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誉田哲也

著者情報
著者名:誉田哲也
ほんだてつや
ホンダテツヤ
生年~没年:1969~

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このランキングは1日1回更新されます。
      武士道シックスティーン
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 題名を見た時から面白そうな本だなと思っていた。
        案の定、本当に面白い青春スポーツ小説であった。
        笑って、ハラハラしてしかもちょっと感動できる。
        言う事なしですね。

        主人公は二人の女子高生剣道部員。
        この二人のライバルを軸にして話が展開する。
        (ライバルと書いたがライバル視しているのは一人だけでもう一人はそんなこと思ってません)
        二人の主人公の性格が好対照で面白い。
        一人は、父兄共に剣道をやっている剣道ファミリーで育った筋金入りの剣道少女 磯山香織。
        剣道に全てを賭け、幼いときから実戦的な激しい稽古を行う道場で鍛錬し、勝つことのみを追い求める。
        心の師匠は、宮本武蔵で「五輪書」を愛読しているという戦闘的な兵法者である。

        もう一人は、中学校に入るまでは日本舞踊をやっていたという異色の経歴を持つ少女 西荻早苗。
        性格はおっとりしており、勝負に勝つよりも自分の技術が向上することなどに喜びを見出すタイプ。
        現在家庭にちょっと問題を抱えており、名字が変わっている。
        家族は様々な才覚を持った人ばかりである。
        父は元町工場の社長の技術者、母は絵本作家、姉はティーンモズファッション誌のモデル。

        話はこの二人の主観で交互に語られる形式である。
        この構成が本当にうまくいっていると思う。
        性格の全く異なる主人公たちの書き分けが非常に巧みなので、章が変わるごとの雰囲気の変化が面白い。
        同じシーンでも二人の感じ方の落差があって笑ってしまうこともある。

        様々な思い違いやそれぞれの葛藤などを乗り越え、彼女達は人として成長していき、最後は青春スポーツ物の王道の様なエンディングとなる。
        ホント素晴らしいエンターテイメント小説をありがとうと言いたい。


        >> 続きを読む

        2017/12/28 by くにやん

    • 他9人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      武士道セブンティーン
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • ネタバレあり

        剣道少女たちの青春ストーリー第二弾。

        今回の話も最高に面白かった。
        全然前の巻に負けてないというか、むしろ面白くなっている。
        この作品は笑いと感動のバランスが本当に絶妙で、読んだ後心が清々しくなる私にとっては稀有の作品である。


        前回、剣道通じて親友(剣友?)となった香織と早苗だが、物語の最後で早苗が福岡に引っ越してしまい、二人は離れ離れになってしまう。

        香織は早苗との出会いにより、技術面でだけではなく内面的にも成長性し、後輩の育成にも心血を注ぐ東松学園の女子剣道部を牽引する存在へと変貌を遂げた。(口調はあまり変わっていないが)

        早苗は、地元の剣道強豪福岡南高校の剣道部に入部する。
        すぐに剣道部のエースの黒岩レナ(全中大会で香織を破った香織のライバルでもある)と親友になる
        しかし、新しく入部した剣道部の方針に早苗は疑問を持ち、以前のように剣道が楽しく思えなくなってしまう。
        スランプに陥った早苗を助けるのは香織であった。(前回とは逆パターン)
        香織は、彼女たちの原点である横浜市民剣道大会に早苗を誘う。

        今回の巻で特筆すべきは磯山香織の成長ぶりだろう。
        精神的にも成長した彼女の剣には迷いがなく凄まじいまでの冴えを見せる。
        実際、物語中で父親が職務執行中に重傷を負ったり、ナイフ等の武器を持ったチンピラとの真剣勝負をせねばならない状況に追い込まれたりと他の人とはレベルの違う困難な状況に追い込まれるが、彼女の成長した武士道はそういった困難に立ち向かうだけの強さを持っていた。
        磯山香織 本当に凄い女である。

        だけどやっぱり彼女は面白い。
        自分の試合を観ていた黒岩レナに向かっていきなり指をさし首を掻っ切るゼスチャーをしてみたり。
        (レナは中指を立てるゼスチャーで対抗)
        現在の状況に耐えられなくなって、東松の剣道部に戻りたいと電話してきた早苗に対して、戻ってくるなら黒岩レナの首を持って来いと言ってみたり最高に笑わせてもらった。

