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中野禎二

著者情報
著者名:中野禎二
なかのていじ
ナカノテイジ

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      マインドマップ図解術 即効!仕事と人生の可能性を拓く
      カテゴリー:経営管理
      2.5
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      • 連想的思考法マインドマップの本。マインドマップの簡単な説明と事例集です。
        学生の頃、英作文を書くためにブレインストーミングを行って書く内容の練り込みを行うよう教わりました(マインドマップはブレインストーミングの発展系)。それ以来、何らかの方針を白紙の状態から考えるときには度々ブレインストーミングもしくはマインドマップを(主に手書きで)書いてきましたが、結構頭の整理の役に立ちます。
        ブレインストーミングもマインドマップも基本は紙の中心に考えたいテーマを一つ記載しまして、そこから現状置かれている状況下で連想する物事を放射線状に書き出していき、中央のテーマから線を引きます。で、後は再帰的にそれらの物事に対して連想される物事や問題点、解決策、注意点等々なんでも思いついたものを放射線状に記載していきまして、俯瞰で全体を見ながら、テーマの持つトピックや問題点、対策等の傾向や構造、思考の漏れや抜けを見ていくというものです。
        出来上がる情報は一時的な状況の解説であり、長期的な積み上げのものでも、蓄積されたデータでもありません。しかもこの思考方法は連想法なので宿命的に出来上がる情報は発散する特性を持ちます。が、俯瞰で見える事、傾向や構造、パターンが見える事、それらに対しどう思うのか(analyze)から得られる情報は一時的かつ発散した情報という枝葉を抽象化して、幹に集約します。こういった抽象化、集約した情報の積み上げが戦略情報を構成します。
        ブレインストーミングもマインドマップも相当の集中と思考の柔軟性および内面に問いかける姿勢が必要ですが、これらは個人で行っても複数人で行っても良いです。
        個人で行う場合は自身はそれを行う必要性を十分理解しているので、自身の内面に問いかければ良いだけなのですが、複数人で行う場合は、注意が必要です。まず、モデレータが必要になります。モデレータは意見のとりまとめとしてテーマからの脱線を防ぐ必要がありますが、より難しいのは意見を引き出す事にあります。この為にはテーマは真摯に話し合いの必要がある事を理解してもらう必要がある一方、意見を言ってもらえる空気の醸成が必要です。これが非常に難しい。身の安全は当然の事ながら、信用貯金が高くなければいけない(ここで七つの習慣に繋がる)、その上意見を言わないとこの人駄目だという危機感というか言ってやりたくなるモチベーションのような物が必要です。この空気を作り出すために私は昔苦労したことがありますが、それでも上手くいったことがあるとはとても言えないほど、だいぶ失敗しました。私はこの手の事には向いていないと思うほどに。これはとても難しい事です。これは、マスタースレーブ型では非常に困難です(マスター全てを考える役、スレーブ従う役なので)。
        モデレータのとても良いロールモデルは昔NHKにて放映されていたハーバード白熱教室のマイケルサンデル教授かと思います。彼はテーマを用意し、それを取り巻く状況、思考、前提条件、こうなるとどうなるのかといった情報を提示し、生徒に意見を投げかけ、意見を引き出していました。放送を観た当時相当に衝撃を受けたものです。
        そこまでの事はこの本には書かれていないのですが、ブレインストーミングやマインドマップは様々な状況下で役に立ちます。日々の日常での問題の対策から、システムの要求仕様を考える際、ソフトウェア仕様書のコンテンツを考える際、テストケースを考える際等々、考えだしたらきりがないほど様々な状況で応用できる思考法です。
        マインドマップとはどういうモノなのかにほんのちょっとだけ触れてみたくなった人にお勧めです。
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        2013/02/23 by Shimada

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