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東野さやか

著者情報
著者名:東野さやか
ひがしのさやか
ヒガシノサヤカ
生年~没年:1959~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      川は静かに流れ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 殺人の濡れ衣を着せられた5年後アダムは故郷に帰ってきた。
        その理由は親友のためだが、父との勘当や、継母との軋轢などがのしかかる。
        そして新たな殺人が。

        ハートの作品はミステリやサスペンスではあるが、家族に帰結する物語でもある。

        二転三転する展開も魅力だが、何よりもアダム自身の過去が清廉潔白であるかどうかの真相が隠された状態で進んでいく。
        ここを踏まえたうえで、ラストの犯人が明かされていく。
        >> 続きを読む

        2019/07/07 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ボストン、沈黙の街
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 田舎町で起きた検事補殺し。
        若き警察署長のベンは、犯人と目されるギャングを追ってボストンへ捜査に向かう。

        長編1作目でこれだけのものを書ききるのは容易ではない。

        犯人探しから、謎を呼ぶミステリの経過。
        そして意外性のあるラストが待ち構えている。
        この終盤はまさかの展開であり、真犯人のために伏線がきっちり敷かれている。

        キャラも皆立っており、ブラクストンの惑わせる言動や、ベンの特異な家族も印象に残る仕上がり。
        他作品も読んでみたくなる。
        >> 続きを読む

        2018/09/08 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ボストン・シャドウ
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • ウィリアム・ランディの「ボストン・シャドウ」は、「ボストン、沈黙の街」で鮮烈なデビューを飾った著者の第二作目の作品だ。

        今回もまたボストンを舞台にしているが、今度は1960年代前半のボストンを舞台に、連続殺人事件を描いていく。

        警察官の半分はギャングから賄賂を貰っているという、猥雑な街に生きる三兄弟が主人公だ。
        刑事の長男、検察官の次男、空き巣の三男。
        この三人の絆と苦境をテンポよく描いて、ぐいぐいと読ませる。

        背景には、警察官だった父の死の謎があり、刑事でありながらギャンブルの借金に苦しむ長男の窮地がある。

        ペレケーノスっぽい話でありながら、ペレケーノスにならないところが、さすがウィリアム・ランディだが、デビュー作の前作と比較するとどうだろうか?

        若き警察官が、ベテラン刑事から学んでいく成長小説で、さらに親と子の絆を描く家族小説であった「ボストン、沈黙の街」に較べると、いささか弱いことは否めない。

        単独でこの本を読むならば、ある一定の水準を満たした作品だと言ってもいいと思うが、一度でも鮮烈な傑作を書いた作家は、次回作はそれ以上のものを期待してしまい、その傑作と比較されてしまうのがつらいところですね。

        >> 続きを読む

        2019/02/14 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      キングの死
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ぬおー!ジョンハートの作品をここの所読み続けて3作目。今回が最も読むのが辛かった。面白く無かったのか?とんでもない。とても面白かったし、今の所ジョンハートに駄作無し状態です。

        あらすじ

        主人公ワークは専制君主の成り上がり弁護士の息子。ある日、妹が同性愛者である事を知った父が、妹と階段で言い争いをするが、仲裁をしようとした母に、父の手が当たり母が転落死。
        クズ野郎の父は「これは事故だ私は悪くない。分かったか!」
        その夜、父は失踪し一年半後他殺体となって発見された。さて真相はいかに!

        何が辛かったのかというと、兎にも角にも主人公ワークがとんでもなく不器用で、父殺しの犯人に仕立て上げられそうな状態にも拘らず、自暴自棄な行動で諸々台無しにしたり、味方に付けなければヤバそうな相手にも悪態をついたりとハラハラし通しで、イライラし通し。
        時々本から目を離して天井を仰いだり、柔軟体操をしてみたりして読み進めないとならなりませんでした。
        僕は冤罪で悔しい思いをするような話が苦手で、フランダースの犬でネロが財布を盗んだと疑いが掛けられただけで、悔しくて悔しくて夜眠れなくなるくらいの小学生だったのであります。

