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瀬尾まいこ

著者情報
著者名:瀬尾まいこ
せおまいこ
セオマイコ
生年~没年:1974~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      図書館の神様
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 匿名

        思自分に厳しく清く正しく生きてきた主人公は他人にも厳しかった。そして補欠だった同級生を自殺に追い込んでしまう。赴任した高校で一人しか居ない文系部の顧問になる。不倫してたりなんとなくグダグダな生活を送っていた彼女は文芸部の男子との交流で、柔軟になって変わっていく。
        過去バスケをやっていた文芸部の男の子が本当に文学が好きな感じが伝わってきて、よかった。
        優しいくて少し変わった弟と、なんか憎めない不倫相手。重い話になりそうなのに、さわやな読後感。文学は別に読みたくならなかったが、この作者の本はもっと読みたくなった。
        >> 続きを読む

        2017/04/14 by 匿名

    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      天国はまだ遠く
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 内容紹介-------------------------------------------------
        仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。
        --------------------------------------------------------

        ちょっと外に出てみたり、いつもと違う環境に身を置くことで、普段の悩みがちっぽけに思えるような体験は私にもある。
        それは簡単に言えばリフレッシュしたということなのだと思う。
        しかしこの作品の主人公は、単純にリフレッシュして前向きになるのではなく、「ここは私の居場所ではない、だから戻らなければ」と考える。
        彼女は強い人なのだと思う。
        私がもし今の環境に疲れて、逃げ出した先でも受け入れられないようなことがあれば、きっとどうにもやっていけない。
        田村さんが主人公のことを「ほんま気楽な人やで」と言っていた。
        これは弱い人のための物語ではないのかもしれない。

        ただ、「私は私の日常をちゃんと作っていかなくちゃいけない」という言葉だけはしっかりと胸に響いた。
        これは自己責任だとか義務だとか、そういう厳しい言葉ではないと思う。
        「作っていかなくちゃいけない」のなら、自分で環境は変えられるはずだ。
        「君ならできる」というような、優しい言葉だと思う。

        >> 続きを読む

        2015/06/26 by ともひろ

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      あと少し、もう少し
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 駅伝になぞらえ繋がってく展開は分かりやすい。上原先生が良いアクセント、俊介の想いは個人的にちょっと雑音かな。良い本でしたが、期待してたほどの熱量は感じなかった。 >> 続きを読む

        2017/07/01 by hiro2

    • 他4人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      僕らのごはんは明日で待ってる
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! kentoman
      • 小春さんと葉山君、ふたりの会話がいいなぁ。と思いました。言葉がぽんぽん♪ユーモア混じりで。でもちゃんと、相手を想う言葉で交わされる。一緒にいる時間が長くなって、ふたりに起こる問題が大きくなっても、こころを閉めがちになる小春さんになっても、葉山君は優しく向き合って話をしてくれます。それは小春さんが小春さんだからなんですよね。わたしもいつか、そんな人に出会えたときに大切にしてもらえるような人になりたい。ふたりを一緒に育てていける「ひとり」になれるように、これからの日々を大切に暮らしていきたいです。 >> 続きを読む

        2017/04/23 by pippi

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      おしまいのデート
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! momomeiai
      • ここにあるのは「つながり」かなと言うのが、読後感。
        どれもこれも、いい味でてるよなあ~と思うし、装丁の天丼のご飯にしみこんだつゆのような味わいだ。
        どの作品も、そのあとの話が気になるし、同じ作品でのパート2とかあっても面白いかな。
        自分自身を作品の中に入れて考えてみると、果たして、自分はどう感じどういう行動をとるだろうかと思う。
        まあ、ある程度は近い行動も取れるかなと思ったり、さすがに、ここの域には足していないなあ~と思ったり。
        しかし、装丁の天丼、いい味だ。
        息子(中3・・・今は高3になった)が見て「天丼食べたい」と言っていた。
        >> 続きを読む

