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かなり前に話題になっていた恋愛小説。当時は流行りに乗るみたいで読む気にならなかったが、別の作品で市川氏を知り興味を覚え、代表作ならこれ、といわれているらしかったので読んでみた。もっと早く読めばよかった、かなり後悔。私も一人っ子の息子がいるので、感情移入が強いのかもしれないが秀作だと思う。幽霊?として妻が予告通りに現れ、一緒に生活し、これをどう収めるのか途中から気が気でなかったが、最後、こう来たか、と驚きと感動。結ばれた後の、結婚生活、子育てをしながらの澪の気持ちの揺らぎ、決心の強さ、愛情の深さなど思うと涙が止まらなかった。二度読んで二度目も泣けた。評価され映画化、テレビドラマ化されるのも納得。ちなみに映画もすぐに観ました。多少の設定変更はあったものの、子役の健気さ、竹内結子さんの熱演と美しさに星5つ。忘れられない作品の一つに。 >> 続きを読む
2019/09/08 by Sprinter
読む前、このタイトルは、主人公が女に伝える言葉となのだろうな、と想像していた。どこででるのか気になりながら読み進め、終り頃、意外な人物から意外な状況で出た言葉だったのには少々驚いた。タイトルからして、すかした人がたくさんでてくるスマートな恋愛小説だろうと予測していたが、子ども時代からの友情、初恋、犬との絆、親子の関係性など深みがあり楽しめる作品だった。後半お父さんの存在感が大きい。最終的にみんな戻ってこれてよかった。悲しい終り方もあるかと途中頭をよぎったが、やはりハッピーで終わってすっきり。 >> 続きを読む
2019/06/29 by Sprinter
別ればかりつづくので、哀しくなりましたが、ラストに救われました。
2015/04/16 by chiiko
久しぶりの恋愛小説。はっきり言って感動します。静かで優しくて温かな家族。映画では泣けませんでしたが、本ではよく泣きました。雨の降る季節にまた読んでみようと思います。 >> 続きを読む
2013/12/04 by ゆきんこ
内容紹介----------------------------------------------------------カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはずっと好きな人がいて、その思いを受け取ることはできなかった。一年後、卒業を待たずに静流は姿を消した。嘘つきでしょっちゅう誠人をからかっていた静流だったが、最後の大きな嘘を誠人についたまま…。------------------------------------------------------------------市川拓司らしい文章と物語の作品だが、終盤でいきなりファンタジーになるのは気に入らない。話の良さとかは関係なく拒否反応が出てしまう。自分と全く関係ない世界の話に思えてしまうからだろうな。もちろん最初からそういう舞台設定だということを提示して進めてもらえば問題ないのだが。繊細で傷つきやすい、でも優しい主人公の話は好きだが、市川拓司の作品がそれ一辺倒になるのも新鮮さにかけてしまうな。あとこれは僕の方の変化かもしれないが、文章が少し甘すぎた。それでも、「あなたは、一人分の幸福をその手に持っているのよ」というセリフはとても気に入った。ヒロイン不在で恋愛小説を進めるのは難しいよなあ。思い出を巡るか、単なる主人公の妄想になりがち。 >> 続きを読む
2019/06/28 by しでのん
家族愛を描いた物語です。陸上よりも水の中で生活する方が適していることがわかった息子の存在(特殊性)を除けば、淡々と進む、起伏の少ない物語です。それでも、海外で生活を送ることになった息子を送り出すまでの家族の様子や、再び会える日を楽しみして生活をしている登場人物達の心境には、とても心が癒されるものがあり、終わってみると良い話だったなあと思えました。 >> 続きを読む
2012/04/21 by okd
市川拓司氏の長編を久々に再読した。タイトルのようにここでは少女と涙を吸うことで生きられる男が登場する。次第に惹かれあっていく姿は小説として読むとわりとメルヘンだが現実と照らし合わせるとこうした「吸涙鬼」のようにマイノリティがどのように社会と向き合っていくのか、そして市川氏のように社会と適応できず苦しんでいる人を投影しているようで胸がうずいた。ミステリばかり読んでいないでたまにはこうした作品も読むべきなのかもしれない。「人の心の謎」と向き合う文芸作品は読んだ後の余韻が残るかどうかで決まってくる。少女漫画のようなテイストだがレビューにして残しておくだけの価値がある作品だと思った。市川氏は久々に新作を刊行されたので興味のある方はそちらも読んでいただきたい。 >> 続きを読む
2013/11/09 by frock05
切ないけどただ泣かせるのではなく、読んだ後に温かくなる本。 優しい気持ちになれる。 最後の個展のシーンが好き。 読んでる間、静流になりたいって何度も思った。 「好きな人が、好きな人を、好きになりたい」と言える静流。 静流はいい女だ。 >> 続きを読む
2011/08/25 by Iris
読み終わったのは相当昔ですが。とっても読みやすく頭の中でその風景ややり取りを想像できるような感じでした。ところどころにクスッと来る物があって私は大好きデスw >> 続きを読む
2012/04/24 by rieppi
かなーり前に読み終えたもの。最初はハードを購入していたんだけど引越しした時にドコに片付けたのかわからずw文庫を見つけ購入。もう一度読み直す。やはり苦しくなった。胸がグググッと苦しくなる。感動・・とかこみ上げてくるものが・・とかそういう苦しさじゃなくて。たぶん中には共感が潜んでいるのだろうなと思う。相当暗い内容なので読むタイミング間違えると引っ張られるかも。 >> 続きを読む
2012/04/23 by rieppi
高校卒業前後って本当にその後の恋愛感を左右することってありますよね。片方が世界が変わってどんどん経験値を増やしていくことで、何かしら違った感覚が芽生えて結局のところ、ジ・エンドみたいな。。。悲しいけど、現実なのよね・・読後に「本当にそれでいいの?」と思ってしまい、何だかやり切れない気持ちが募りましたねぇ。 >> 続きを読む
2012/07/03 by yasuo
【市川拓司】(イチカワタクジ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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