        ワークったら警察から呼び出し食らっているのに2回もすっぽかしてしまったり、証拠隠滅を疑われるはずなのに思いつきでBMWをぼろトラックと交換したり。とにかく考えなしの行動をして私をハラハラさせるのです。本当に勘弁してください。
        しかも基本父の操り人形として生きてきたので、最初の方はとにかくヘタレで何かと責任転嫁するので、何度となく紙面に説教を浴びせました。夜中だったからいいものの、電車の中だったら私不審者ですよ。

        中盤以降急激に話が進行していくので、それ以降は善良な人たちの助けも有りぐっと話に魅力が増していきます。そうなって行くと前半の我慢の時間帯言うのは、バネで言う所のぐいぐいと縮めて反発力を増すための助走だったような気がしてくるので、やはり必要だったんだなと実感します。

        僕の予想はすっかり外れて意外な人が犯人でした。まだまだ読みが甘いです。

        さてアイアンハウスの仕入れをしなければ!
        >> 続きを読む

        2015/04/26 by ありんこ

      • コメント 18件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ラスト・チャイルド
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 空耳よさんお勧めの品。
        あまりに魅力的なレビューに即購入に走りました。
        きっと前から棚で僕を待っていたのでしょう、上下行儀良く揃って居ました。
        昨日まで僕にとって風景だった背表紙が、突然お宝に変化するのですから、本との出会いというのは知る知らないで大きく枝分かれしますね。

        幸せな家族から、誘拐によって双子の妹が失われた。妹を迎えに行けず誘拐を結果的に許してしまった父は、母から責められ失踪。その後母親は地元の権力者に籠絡され酒、薬物に耽溺する。完全に崩壊した家庭を元通りにする為息子のジョニー少年だけはあきらめなかった・・・。

        詳しくは下巻を読んでからの感想文とさせて頂きますが、情景描写の細やかなで状況がとても想像しやすいです。

        それでは下巻でお会いしましょう。
        >> 続きを読む

        2015/04/17 by ありんこ

      • コメント 13件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ラスト・チャイルド
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞受賞のジョン・ハートの「ラスト・チャイルド」を読了。

        デビュー作の「キングの死」、続く2作目の「川は静かに流れ」と読み継いできましたが、いずれも親と子の関係を主題に、テーマの咀嚼力と物語の力を見せつけられて、ジョン・ハートの素晴らしさに魅了されたものでした。

        そんな著者の3作目の「ラスト・チャイルド」は、期待通りの傑作でしたね。

        一年前に何者かに連れ去られ、行方不明となった妹のアリッサ。
        事件は、一家の家族の絆を蝕み、残された母親は心を病んでしまった。

        しかし、警察も匙を投げた事件を、ただひとり13歳の少年ジョニーだけは、双子の妹を取り戻すために追い続けていた。

        著者にとって、家族の信頼回復の物語は、興味の尽きないテーマのようだが、この作品では複数の親子関係を対比させ、より複雑な絵柄を浮かび上がらせる。

        中盤までは、やや無鉄砲とも思える展開の広がりを見せるが、それが巧みに収束していく終盤は、息を呑む素晴らしさだ。

        平和な家族関係を取り戻そうとする主人公の一途な思いが胸を打つが、少年の成長をうかがわせるエンディングが、これまた実にいいんですね。

        >> 続きを読む

        2019/03/07 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      アイアン・ハウス
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 帯より
        孤児院で育ち、生き別れた兄弟。兄は殺し屋に、弟は作家になった。二人の人生がふたたび交わるとき、壮絶な過去が甦る。
        「川は静かに流れ」「ラストチャイルド」を越えるジョン・ハート待望の長編小説。

        ポケミス555ページの力作。本が重かった。内容もまた一段と重く面白かった。
        貧困の中の、それも極貧の生活ではどんな人間もまともに生きてはいけないだろう。アイアン・マウンテンの奥、崩れかけた孤児院から始まるこの物語は、弱い弟の生活と、兄の強さゆえに味わう悲哀の深さがより深く、心に残る。

        * * *

        アイアンハウスは戦後の負傷兵の収容所だった。そこを買い取り孤児院にしたときは、すでに時の流れで崩れかけた骸のような建物になっていた。
        荒廃は建物だけでなく、収容された子どもたちの心までも荒れ果て、中では暴力と盗みが横行していた。