        あと福岡弁モードの早苗の口調も可愛らしく非常に新鮮であった。

        エンディングは、一度は東松に戻りたいと思った早苗がやはり福岡南で頑張ろうと決意し、最後に涙ながらに香織にそのことを伝えるシ―ンであったが、本当に涙なしには読めなかった。

        ホント今回も素晴らしい作品をありがとうと言いたい。


        >> 続きを読む

        2018/02/10 by くにやん

    • 他8人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      シンメトリー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 竹内結子さん主演のドラマ「ストロベリーナイト」で観たことのある話ばかりだったのでスラスラ読めた。
        「東京」
        誉田哲也さんの人が人をいたぶる描写はどの作品を読んでも耐え難いえげつなさを感じる。
        「過ぎた正義」
        人間が正義を貫こうとすると犯罪者になる、といういい見本。個人の正義と法で定められた正義は違うものだし人間は正義だけでは生きていけない。
        「右では殴らない」
        犯罪の被害者である姫川にとっては犯罪の片棒を担いで平気な顔をしている人間や犯罪に巻き込まれる可能性に対して無頓着な人間は死ぬほど許せない存在なんだろうなと思った作品。
        「シンメトリー」
        姫川の殺人犯に同調できる感性がフルに行かされた作品その1。
        「左だけ見た場合」
        ミステリーというかホラー?
        「悪しき実」
        姫川の殺人犯に同調できる感性がフルに行かされた作品その2。
        「手紙」
        人間に自己愛がある限り本当に自分の罪を罪だと認めることは難しい。それが出来るきっかけをもらった人間は社会に許された人間よりも幸せだと思う。自分のしたことを自覚しないと人は変われない。
        >> 続きを読む

        2017/03/15 by kikima

    • 他7人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      武士道エイティーン
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 剣道少女達の青春ストーリー第三弾。

        ネタバレあり
        高校生活最後のインターハイで再び会いまみえる香織と早苗。
        シリーズのクライマックスとなる今回は、本当にいろんな意味で見せ場が多くてサービス満点という感じです。

        やはりなんといっても一番素敵なシーンは、インターハイの団体戦で香織と早苗が再び対戦するシーンだろう。
        早苗は練習中に靭帯を痛めており、万全の状態ではなかったが香織との試合に全力で臨む。
        お互いこれまで鍛錬してきた心技体の全てをぶつけ合い、息もつかせぬ攻防を繰り広げるが、両者とも感じていたのは最高の幸福感であった。
        (両者とも試合中に笑顔になっちゃっている)
        残念ながら早苗は痛めた靭帯に負荷をかけすぎて途中から動けなくなり負けてしうが、試合が終わった後の二人のやり取りは涙なしには読めなかった。
        あと、インターハイ個人決勝戦の黒岩レナと香織の因縁の対決もハラハラする緊迫した展開で非常に良かった。
        こちらの方は本当に達人同士の戦いといった感じで凄かった。
        最後には、これまで様々な困難を乗り越え一回りも二回りも成長した香織の武士道が勝利をつかむ。
        両者とも以前のように私的な恨みなどはとうに超越してただ強敵に対する敬意のみが残った試合となったのが清々しかった。


        これまでは、香織と早苗が交互に一人称で語る形だったが、この巻では、他の登場人物達の目線で語られる4つのストーリーが加わっている。
        どれも大変面白く内容も素晴らしい、それこそ其々のストーリーで一冊の小説になるんじゃないだろうか。

        (バスと歩道橋と留守電メッセージ)
        早苗の姉緑子が語る岡巧との関係が終わるまでの経緯。
        緑子っていうのは、実は非常に他人思いで、頑張り屋さんなんだなというのが分かる。
        だけどちょっと切ないなー・・・

        (兄、桐谷隆明)
        あの桐谷道場の館長桐谷玄明が語る兄隆明と桐谷道場の闇の歴史にかかわるエピソード
        まさかこんなポップで楽しい作品の登場人物にこんな暗い背景があったとは驚きだ・・・

        (実録・百道浜決戦)
        福岡南の吉野先生若かりし日の武勇伝。
        吉野先生の武勇伝には、こんな悲しい経緯があったなんて知らなかった。

        (シュハリ!)
        香織の愛弟子美緒がなぜ平正眼の構えに固執し、香織と距離を置く様になったのかの真相。
        美緒ちゃんも天真爛漫に見えて色々考え悩んでいたんだね。


