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三崎亜記

著者情報
著者名:三崎亜記
みさきあき
ミサキアキ
生年~没年:1970~

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このランキングは1日1回更新されます。
      となり町戦争
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! karamomo
      • 本書を買った&読んだきっかけは、雑誌"ダヴィンチ"でおすすめ本として本書が紹介されていたからです。

        その後、映画化もされましたし、ストーリーについても、私などより他のレビューの方の方が参考になると思いますのでここでは割愛いたします。

        ただ「となり町戦争」に関しての思い出を一つ書きますと・・・

        本書に挟んであったアンケートハガキを送ったところ、後日出版社の集英社からもう1冊 本書が送られ"よろしければ、この本を他の方にもおすすめしてください"と書かれた礼状も同封されていたこと。

        集英社の丁寧な対応には、驚きとともにいたく感激しました。

        その出来事を契機に、集英社から出版された三崎亜記さんの作品とも縁がしばらくつづきました。
        >> 続きを読む

        2017/08/27 by アーチャー

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      となり町戦争
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!

      • 三崎亜紀の第17回小説すばる新人賞受賞作「となり町戦争」を読了。

        見えないものを私たちは、どう実感しうるのだろうか。
        情報化社会に生きる私たちは、日々たくさんのニュースを聞き、多くのデータを手に入れることができる。

        手に入れた情報は、一見ただの文字と数字でしかない。しかし、その文字と数字はどんな時、受け止めた人間にとって実感を伴うリアルなものになりうるのだろうか。

        主人公の「僕」は、ある日、町の広報によって、となり町との戦争が始まることを知る。
        けれど、開戦日を過ぎても、銃声を聞くこともなければ、爆撃を受けるわけでもない。

        以前と変わることなく、毎日となり町を通って通勤している「僕」は、ある日、戦時特別偵察業務を町から依頼される。
        何のための戦争なのか、そもそも今が戦時下であるということすらわからないまま、いつの間にか戦争の渦中に身を置く「僕」。

        広報に出る戦死者の数は確実に増えているのに、それでもなお戦争を実感することができないのだ-------。

        戦争の世紀と言われた二十世紀。そして二十一世紀となった今も変わることなく世界のどこかで戦争は存在している。
        けれど、同時代を生きている私たちが、今世界で起こっていることを実感し、世界とつながっている自分を実感するのは、なぜこうも難しいのだろうか。

        戦争はさまざまな形で、今も私たちの暮らしに影を落としているはずなのに、それを感じとることができない私たちは、いつの間にか自分がその渦中にいたとしても、やはり実感できないままなのではないか。

        さらりとした、抑制の効いた文体が、次第にそんな不安を深め、最後には悲しみさえも湛え出す。
        現代を覆っている底知れない何かを、著者は澄んだまなざしで言葉にしようとしている。

        自治体が公共事業として戦争を遂行するなどという、一見、不思議な物語のあちこちに、現実の世界に感じるもどかしさと違和感、そして何よりリアリティーが希薄になっている、今の私たち自身があぶり出されるのだ。

        >> 続きを読む

        2018/11/07 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      バスジャック
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 7つの短編が収録された一冊。
        一作目の『二階扉をつけてください』は少しSF的でブラックユーモアが効いていて、世にも奇妙な物語で放送されそうなストーリー。
        ほかの作品も微妙な異世界感があり、その設定を特に掘り下げることはないのですが、その感覚も不思議と楽しめました。

        >> 続きを読む

        2015/09/28 by ikomot

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      失われた町
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! mizukiyuno
      • "となり町戦争"の三崎亜紀先生の作品

        30年に一度起こる、原因不明の町の消滅。

        そんな本当に突拍子も無い現象を中心に、物語が進んでいくのに、その緊張感や臨場感には説得力があります。

        設定が設定だけに些か読みにくいのは否定できませんが、SFチックな超現象とそれに立ち向かっていく人々の薄暗く鬼気迫る様は一見の価値ありだと思います。
        終章の綺麗な納まり方も、気持のよい一冊です。
        >> 続きを読む

        2014/05/07 by オオスカシ

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      廃墟建築士
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 同作者原作の「となり町戦争」の映画版をみたことがありますが三崎亜記さんの本を読むのは初めて。
        映画をみたときは面白げではありながら無理が多くて映画じゃ持たないなと感じてましたが、こういう短編の文章で読むのは楽しい。
        このイマジネーションはアニメ向きなのかもしれないですね。
        亡くなってしまいましたが、今敏監督にアニメ映画化をしてもらいたかったような作品たちです。
        なかなか楽しめました。
        >> 続きを読む

        2018/07/28 by motti

    • 2人が本棚登録しています
      廃墟建築士
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 不思議な短編が4つ。正面から理解しようと思うと、「???」ですが、「そういうこともあるかもなぁ~」と思えば面白いお話達でした。(10.07.03 読了) >> 続きを読む

        2015/06/17 by のこ☆

    • 3人が本棚登録しています
      逆回りのお散歩
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 市と町の合併は吸収合併なのか乗っ取りか。反対運動自体も裏で操作されていたり、マスコミの報道も偏っている。皆が信じていることが真実とは限らない。 >> 続きを読む

        2018/06/17 by tomolib

    • 2人が本棚登録しています
      バスジャック
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 友人の紹介で冒頭の「二階扉をつけてください」目的で借りたら、怖すぎて二作目を読むのを躊躇したくらい。実際にはどれも違った趣で、情緒的な作品もあった、けど、いかんせん、冒頭作品のインパクトが強すぎ、正直私にはなんでこれがタイトルじゃないのか不思議なくらい。「バスジャック」では、手に取らないなあ。 >> 続きを読む

        2015/02/12 by umizaras

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      刻まれない明日
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 誰にも刻まれない明日だとしても、生きる。そんな悲しみのなかに爽やかさの残るようなラストが好きです。突然の喪失と向き合い寄り添う人々の優しい喪失と再生の話という側面と、某原発事故をも彷彿とさせる国による国家機密の暗部はの社会風刺が絶妙なバランスの三崎さんの作品で大好きです。必死になにかと向き合い越えていこうとする住人の人々の裏で情報操作、思念操作などが行われていること、など救いのない部分に向き合わなければならない人がいる現実まできっちり描き彼らの苦悩まで切り取っているところが作品としての深みだと思います。個人的には沙弓さんと幡谷さんの話と紙飛行機の話と西山係長の第五分館だよりと黒田さんと梨田さんの話がほんとうに好きです。真相に深く関わっている沙弓さんの苦しみも共に歩く幡谷さんとなら向き合っていける。他の人々もみんな失ったものと向き合って、今の大事な人ともまた向き合うということにたどり着いていて素敵でした。最後の梨田さんの、他の全ての人に顔を覚えてもらえなくなるより、一番大事な人の顔を覚えられる方を選ぶに決まってるじゃないですか。があまりにも素敵で。きっとそれだけでは割りきれないものも沢山あるけど、それもすべて抱き締めて笑う梨田さんの笑顔はほんとうに素敵なんだろう。例え誰にも刻まれない笑顔だとしても。公式には幻覚とされてしまう町の不可解な現象。それらがすべて刻まれない明日だとしても、それでもいきていく。そんな素敵な話でした。 >> 続きを読む

        2018/11/10 by kaoru-yuzu

    • 2人が本棚登録しています

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