する男の子たちが「願望系」だしwおもしろいような、物足りないような...。サラッと読んじゃいましたが...。 >> 続きを読む
2018/07/07 by motti
若さゆえの危うさや寂しさ。どのお話も淡々。椿のお話は自分の父親とダブって涙が。(10.05.16 読了) >> 続きを読む
2015/05/19 by のこ☆
小学生の頃のことは、ほとんど覚えていない。それでも、写真と、田んぼで遊びまわったこと、町内のお寺の境内で遊んだことを思い出した。そうかあ~、小学生ってこんな感じだったのかあ~と。日々、いろんなことを感じながら成長していく。ふと、二人の子どもたちの小学生の頃のことを思い出した。 >> 続きを読む
2021/09/17 by けんとまん
思い描いてる青春像とリアルの学校生活。そうそう、そんなもんなんだよね私もそんなだったなーって思えるエッセイでした。 >> 続きを読む
2015/01/16 by chika
豊島ミホの新作!ということで期待して購入。テーマは幼馴染。なんとなく、求めていたものと違う…全編通してそういう印象を受けた。女性から見た幼馴染との恋愛、だから男には共感しにくいものがあるのかも。結局最後まで物語に入り込めなかった。綿矢りさの解説は結構印象に残った。「誰かと一緒でなければ過去へは戻ることができない」(超意訳)これは確かにそうだと思った。「誰かと一緒なら過去に戻ることができる」だったかもしれない。これを読んで、改めて本編を振り返ると、いろいろ納得できる気がした。 >> 続きを読む
2012/10/01 by bambi
「異性の幼馴染」をテーマにした短編集。本を読んでみて思うけど、「幼馴染」という関係は恋愛関係になりやすいなと改めて思う。恋愛のプロセスとして「お互いを知る」という部分が解っているのだから。6編の短編集は「これから恋愛関係になりたい」「すでに他の世界を知り、やはり幼馴染の彼(彼女)がいい」という色んなシチュエーションが楽しめる。個人的には「変身少女」「らくだとモノレール」がグッとくるかなあ。不謹慎ではあると思うけど切ないのが琴線に来るのです。「これからがんばれ」と応援したくなるので。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2016/05/22 by おにけん
なんか少女マンガみたい!!この作者さん好きになったから図書館行って読み漁ります(笑) >> 続きを読む
2014/01/13 by シ ホ
今思い返してみても、中学時代ってすごく楽しかった。移動手段といえばチャリしかなくて、遊ぶところは誰かの家かカラオケくらい。世界は狭かったけど、その狭い中でも目一杯楽しんでたな、と思う。本作は中学校の教室内で行き交う恋愛の矢印を描いた短編集。全部で30人のクラスで、そのうち20人の視点で語られる。なんというか、中学校の頃ってこんな感じだよなー、とすごく思った。恋が全てじゃないけど、妙にそれに振り回されてるような感じ。 20人も出てくるので、一人一人のエピソードは短いが、現実と同じく目立つ人はちょくちょく出てくるので、それぞれの個性はかなり伝わってくる。浅野いにおのイラストも入っているので、かなり具体的なイメージがしやすく、まるで自分もクラスの一員になったかのような錯覚をおぼえる。作者も中学時代が人生のピークだった、とあとがきに書くほど楽しかったらしい。そんな作者が描く話なので、こっちもあの頃は楽しかったなー、とか割とセンチメンタルなことを考えてしまう、そんな作品。最も当時がピークだった、とは全く思わないけれど。 >> 続きを読む
2012/04/11 by bambi
【豊島ミホ】(トシマミホ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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