        ホント今回も素晴らしい感動をありがとうと言いたい。


        >> 続きを読む

        2018/02/18 by くにやん

    • 他6人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      ヒトリシズカ
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! you-ta1031
      • 警察官の娘・伊東静加が、発砲殺人の事件に巻き込まれ失踪する。
        カタギとは言い難い男たちの死にちらつく年齢を偽った静加の影。
        巷に暴力は氾濫する。肉体的な痛みや性的なもの、精神的なもの。限りない。
        耐える者もいれば戦う者もいる。屈する者もいる。
        けれど少女は、否定も肯定もせず利用すると覚悟を決めた。
        周囲をコントロールし、自らの目的に向かって容赦なく暗躍する魔性が痛々しい。
        こんなにつらい生き方しか出来なかったのか?
        贖罪として、懸命に育てた澪は、静加の救いのない世界に射す一条の光であったのだろう。
        この最後は哀しすぎる。
        >> 続きを読む

        2017/11/21 by ももっち

    • 他5人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      ストロベリーナイト
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! rock-man
      • 思わず物語に引き込まれる冒頭、強がりで感情的で惹かれる人間も嫌う人間もいるという人間らしいヒロイン、なんとも言えない美しさと醜さを併せ持つ犯人、悲しさと不気味さと重苦しさと一抹の希望が感じられるラスト。さすがはヒロインが萌えキャラでないにも関わらずドラマ化映画化したミステリー小説なだけあると感心しながら読んだ。ただラストで犯人が姫川玲子を助けた理由が「昔好きだった少女に似ていたから」というあたりは都合が良すぎるような気がした。 >> 続きを読む

        2017/03/12 by kikima

    • 他4人がレビュー登録、 43人が本棚登録しています
      インビジブルレイン
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 映画で一度見たからスラスラ読めた。姫川が牧田を気にし出した時の感想は映画館同様「やっぱりなー」だった。犯罪者の思考にシンクロし危険な事件が大好き?な姫川に菊田は似合わない。補佐役としては優秀だし姫川にとって必要不可欠な男性であることは確かなのだが、彼女の恋の相手になるには健全すぎるというか姫川の闇を理解しきれそうにないというか。牧田目線での姫川の容姿に対する感想が微妙過ぎる気がするが同性としては親近感が持てて良かった。昔からミステリー小説を読むたびに「そうそう警察官や警察関係者や探偵に美形がいてたまるか!」と思うことが多かったので。 >> 続きを読む

        2017/03/15 by kikima

    • 他4人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      ブルーマーダー = Blue Murder
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! kissy1986
      • 死体を肉の塊や物体や犯罪者にとってはただのゴミと普通に表現し、それを東尾に咎められても「これが勝俣のいう犯罪者に近い発想というやつか」と冷静に納得する姫川を見て、姫川はやはりこうでなくてはと思った。優しさと正義感と狂気が混在する危うい存在。それが彼女の魅力。
        菊田と梓の家庭での会話を読んで、やっぱり菊田と姫川は別の世界の人間だったんだなと思った。姫川はおそらく菊田が思っているように安らぎは必要としていない。(癒しを求めることはあるが)安らぎを必要としいいものだと思う人間は彼女と深く関わり付き合うことはできない。
        >> 続きを読む

        2017/03/19 by kikima

    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      ソウルケイジ
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • ドラマ版を見たときにも思ったけれど、これはミステリーというよりもミステリー要素のある人間ドラマのような気がする。(褒め言葉)家族や親子の定義とは何なんだろうとか家族や親子はいつ家族や親子という関係になるんだろうとかそういうものを考えさせられた。
        「家族もの」にしては母親ではなく父親に焦点が当てられているのがちょっと珍しいなと思った。「家族もの」ではたいてい母親と子供に焦点が当てられるというイメージがあるので。高岡賢一の耕介に対する愛の深さ、玲子の敵討ちをしようと思って包丁を手にして泣く忠幸、登校拒否の息子を抱えながらも家庭から目を背けまいと踏ん張る日下。みんな完璧な人間ではないかもしれないけれど、読んでいる最中ずっと彼らの子供達が羨ましくて仕方なかった。
        >> 続きを読む

