こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


蓮池透

著者情報
著者名:蓮池透
はすいけとおる
ハスイケトオル
生年~没年:1955~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      奪還 引き裂かれた二十四年
      カテゴリー:戦争、戦略、戦術
      5.0
      いいね!
      • 今年4月の南北首脳会談以降、朝鮮半島情勢に変化が見られるよう
        になったので日本人拉致の問題も前進するかなと注視しているの
        だが、我が国の首相は自ら「司令塔」と言う割にはアメリカや
        中国、韓国の首脳にお願いするだけなのだよな。

        少しでも進展すればいいとの願いを込めて、拉致問題のおさらいの
        為も含めていささか古くなった作品だが本書を手にした。

        北朝鮮による日本人拉致が公になったのは1988年。前年に起きた
        大韓航空機爆破事件の犯人・金賢姫の証言で日本語教育係だった
        「李恩恵」の存在が明らかになってからだ。

        著者の弟である蓮池薫さんが突然家族の前から姿を消してから10年目
        だった。

        家出なのか、恋人との駆け落ちなのか。なんの手がかりもない中で
        探し舞ったご家族の苦悩、北朝鮮による拉致が明らかになってから
        でも警察も外務省も当てに出来ない憤り。

        拉致被害者の家族のひとりとのしての率直な思いが綴られており、
        非常に重くて、痛い文章が続く。

        なかでも政治家はとことんダメすぎる。比較的に好意的に書かれて
        いるのは平沢勝栄氏くらいか。山本一太なんて家族会に「自分には
        国連とのパイプもあるから」と言っているのに言っただけ。

        拉致問題に関しても日本は本当に無策な国だと感じた。

        蓮池薫さんら5人の帰国以降、拉致問題はなんら進展を見せていない
        のではないだろうか。日本政府は最初の5人が帰国した時点で、この
        問題には距離を置いてやしないかと感じる。そうして、自分たちの
        都合のいい時だけ、拉致問題を持ち出して来てやしないか。

        拉致被害者家族という当事者であるからこその怒りや、哀しみが
        つまった1冊だった。
        >> 続きを読む

        2018/05/09 by sasha

    • 1人が本棚登録しています

【蓮池透】(ハスイケトオル) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本