        2015/02/19 by けんとまん

      • コメント 1件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      優しい音楽
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 内容紹介-------------------------------------------------------
        駅でいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。だが千波は、タケルをなかなか家族に紹介しない。その理由にタケルは深い衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱いて一歩を踏みだした―表題作「優しい音楽」。つらい現実を受けとめながらも、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が爽やかな感動を呼びおこす。優しさに満ち溢れた瀬尾ワールド全開の短編集。
        ---------------------------------------------------------------

        短編集。
        どれも温かい物語のように仕上げているが、私にはどうも倫理的に納得いかない。

        以下、ややネタバレあり。

        「優しい音楽」☆☆☆
        タケルと千波の二人の時間の過ごし方はゆったりしていてうらやましい。
        何もアクティブに過ごすだけがデートではない、のんびりうだうだと時間を無駄に過ごすのが贅沢だったりするんだよな。
        食事の食べ方の違いを「愉快なこと」と受け入れられる千波は素敵だし、二人のリズムが合っていて、いいカップルだと思う。

        しかし謎が明らかになった後、タケルはあくまでもタケル自身として受け入れてもらえるように振舞うべきだったと思う。
        家族は誠の喪失を受け止めなければ前に進んでいけない。
        誠もその方が幸せなはずだ。
        そこをわざわざタケルが成り代わって穴を埋めるというのは違う気がする。
        結果としてタケルは誠と違うことを示すことができたが、過程に納得がいかない。


        「タイムラグ」☆
        不倫相手の娘を預かるという時点で抵抗があるが、これは瀬尾まい子も織り込み済みの反応だと思う。
        そのイメージを払拭するほどの温かい物語に仕上げようという魂胆であろうが、最後までそれはかなわなかった。

        たしかに、佐菜との時間は微笑ましいものだったが、祖父の家に行くあたりからおかしい。
        正体を明かさないまでも、息子の不倫相手が夫婦の結婚を認めろというのは、出しゃばりすぎだ。
        というか、不倫してるくせにどの口が言っているんだ。
        それに言いくるめられる祖父も滑稽でしかない。

        平太の家庭にとって、この物語はプラスだったかもしれないが、深雪はいいように使われただけだ。
        平太にだけ都合のいい状況をずるずると続けて、結婚も難しくなったころに捨てられて、一人で寂しく死んでいくしかない。
        不倫で温かい物語を作ろうなんて言うのが間違い。


        「がらくた効果」☆
        同棲している彼女がある日突然「拾ってきちゃった」なんて言ってホームレスを連れてきたら、私ならその場で別れる。
        「佐々木効果」がどうとかそういう話じゃない。
        愉快だなんて言っていられない。
        価値観がここまでずれていると、共同生活は無理だ。
        居座るホームレスも気持ち悪い。


        どの短編も、物語として客観的に見れば滑稽なのかもしれない。
        しかし、『図書館の神様』に救われた思いがしただけに、瀬尾まい子の作品は自分に重ねて読んでしまう。
        そうやって現実を意識して読むと、どの短編も受け入れがたい。
        奇抜さはいらないから、素直な温かい物語を書いてほしい。

        >> 続きを読む

        2017/06/14 by ともひろ

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      温室デイズ
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 内容紹介------------------------------------------------
        みちると優子は中学3年生。2人が通う宮前中学校は崩壊が進んでいた。校舎の窓は残らず割られ、不良たちの教師への暴力も日常茶飯事だ。そんな中学からもあと半年で卒業という頃、ある出来事がきっかけで、優子は女子からいじめを受け始める。優子を守ろうとみちるは行動に出るが、今度はみちるがいじめの対象に。2人はそれぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが...。2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語。
        --------------------------------------------------------

        いじめという難しいテーマを扱った小説ではあるが、瀬尾さん自身が教師を務めていたからか、丁寧に書かれている。
        本人でもよくわからない、思春期独特の自我あるいは人間関係についての描写は、優れた観察眼があってこそのものだと思う。
        いじめられる友達を見ることの辛さとか、みじめさを知られたくなくて助けを求められないとか、子どもをカテゴライズすることへの反発とか。