        2017/03/12 by kikima

    • 他3人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      感染遊戯
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 親方日の丸なんて信用できねーよ!という気分にさせられた。「沈黙怨嗟/サイレントマーダー」の堀井の妻がドラマ版では心臓病ということになっていたのに原作では癲癇という設定になっているのが気になった。テレビじゃ未だに癲癇発作ってダメな描写なんだ!みたいな。 >> 続きを読む

        2017/03/12 by kikima

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      主よ、永遠の休息を
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • たぶん、著者にとっては初期の作品なんだろうけど、完成度高いですねー

        内容はとてもハードで悲しい物語

        若手記者の男とコンビニでアルバイトをしている女の子がある事件から知り合いになり、淡い恋心を持つ件からお話はスタート

        だけど、女の子には暗い過去があった・・・・・・

        その出来事は、テレビを自室に置くことができなかったり・・・・恋人との関係を壊したり・・・・現在の生活にもほんの少しの支障を与えていて・・・・・

        そして・・・・・・彼女の元にあの暗い過去が・・・・・・・・・・・・・・

        蘇る恐怖

        忍び寄る恐怖

        それを阻止すべく犯人を追う二人

        被害者と加害者の関係性をミステリアスに描いた秀作であります

        一筋縄でいかない過去の事件の真相が恐怖へと誘います
        >> 続きを読む

        2015/12/21 by momokeita

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ジウ 警視庁特殊犯捜査係
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • ジウⅢにて

        2014/08/25 by momokeita

    • 他1人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      武士道シックスティーン
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 剣道に打ち込む二人の少女のお話‼

        ストーリーの途中で主人公の一人が自分の剣道する理由について悩むようになるなど、ストーリーは青春小説の王道中の王道だと思う。だがつまらないと感じる事なく最後まで読むことができた。作品の持つテンポのよさがそういうのを感じさせなかったのだと思う。

        主人公の二人もラストで変わってないようで変わってるなど変化もしっかり感じられて面白かった。
        >> 続きを読む

        2016/02/25 by future

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      武士道セブンティーン
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 高校二年生に進級し、別々の高校で剣道に打ち込むことになった二人の主人公。
        自分達の剣道、武士道を模索するようになる。

        武士道というのは難しいものだと思う。武士というものが存在しない現代において、武士道をみつけるのは容易ではないと思う。主人公の一人が物語の途中で、誰かのために行動することが武士道と考えるようになる。
        物語を通じて少しずつ、自分なりの答えをみつけつつある。
        これから彼女達はどのような答えをみつけだすのか非常に気になるw
        >> 続きを読む

        2016/02/26 by future

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      武士道エイティーン
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 少女達が高校三年生になり、最後の夏に挑む‼

        ライバルとして、友として共に高めあっていた二人がインターハイで最後の戦いをし、高校での剣道に一区切りつけることができたと思う。
        そして、彼女達は新しい生活に旅立った。

        お話の最初と最後に載っている文章が個人的には非常に気にいっている。

        非常に読みやすく、読んでいて面白い作品だった。
        >> 続きを読む

        2016/02/28 by future

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      増山超能力師事務所
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • この著者の作品を読むのは初めてなのが、非常に読みやすく内容がスラスラと入ってきた。内容は増山超能力師事務所のスタッフが浮気調査や人探しなどに奮闘する話なのだが、そこで用いる手段が残留思念を読む「金属媒介感受」「液体媒介感受」「有機物媒介感受」や読み取った思念を念写して可視化する「代理念写」などの超能力である。他にもそれぞれの超能力師にまつわる話もあり、面白かった。 >> 続きを読む

        2017/10/17 by konil

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      感染遊戯
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      •  姫川シリーズ第四段。今回の主人公も姫川・・・?いいえ、違います。

         言うなれば「ガンテツ」こと勝俣主任のスピンオフといったところでしょうか。ガンテツのおっちゃんもキャラ濃いからなぁ。なかなかおもしろい作品でした。

         短篇集、というか短編三篇+中編一篇。

         最初はガンテツが15年前に担当した、もと厚生省官僚である長塚利一の息子である長塚敦殺害事件を描いた「感染遊戯」

         こちらももと官僚がかかわってくる事件。倉田修二という、ガンテツと同期のデカが担当したヤマ。旅行代理店勤務の野中紗枝子が刺殺され、近くに居合わせた元外務省官僚・松井武弘が重傷を負うという事件。松井は入院。倉田刑事が事件を担当、かつて松井によって痴漢の濡れ衣を着せられた川上が捜査線上に浮上し・・・という話の「連鎖誘導」