        孤児院にいた、捨てられた兄弟、弟のジュリアンは弱く、常に彼らの獲物になり虐待を受けていた。これを兄のマイケルがかばってきた。しかし追い詰められたジュリアンは、ヘネシーというボスを刺してしまう。

        兄はその罪を代わり、孤児院から逃げ出す。

        そのとき皮肉にも兄弟を引き取りに、上院議員夫人が来たところだった。
        富豪の妻になった彼女は、一人残ったジュリアンを引き取り、目を向けた窓の外を、汚れた子どもが走って逃げるのを見た。

        23年後、ジュリアンは流行作家になっていた。

        一方マイケルは、孤児を集めてさまざまな生きるすべを探しながら、したたかに成長していった。

        ギャングのボスがマイケルを見つけて手下にした。いつかボスとは親子のような情愛が生まれていたが、ボスは末期がんの苦痛の中でマイケルに殺してくれと頼む。ボスの莫大な遺産は、できの悪い息子にではなく、マイケルに託され、それが闘争の元になった。

        ボスの息子たちはマイケルに手段を選ばず、ボスの銀行口座や暗証番号を聞き出そうとする。

        マイケルには妊娠中の妻がいたボスが死ぬ前に組織から抜ける許しを得ていたが、それで妻も危なくなる。
        妻はおびえ、子どものために姿を隠したいという、マイケルは家族との別れが来たとこと知る。
        妻は空港から故郷に帰り、マイケルは孤独と苦痛にさいなまれる。

        ギャングとの闘争は目を覆うばかりに生々しくおぞましい。だがそこをくぐりぬけ、追っ手を逃れて、ジュリアンの屋敷に逃げ込んで再会する。23年経って二人はよく似た顔立ちになっていた。

        だが、その屋敷内の湖で、孤児院当時ジュアリアンを虐待したメンバーが次々に殺されて沈められていた。
        ジュリアンは、夫人に守られ成長したが、子ども時代の悪夢からは開放されていなかった。

        マイケルはほかの幼い子どもの中から、兄弟だけを引き取ろうとした上院議員夫人の過去を突き止める。

        * * *

        極貧がいかに過酷に神経を蝕むか、いじめられた恐怖がどのように尾を引いているか、哀切極まりない過去が、現在でもまだ癒えず、兄弟はそれから逃れるために命をかける。

        ジュリアンは弱く、マイケルは強い、それぞれが背負った運命と戦う様子が重く、したたかに語られている。

        予想以上の力作だった。精神の異常をきたしたジュリアンのことも、やはり状況によっては必要だったかも知れない。弱さを書きつくしているので、予想される展開ではあるが。ひとつの要素でもある。

        ギャングとの闘争シーンや、残酷な描写は前作と少し違った荒々しさがあるが、彼の新しい面を見せている。

        夫人と運転手の繋がり、かっての孤児院の監督者と頭の怪我で子どものままの孤児の暮らし、読みどころは多い。

        複雑な過去も全てにかたちをつけ、少し新しい傾向を見せながら、解決に導いたジョン・ハートに拍手を送る。
        >> 続きを読む

        2015/04/18 by 空耳よ

      • コメント 8件
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      ジェイコブを守るため
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • マサチューセッツ州の地区検事補アンディ・バーバーの日常は
        ある日少年が公園で何者かに殺された事件によって一変する。
        被害者の同級生だった、彼の十四歳の息子ジェイコブが、犯人と疑われて逮捕されたのだ。
        息子は無罪だ。アンディはジェイコブを救うために闘うものの一家は徐々に孤立し、疲弊していく。

        倫理と愛情のはざまを鋭く突く、巧みな語りと臨場感あふれる描写で全米の絶賛を浴びた傑作サスペンス登場。

        いやー。凄かった。
        同じく、十四歳の子供(娘)を持つ父親としては
        すごくリアルに感じました。

        思春期を迎え、自分の子供に対するある種のバイアス(無意識のうちに持っていた期待)が
        打ち砕かれ
        我が子のことを“分かっていた”なんていうのは
        単なる自分の勘違い・傲慢だったのかという気持ちと
        信じたいという当然の気持ち。
        その葛藤。