        作品の中では「学びの部屋(フリースクールの名前)はぬるま湯だ」というような踏み込んだ表現も出て来る。
        しかし、これはフリースクール生を批判するようなものではない。
        そこには子供を鼓舞するような思いがあるのではないかと思う。
        今は学校から遠ざかっても、いずれは社会に出なければならないのだから、どこかで立ち向かわなければならない。

        物語を通してわかるのは、子供は良くも悪くも染まりやすいということだ。
        以前読んだジェームズ・クラベルの『23分間の奇跡』のように、子どもは大人や周囲の環境から大きな影響を受ける。
        いや、大人も同じかもしれない。
        そのような中でも自分を持って戦い続けた人たちの行動が、周囲をほんの少しでも変えていく。

        立ち向かうのが難しい時は、「何もかも捨てて、的を絞るんだ」。
        一方で、すべてから遠ざかることはしないということも重要なのだと思う。

        良い小説ではあったが、エンターテインメント性には欠けるか。
        思春期の頃の経験で感想が大きく変わる小説だと思う。
        >> 続きを読む

        2015/03/30 by ともひろ

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      春、戻る
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 春、戻る。

        タイトルに惹かれた。

        瀬尾さんらしい温かみのある文章で、スイスイと読みながらも、不思議さも感じつつ、最後のオチを想像。

        人は、忘れておきたいことも、たくさん抱えながら生きていく。

        でも、それは、大切な何かを置き忘れたままになるのかもしれない。

        それに気づきながら、でも、避けて通るみたいな。

        人は、いろいろな人に包まれているのだということ。

        だからこそ、明日に向かっていく勇気もでてくる。

        そこが、重要なファクターになっている和菓子のようなものかもしれない。
        >> 続きを読む

        2017/10/17 by けんとまん

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      卵の緒
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • こんなお母さんになって、こんな息子がほしいなぁと思いました。
        強くしなやかで、思いやりがあり、家族っていいものだなと心がほっこりします。
        取り立てて何があるわけではないですが、そんな毎日が何よりも愛おしい。日々を紡ぐ幸せを感じさせる一冊だと感じました。
        >> 続きを読む

        2017/03/06 by un1

    • 他2人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      戸村飯店青春100連発
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • kindleで読んだ。

        関西あるあるが満載の小説だった。
        ノリや話し言葉がとてもリアルだっただけにとても軽い印象を受けた。

        一見とてもしょうもない話だが、地元ってやっぱりいいなと思える小説だった。

        東京に来て、右も左も分からない兄を翻弄しようとする9歳年上の専門学校教師の女の計算高さが目に見えてとても嫌悪感を感じた。
        そんな女にも夢中にならず兄は結局地元の大阪に帰ってしまうので、読者としては気分が良かった。

        まぁ面白かったが、本で買ってたらブックオフに売っていただろうな。
        エンターテイメントな、その時だけを楽しむことを目的とした小説だった。
        >> 続きを読む

        2016/01/18 by snoopo

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      幸福な食卓
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 過去に自殺未遂をした父が突然「今日で父さんを辞めようと思う」と言い出し、教師の仕事まで辞めてしまう。
        母は自殺未遂の件をきっかけに家を出てしまい、炊事と掃除をしに通ってくるだけ。
        兄は幼いころから勉強にも運動にも優れて天才と呼ばれたが、あるときから真剣に生きることを辞めてしまった。
        そんな家庭の、物語の始まりでは中学生の女の子・佐和子が主人公の物語。

        まさか瀬尾まいこの作品で評価2をつけるとは思わなかった。
        はじめは短編小説だと思っていて、全4章のうちの第1章を読んだときは、その締めが気持ち悪すぎて寒気がした。

        上記のような家族設定に加えて、父の自殺未遂の時、母は救急車も呼ばずに呆然としていて、兄は父の死よりもなぜ死ぬのかが気になって救急車を呼ばずに遺書を読んでいた。
        そんな家族がたまに家族のことを思っている風の、すごくからっぽなセリフを言うのだ。
        吐き気がした。