         老人どうしのトラブルかとおもいきや、実は根が深い事件を描いた、「沈黙怨嗟」これはもと姫川班の葉山が担当。ただの傷害事件かとおもいきや、ここでも殴られたのはやっぱりもと厚生省で年金業務に携わる大物だった谷川正継。

         で、中編の「推定有罪」。まず第一篇で生き延びた長塚利一が殺害される。さらにこちらも元官僚岡田芳己(とその嫁貴子)、中谷公平も次々と殺される・・・元官僚を狙った連続殺人か、はたまた?捜査線に浮かんでくるあるHPとは??


         レビューを読んでいただければわかるかと思いますが、短編、中編集ではあるけれどすべてつながっています。そのリンクがつながった時のカタルシスの開放といったら!「なるほど、そういうつながりね!!」っていう驚き。すばらしい。

         さらに、倉田刑事(ある事情でやめてしまいますが)は『シンメトリー』の短編「過ぎた正義」にも出てきます。こちらは本書でも事件のオチが語られるため、絶対に『シンメトリー』から読んでください。

         絶対に、ですw

         まとめると、姫川シリーズは出版の順番通り読まなきゃならんということです。『インビジブルレイン』を読まないと『感染遊戯』で「なんで姫川と葉山が別行動!?」ってなっちゃうし。『シンメトリー』から読まないと倉田さんの事件の概要がわからないし。
        >> 続きを読む

        2013/07/26 by kissy1986

      • コメント 11件
    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      Qrosの女
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • Qrosはユニクロをイメージしながら読んだ。
        たぶん、それで間違いでないと思う。

        芸能記者矢口慶太は、CMで話題沸騰中の美女「Qrosの女」の正体を探る。芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも、ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し驚愕の真相へ。

        要約すると、上記のレビューとなる。

        タイトルも思わせぶりな割に物語の底がめちゃめちゃ浅い。
        芸能界の裏事情の羅列。取材なさったんでしょう。
        登場するキャラクターはいつも通り。
        著者はときどきやらかしてくれる。
        名前で出版できた感は否めんぞ。
        >> 続きを読む

        2014/07/21 by 課長代理

    • 1人が本棚登録しています
      あなたが愛した記憶
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • キッツイ本じゃのぉ~・゚・(ノД`;)・゚・ 
        残酷&グロ描写は平気ですが・・強姦されて妊娠というパターンは読んでてキモい。しかし・・・ラストそうきたのか。なんかちょっと気の毒になりました。

        しかし・・・なぜ画像ない?
        >> 続きを読む

        2013/02/15 by igaiga

      • コメント 4件
    • 5人が本棚登録しています
      ドンナビアンカ = Donna Bianca
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • まただー
        『ドルチェ』未読
        シリーズ第二弾
        はい、途中入場です

        おっと
        誉田哲也氏の警察物語なのに
        グロくなーい

        姫川玲子よりちょっとお姉さんな43歳の女刑事が主役
        ほー
        姫川と同じ池袋署強行犯捜査係にもいたんだねー

        前半は物足りなさも感じたけど、後半に向かい、しっくりハマってきました
        派手さは控えめだけどこれもよし

        女刑事・魚住久江の恋愛捜査シリーズ
        恋が犯罪を呼ぶ
        確かに、切ない物語
        恋愛に免疫のないこの純な男
        なるほど、なるほど

        『ドルチェ』を読んでいないので金本との深い関係がよく解らないのが残念だけど後輩刑事の峰岸とは以降のシリーズでもよい関係が望めそう!!

        最初から事件の真相はある程度分かるようなストーリーになっているんだけど
        ちょっとネタバレが早すぎる気も・・・・・
        もうちょっと引っ張ってもいいんじゃないかいな
        でも最後はよかった!よかった!!
        って思いました
        http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-279.html
        >> 続きを読む

        2013/05/25 by momokeita

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています

【誉田哲也】(ホンダテツヤ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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