こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


沼田まほかる

著者情報
著者名:沼田まほかる
ぬまたまほかる
ヌマタマホカル
生年~没年:1948~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      ユリゴコロ
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 「まほかるを読んでみて欲しい」
        知人にそう告げられ、私が最初に手にした沼田まほかる作品、それがこの“ユリゴコロ”だった。

        あらすじを読んだ時の第一印象は、怖そう。自身の犯した殺人について告白した4冊のノートを、主人公が見つける、とある。とても不穏だ。実際、読み進めていくほどに、ノートの書き手の行いも過激になっていく。積み重なっていく恐怖感が、ページをめくる手を止めさせてくれない。

        そんなホラーサスペンスな前半の読み味に対し、後半は解決編が始まる。真実が少しずつ紐解かれていくごとに恐怖感は薄れ、「そういうことだったのか」と驚かされる。まさに“幸せなどんでん返し”だ。すべての謎がわかるまで、またページが止まらなくなる。

        読後にやってくる結末を、ぜひ味わって欲しい。映画も始まるので、そちらも観てみようと思う。
        >> 続きを読む

        2017/09/11 by ディンゴ

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      九月が永遠に続けば
      カテゴリー:小説、物語
      3.1
      いいね!
      • 読み進むうちにどんどん違和感が大きくなって、中盤以降は素直な気持ちで読むことができなくなった。
        最愛の息子が行方不明となれば藁にもすがる精神状態になるのだろう。
        そのことを差し引いても主人公が衝動的に行動し過ぎ。本当の精神病患者はこの主人公なんじゃないかと疑いながら読んでしまった。
        他にも仕事もせずに主人公宅に通いつめる服部とか、失踪に関して一切動こうとしない警察とか不自然な設定が多すぎた。
        >> 続きを読む

        2017/01/15 by Magic_Hour

    • 他3人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      猫鳴り
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 自分で 飼っていた猫を思い出した。最後は とても悲しかった。3月に産まれた孫を会いに行く途中の新幹線で読んだ。生と死って何?って考えさせられた。ユリゴコロも前に読んだが 、不思議な小説です。 >> 続きを読む

        2017/01/26 by 缶詰め

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      彼女がその名を知らない鳥たち
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! masa920
      • 辛そうだけど、たのしみ。

        2017/02/14 by dekapi

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      ユリゴコロ
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 初読みの作家さんです。人気作なので読んでみました。

        読み始めて数ページで、展開早いなぁと思い始め、その印象が最後まで続きました。良く言えば気持ちよく進んで読みやすい。しかし所々展開が急すぎる、話が出来すぎている部分が目立ちました。
        なんというか、選択肢で間違えることがなく簡単にクリアできるシミュレーションゲームのような感じです。現実味がない部分は、狙ってそうしているのかもですが。

        加えて登場人物の中に好感を持てる人がおらず(というか人物の描写が曖昧で上手く人物像を結べない)、特に主人公の行動、考え方にいちいち辟易とさせられました。

        文章は読みにくくないと思います。わりと厚みのある本ですがスラスラと読めてしまいますので、どんどん展開していくお話を好む方にオススメしたいです。
        >> 続きを読む

        2015/08/14 by pechaca

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      アミダサマ
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • オカルティックなホラーサスペンス
        一人の少女を巡って飛び交う狂気狂気狂気。
        序所に確実に壊れていく、日常の描写は本当に鬼気迫るものがあります。

        沼田まほかるさんは他にも数冊読んでいますが、本書は比較的ファンタジックで宗教的な描写も多いです。さらに人を選ぶかもしれません。
        気分がモヤモヤしてるとき、それを上回るモヤモヤで忘れさせてくれる一冊。
        >> 続きを読む

        2014/04/17 by オオスカシ

      • コメント 2件
    • 5人が本棚登録しています
      痺れる
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 沼田まほかるさんは三作目。傑作「ユリゴコロ」の作風がぴったり来ていた。

        次に勢い込んで読んだ「9月が永遠に続けば」はその暗さに圧倒された、楽には生きられないにしても、自分で招いた不幸までも何か運命のように襲ってきて、その上不意の事故、おぞましい性癖、忌みごと、怖くやり切れなない思いでもう読むのは止めようかと思った。

        ところがそんな毒に染まったのか、この本をふと手に取り、チラッと読んで、また取り込まれた。「悪は伝染する」とか「毒はじわじわ伝わる」とかあり来たりの言葉を、言い訳めいて思い出だしながら読んだのだが、面白いシーンは短く終わってしまった。私は迂闊にも短編集だと気がつかなかった。

        これならいけると思った。そして読み進んで驚き、心から詫びた。沼田さんの作品は奇をてらうのではなく、ことさら暗さを呼び寄せるのではなく、常ならざる影がある。それが人生の底辺を流れている、それが生きること、そういう意志がみえてきた。それを作品にする力を持つ人なのだ。

        三作目にして少し解った、と、このくらい書きたくなるほど、良く出来た短編集だった。ホラー、ミステリ、サスペンス、形は違ってもこれから読む沼田本はどんな毒でも素直に染まってみよう、それほどインパクトのある、様々なスタイルを持つ作品集だった。

        こういう特異な作家は読者を選ぶかもしれない。でもそれぞれの短い話は絶品で、多少猟奇的でハードさが、いつか気持ちよくなる、そんな気持ちを共有してみたいと思うことでもあれば、強くお勧めする。

        《林檎曼荼羅》
        これがいい。認知症で独り暮らしの老女が、探し物をするので棚のものを出していく。それにつれて様々な思いが去来する。ユリゴコロに通じるような日常にある違和感、それが認知症の頭で歪んで見える、過去と現実がだぶる、探し物に紛れて秘めた過去が出てくる、じわっと恐ろしい。

        《レイピスト》
        不倫女性がレイプに会う、その結果は、という並でない話。

        《ヤモリ》
        これも面白い、最後であっという、もしかしてと言う感じがじわじわと。

        《沼毛虫》
        これも日常が普通に進んでいく家庭なのだが。曽祖母の話を聞く曾孫は考える。あらわになる出来事が、それまで日常に生まれて過ぎてきた、不思議さが巧い。これが沼田さんの持ち味かな。

        《テンガロンハット》
        女の独り暮らしの話。古い家を修理してくれる庭師が器用で、おそろしい。ちょっと悲しいかも。

        《TAKO》
        いやぁ、参った。映画館の暗い観客席に少し秘密がある。最後の一行で名作になる。

        《普通じゃない》
        そう、コロンボって変なおじさんで、”どう見ても性格異常者だ”と思い私なら、彼の上を行く完全犯罪が出来る。ドジなどしない。そして綿密に計画を練る。巧くいったが、最後のシーンが眩しい(笑)

        《クモキリソウ》
        この目立たない花がマニアックでいいのです。毎年、門の脇においてくれる人がいる、ミステリかな、ちょっと違う、優しい出来事。

        《エトワール》
        吉澤と不倫関係にある、吉澤は年上の妻も愛しているらしい。葛藤と嫉妬がわきあがる。しだいに異常な感情に傾いていく。あぁ巧いな、きっとやられます。やっぱりだ、しまった。



        300ページちょっと、すぐに読める、面白くて読み始めると勢いがついて止まらない、そんな短編集だ。
        池上冬樹さんの解説にまで激しく同意。
        >> 続きを読む

        2015/06/19 by 空耳よ

      • コメント 16件
    • 4人が本棚登録しています

【沼田まほかる】(ヌマタマホカル) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