        すぐにこれが長編だと気づいて、瀬尾まいこの作品だから温かい物語になるんだろうと思いなおした。
        しかし、そうはならなかった。

        この物語の趣旨はおそらく「崩壊した家庭とその再生」なのだろうが、私にはまだ問題を孕んでいるようにしか見えない。
        そもそも、どうしてこれが再生したということになっているのかが理解できない。

        佐和子の家族たちは皆からっぽで、自分も含めたすべてのものがどうなってもいいという人に見える。
        そして、私にとっての印象は終盤になっても変わらない。
        「真剣ささえ捨てることができたら、困難は軽減できたのに」という言葉の体現者たちだ。

        佐和子も一時はそんな家庭が気になったようだが、基本的には受け入れて生活しているようだ。
        それも私には引っかかるところだが、佐和子には大浦君がいた。
        だから、家庭がうまくいっていなくともなんとかやってこれた。
        しかし、逆に言えば家庭がうまくいっていないから家の外に依存対象を作るしかなかったともいえる。

        それを理解せずに、その責任を負わずに、佐和子を心配するだけの家族の様子は苛立たしい。
        そして、ほとんど他人のヨシコのたかがシュークリームきっかけで立ち直っていく佐和子も理解できなくなってしまった。
        ケバくて香水臭くて浮気するやつが本当はいい人なんて夢物語だ。

        父は「ちゃんと生きなくちゃ」と思ったようだが、自分の気まぐれで家族がどうなったのかもっと重く受け止めるべきだ。
        や~めた、やっぱりやらなきゃ、なんてフラフラされてたまるか。

        母と兄に至っては何も変わっていないし、この二人は人の感情がわからない欠陥を抱えている。
        お参り行っている場合じゃない。

        佐和子は佐和子で「どんなときだって、私の周りにはそういうものがちゃんとある」なんて言っているが、彼女の周りにいるのは大事な時にそばにいてくれないような人たちだ。

        ラストなんて本当ににひどい。
        弟に渡すなんて正気を疑う。
        人の心があるのか。

        いいところもあったのだ。
        大浦君のひたむきさと、その目に映る佐和子の像はとてもかっこよかった。
        佐和子の真面目さと、そしてそれを美徳とする佐和子の精神に惹かれる大浦君に共感した。

        なのになぜこうなったのか……。
        瀬尾まいこの作品には、真面目にやりすぎて躓いてしまった人たちがよく出てくる。
        瀬尾まいこは教師をやっているし、きっと自身がそういう風に生きてきたのだろう。
        物語の主人公たちは、どこかで折り合いをつけたり希望を見つけて前を向いて歩いていた。

        しかし、本作では逃げっぱなしなのだ。
        私は「真剣さ」は捨ててはいけないと思う。
        捨てるのではなくて、周りの人の力を借りるとか、もっと違う、別の柔軟なやり方で対応するべきなのだ。
        そもそも、0か1かの考え方しかできない時点で真剣さを捨てられていない。
        きっと真面目な人にはそういう生き方は似合わないのだ。

        だから、瀬尾さんにはひねくれたことをせずに、もっと素直に前向きになれる物語を書いてほしいと思った。
        >> 続きを読む

        2017/05/06 by ともひろ

    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      幸福な食卓
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! tebukuro
      • 『父さんは今日で父さんを辞めようと思う』
        衝撃の告白で始まる朝食。
        一気に、この物語に入り込んだ。

