読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)
1クリック登録
悪魔憑きと呼ばれる精神疾患がテーマの新伝記。他人には見せないだけで、弱い心に甘んじる方が楽で安心できる。変わる事は辛いからからこのままでいいと思ってしまった事は誰でも一度はあるはずだ。この作品は体に欠損を持つ主人公達が、精神疾患で肉体が異貌と化した人々を救済していく物語。人が根源的に持つ弱さは誰しも抱えており、その弱さを何とか脱却しようと抗う為に必死になるのが正常な在り方で、「このままではいけない」という危機感が欠乏した時、人で在る事の尊厳を失うのだ。歪んだ心の闇を放置する事の危うさに警鐘を鳴らしている。昨今の現代人が抱える精神疾患を冷徹な視点を持ってして、甘えだとバッサリ切り捨て、病とはとどのつまり心の弱さから生まれる悪だと言及する様は、なかなかに厳しくて辛辣だが、スッと心に腑に落ちるものを感じた。確かに何でも病気のせいにして逃げていては幸せにはなれないなぁ。 >> 続きを読む
2018/06/12 by ebishi
空の境界本編は読了済み。DVDで言うならボーナストラックと言った感じの作品。文章が難しいので読んで内容を理解したわけではないが、過酷な運命が終わってからも無事に式と幹也は一緒にいるということが解っただけでもこの本を読んだ意味はあると思った。ここらで空の境界の本編の映像を見なおしてみようかなという気になった。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2016/07/03 by おにけん
何でしょう、なんとなーく、この中巻に苦手意識のある私(笑)魔術師「荒耶宗蓮」の存在自体もそうですが。彼が目指す理想が、私には理解出来ないもので。再読であるのですが、やはり何度読んでも、私には分からない。それだけ荒耶宗蓮という人は、考え方も行き方も、全てが別次元の人なんだと、改めて思い知りました。でも、良いんです。私が憧れる女性、橙子さんが活躍していたので(笑) >> 続きを読む
2018/04/08 by ゆずの
空の境界は10年たった今でも映像化されるなどの根強い人気を誇る作品である。著者はゲームライターとして活動しており、その作品群は何年たってもオタク達に愛されており、本作もいくつか映像化され高い人気を誇った。もともと同人小説なので本文にはいくつも癖があり、人によってはちんぷんかんぷんな内容ばかりになってしまうため敷居はそこそこ高い。本作を初めて読むというのはあまりお勧めしない。それよりはゲームであるFateシリーズを手にとって見てから、著者の作風に染まったほうが何倍も本作を楽しめるだろう。 >> 続きを読む
2015/04/28 by teem0
黒桐幹也の同級生、両儀式は二重人格者。彼女の中には、殺人鬼「織」がいた。しかし式は交通事故に巻き込まれ、二年間、昏睡状態に。目が覚めた式の中には、織は存在しなかった。その代わりに、式にはある特殊な能力が備わっていた。それは、あらゆるものの「死」を視る事が出来る、【直死の魔眼】だった。その能力を得た式のまわりで、説明の出来ない、不可解な事件が勃発する。式は幹也、幹也の勤める事務所の所長である、蒼崎橙子と共に、事件に関わっていく。この小説を知ったのは、私が学生の頃です。この前、ふと「また読みたいな」と思い、再び読み始めました。やっぱり何度読んでも、この作品は面白いです。式は勿論の事、所長の橙子さんが、本当にカッコよくて。同じ女性として憧れちゃいます。 >> 続きを読む
2018/03/30 by ゆずの
四年前に発生した、通り魔殺人事件が、再び再発する。犯人はやがて「殺人鬼」と呼ばれ、町を震撼させていく。両儀式は、自分と同じである殺人鬼を探すために、黒桐幹也の前から、忽然と姿を消した。幹也は式が、殺人鬼を殺して、人殺しになってしまうと予感して、単独で式を探し始める。一番、この最終話が、私は好きです。アニメで見たら、なかなかのグロテスクシーン満載でしたが(笑)それでも事件が解決した時の、式と幹也が本当に好きで。こうして再び読み直しましたが。やっぱり、この作品は面白い作品でした。 >> 続きを読む
2018/04/17 by ゆずの
悪魔憑きの少年達が夢を白球に託す新伝記。かつて交わした約束は真夏のグランドの陽炎のように、揺らめいて不確かだけれど、だからこそその夢をちゃんと果たそうと意志を貫き通す様に、憧れとわずかな嫉妬が言いしれぬ痛みとして胸を焦がす。それは、かつて自分も彼らのように純朴に願いを追い求める若さ故の意固地強さがあり、歳を重ねるごとに薄れてしまったみっともなくとも大切な感情だから。この物語は野球に才覚のある選手達が幼い頃から野球を通して育んできた絆が一度は分かたれても、何度でもやり直す事が出来る友情の尊さを教えてくれる。 >> 続きを読む
【奈須きのこ】(ナスキノコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
ページの先頭に戻る
会員登録(無料)
レビューのある本