        そして息子の学校生活。
        今までのコミュニティからも疎外されることとなり。
        親子の関係だけでなく・夫婦関係にも露わになってくる問題。

        そして、主人公・アンディの過去にもある秘密が・・・

        なんとか、息子の無実を信じ、奮闘する父親なんですが
        その徐々に逸脱していく変遷の書き方がもの凄く上手いです。
        (本人が自分の行動を客観視しているようで
        できていない辺りとか)

        父性愛というべきなのかなんなのか。

        これ以上書くと、これから読む方の興をそぐと思うので
        ここまでにしますが。

        色んな意味で読み応えのある作品でした。
        >> 続きを読む

        2013/10/05 by きみやす

      • コメント 12件
    • 2人が本棚登録しています
      ラスト・チャイルド
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 妹アリッサの誘拐事件から、父親の失踪、母親の薬物依存、地元名士の母親への執着等で、ジョニー少年は最低辺の生活を強いられる。
        そんな中でもジョニーはあきらめる事無く一人で妹を探し続ける。妹さえ見つかれば家庭が元通りになると信じながら・・・。

        話はジョニーの視点と、ジョニーの理解者で、母親キャサリンへ淡い恋心を抱いているハント刑事の2つの視点から話が進んでいく。
        ジョニーはひたすら自分一人で事件を解決すべく動くが、協力を仰ぐのは唯一親友のジャックだけ。大人に反抗するというよりも、自分だけを頼みにして孤独な戦いをしていきます。
        ただ、ハントの存在が無ければ決してジョニーも先へは進めない、このタフで心優しい正義漢は、自分の立場も顧みずにひたすらジョニー、キャサリンの為に息の詰まるような人間関係を掻き分けて突進していく。何も信じられないこの話の中で唯一の光といってもいい存在で、病み切ったアメリカの中でこうありたいと思う理想の男像のような気がする。けれどアメリカ人に知り合いいないので、心の中のアメリカーナに聞いてみました。
        内容的には是非読んで確認して貰いたいけれども、この小説はとにかく面白いです。間延びする瞬間が全くなく、ひたすら目が離せない状態で最後まで進みます。途中妹失踪の真相の部分など集中しすぎて変な声が出てしまい家族から不審がられました。
        優秀なバイプレイヤーの黒人の大男も神託を授ける堂々たる役割を果たし、話に神秘性を与えるための重要存在として登場します。
        盛り沢山の話でありながら印象的にはとてもわかりやすく感情移入して読めます。訳がいいのかもしれませんが、登場人物の行動がとても人間的です。

        最後のジョニーとジャックの友情に一番胸をえぐられました。なんでえぐられたかって?それは読んで確認すること!お兄さんとの約束だ!
        >> 続きを読む

        2015/04/18 by ありんこ

      • コメント 10件
    • 2人が本棚登録しています
      アイアン・ハウス
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • アイアンマウンテンの奥深く、朽ちかけた少年保護施設に兄弟はいた。
        殺伐とした子供社会の中では弱い者は食い荒らされるだけ、兄は牙を磨き、弟は空想の世界へ逃避した。
        時は経ち兄はギャングの凄腕の殺し屋として組織に君臨、弟は養子に貰われた後、一部で熱狂的な支持を受ける絵本作家となった。

        兄は恋人の妊娠を機に組織からの脱退を申し入れるが受け入れられず、ある時恋人の働くレストランが爆破、銃撃を受け多数の死傷者を出す。
        逃亡する最中、組織のボスから弟を殺すと脅迫を受ける。
        弟とは20数年会っていない。でも俺にはいつまでも大事な弟なんだ・・・。

        ジョンハートさんの4作目。ようやっと入手しました。
        まだ上巻なので何とも言えませんが現段階ではラストチャイルドに迫る名作の予感です。
        少年達は自分の人生を手に入れようともがいていますが、選びようも無かった少年時代に未だに縛られて先に進めなくなっています。
        兄は暴力のエリートとして育てられ組織から抜ける事が出来ない、弟は弱い心を抱えていつか見つかるのではないかと、救いの扉をノックし続けるので有りました。

        下巻へ続く
        >> 続きを読む

        2015/05/21 by ありんこ

      • コメント 10件
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【東野さやか】(ヒガシノサヤカ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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