        中学校教師の父さんは、自殺未遂をしたことがあった。

        それが元で、別居した母さん。
        でも、まったく、交流が無いわけでない。
        晩飯のおかずを届けて、掃除して帰る。

        頭脳明晰、スポーツ万能な兄・直ちゃんは、
        大学には行かず、晴耕雨読、農業団体で働き出した。

        そして、高2の佐和子。
        いたって普通の女の子。
        そんな彼女の中学生から高校生への成長物語。

        描かれる4つの物語は、どこにでもある何気ない日常。
        淡々と描かれる。

        そして、衝撃の事件。
        佐和子が、一気に無気力になってしまった。

        彼の母から届いた彼の手紙とプレゼント。
        彼の母親のいたわり。
        兄の彼女からは、異型なシュークリーム。
        そして、見守ってくれる自分の家族。

        立ち直ろうとする佐和子を支え合うことで、家族の再生。

        家族の役割とは何か?
        父として、母として、優等生として、その役割を演じ続けるのは疲れる。

        幸福とは何か?
        自分を見守ってくれる家族がいることが、幸福なんだ。
        家族みんなが揃う日常の食卓が大切だと感じる。

        家族バラバラだけれど、暗さを感じさせない。
        淡々と流れる物語ながら、一気に読ませてしまう、
        吸い込まれていく作風に惹きこまれた。

        文庫版の玉村幸子さんのカバー装画も好きだ。
        第26回吉川英治文学新人賞 受賞作品
        >> 続きを読む

        2015/01/24 by てるゆき!

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      優しい音楽
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 瀬尾まいこ作品の中で一番みごとにすっきりと纏まってるのが表題作だと思う。

        やっぱ一ひねりあると読後感が違う。
        だいぶ前に読んだけどずっと印象に残ってる。
        >> 続きを読む

        2015/09/03 by W_W

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      戸村飯店青春100連発
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • じんわり泣ける。
        大阪の超庶民的中華料理店のふたりの息子たち兄弟の青春成長物語。

        次男・コウスケは、勉強が苦手だけど、明朗快活。
        そんな彼から見ると、兄・ヘイスケは、要領が良く、頭も良くて、見た目も良く、
        いけ好かない。

        しかし、兄・ヘイスケは、自分はそこそこしかできないと思っている。
        親の期待に答えられず、浮いた存在。
        そして、大阪の雰囲気に馴染めない。
        早く、家を出たいと思っていた。
        そんなヘイスケが切ない。

        兄弟それぞれの思いの違い。
        しかし、弟は進路変更で悩み、兄は故郷へ郷愁を感じ、
        兄弟が心通じ合っていくところが爽やか。

        そして、頑固親父が、ちゃんと兄弟のことを見ていたところも、
        なんかジーンとする。

        そして、ヘイスケが帰ってくる。
        あんなに出たくてしかたなかった家に。
        いつも通りのノリで迎える家族や知人とのやりとりに
        なんか泣けてくる。
        >> 続きを読む

        2014/09/12 by てるゆき!

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      図書館の神様
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 彼女の生き方は危ういですが、万年文化部(放送部・コーラス部・演劇部の顧問)の私には、文化部独特のあの空気感が、心地よかったです。生徒が先生と出会うように、先生も生徒と出会う。で、先生だって生徒に影響されて成長していく。(私も講師をしていたあの頃に採用試験を受けてみればよかったかなって思ってしまいました。科目が特殊なのでもう引き返せませんが。)(10.07.24 読了) >> 続きを読む

        2015/08/30 by のこ☆

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      強運の持ち主
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  読んでも読まなくてもいい感じの本なのですが、
        なんとなく読後感が良かったので★3つです。
         
         内容は、営業をやっていたOLが
        そのときのスキルを活かしつつ占い師に転身、
        店にやってくる様々な客とのやり取りをベースに
        彼女の日常を1話完結の連続短編4話で
        カラフルに描いたもの
        と言ったところでしょうか。
         
         内容が内容だけに軽いタッチなのですが、
        なんとなく元気をもらえる感じがします。
        勉強になったりタメになったり、
        感動したり関心したり、
        怖くなったりビックリしたりするジャンルの本ではありませんが、
        こういう本があってもいいんだなぁと思いました。
        >> 続きを読む

        2016/02/27 by kengo

    • 3人が本棚登録しています
      強運の持ち主
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 強運、それは、自分を信じる能力ということではないだろうか?
        人気占い師ルイーズ吉田のカウンセリング短編4話。
        何気ない日常の中にも、人は迷い、後押しを求める。
        じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。

        主人公の経歴や背景が面白い。
        元OL・営業職。
        生活費稼ぎに始めたアルバイト感覚の占い師。
        占いでは強運の持ち主と診断された彼氏は、平凡な公務員。

        そんな彼女の元に訪れる相談者。
        「田舎の診療所の医者みたい」
        相談者の答えは決まっている。
        最後の決断をしてほしい、後押しして欲しい、手段を教えて欲しいのだ。

        それが、人情味あふれるルイーズ吉田の魅力。
        相談者のことなら、ずばり回答するのに、
        自分のこととなると、あたふたする。
        そんな彼女だからこそ、さらに人間味が増して魅力的だ。

        強運。それは、動じないこと。
        創作料理を作り続け、美味しそうに食べる道彦みたいに。
        温かい気持ちになれる、ほんわりした読後感に包まれる。
        >> 続きを読む

        2015/06/11 by てるゆき!

      • コメント 1件
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      運命の人はどこですか?
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 好きな作家さんが参加してたので読んでみた。
        短編のアンソロジーだし、サラッと読むのにいいかな。
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        2015/01/11 by moonchild

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      僕の明日(あした)を照らして
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 中学生の隼太は、女手一つで育ててくれ、スナックで働く母親と、その再婚相手の優ちゃんと暮らしている。優ちゃんは優しい。ずっと1人だった夜を一緒に過ごしてくれる。例え突然キレて暴力をふるわれても、1人だった夜に比べたらなんて事ない。
        それでも2人、この現状をどうにかしようと様々な事をやってみる。虐待日記をつけてみる。絵本を読んでみる。カルシウムたっぷりのご飯を作ってみる。
        でも抜け出すきっかけは、もっと単純なことだった。

        瀬尾さんのお話は、いつも優しい。どの登場人物にも、根底の優しさがある。
        虐待という重いテーマがあるにも関わらず、このお話には温かさが沢山ある。
        主人公は中学生だけど、もっと大人になってからでも十分に入り込める作品だと思う。
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        2014/10/15 by ayu

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      卵の緒
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • 第7回坊っちゃん文学大賞受賞の表題作「卵の緒」に、
        書き下ろし中編小説「7’sblood」を加え単行本したもの。

        「卵の緒」
        小学生高学年の男子・育夫が、「僕は捨て子だ」と
        言う衝撃の告白からの出だし。
        しかし、育夫の母からは、悲壮感はまったく感じない。
        それどころか、さっぱりした性格の行動・言動に、
        こんな母親だったらいいなぁ、と思わせる。
        そして、育夫への愛情を感じる。

        まったく血の繋がっていない3人が親子になるという、
        違和感のある設定ながら、こんな関係だといいなぁ、
        と思わせる温かな気持ちになる雰囲気を味わった。
        血の繋がりを超えた関係の良さに、心地よい気持ちになった。

        「7'Blood」
        高校生の女の子・七子のもとに、亡き父の愛人の子が住みこみ始める。
        彼は、小学6年生の男の子・七生。
        とても、利発的な男の子だった。
        誰からも、愛される男の子だった。

        七子は、七生を好きになれない。
        子どもらしくないから。

        けれど、知る。
        「一人じゃ生きていけないから」
        父は死に、母と同棲する男たちからの暴力、
        そして、その母は刑務所。
        生きていく術を学ぶしかなかったことを。

        そして、愛しくなった七生が、ついに家を出て行く。
        七子の心境が、とても切ない。

        人との出会い、ってなんていいんだろう。
        人が人を好きになる。なんて素敵なんだ。
        爽やかで、優しい気持ちに成れる作風だった。
        何度も読み返したくなる。
        あっという間に、著者のファンになってしまった。
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        2014/09/23 by てるゆき!

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【瀬尾まいこ】(セオマイコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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