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豊田徹也

著者情報
著者名:豊田徹也
とよだてつや
トヨダテツヤ

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      珈琲時間
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • コーヒーを脇役に据えた短篇集.タイトルと表紙の絵に惹かれて,中身を見ずに購入しました.

        コメディタッチあり,問題を抱えた人を描いたシリアスタッチあり,SFのような近未来仮想世界のような設定のものもあり,バラエティに富んでいます.その全ての作品に,人と人をつなぐ媒介としてコーヒーが登場します.

        いい感じの作品ではあるのですが,何せひとつのエピソードが10ページ程度と短いので,特にシリアス系のお話では,背景が表に出てきてなくて,登場人物が何か問題を抱えているのだけれど,それがどういうものかはっきりしなくて,若干モヤモヤ感が残ります.

        とはいえ,コーヒー好きな自分にとっては,なかなか味わい深い作品でした.上記の「モヤモヤ感が残る」シリアスタッチのエピソードが,返って印象的だった,というのは,やはり描き方がうまかった,ということなのでしょうか…? 実写ドラマ化されたら面白いだろうな,と思います.

        最後のお話で,他の2編でも登場するイタリア人映画監督が発する言葉が,コーヒー好きの心に残りました:

        「人生に必要なのは何か? 生きる糧となるものは?
        酒か? 恋愛か? 金か?
        それらは強すぎる.私は一杯のコーヒーだと思う.
        一杯のコーヒーと口ずさむ歌.それが生きる慰めとなるのだ.
        さあコーヒーを飲もう.今すぐに!
        なぜなら人はいつ死んでしまうかわからないからだ!
        さあコーヒーを飲もう.今すぐに!
        なぜなら人生はあっという間に過ぎ去ってしまうからだ!」
        >> 続きを読む

        2014/10/05 by medio

      • コメント 1件
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      アンダーカレント
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 「人をわかるってどういうことですか」

         読後、この問いかけが完璧な余韻の中で心に染み渡りました。
         派手さや華やかさは全くないにも関わらず、ケチのつけようがない完成された作品です。

         他人には見せない自分を持つことで精神のバランスを取っている人は少なくないと思います。でも、そのような心の闇は、「見せたい……!でも見せたくない……!」という葛藤を生んでしまうことがあります。そういった非常に微妙な心の構造を、本作は、登場人物たちの表面的な生活の描写によって表現するのです。その表現力が本当に凄い! タイトル「アンダーカレント」の示す通り、人の心の底に流れるものが作品に閉じ込められています。

         人はわかりあえない。私はそう思います。少なくとも、「人をわかる」ということは思っている以上に難しいです。でも、それは決して悲観すべきことではなく、わからないからこそ相手をわかろうともがき、わかりあえたと思う瞬間が確かにあり、それは素晴らしいことだと思うのです。そして、そのことを示してくれる本作、最高です。

         大絶賛しつつも、本作を最初に読んだ時には、それほど深く印象に残りませんでした。おそらく、3〜4年ほど前のことです。あれから自分が何かを得たのか、失ったのか……何らかの変化が合ったようです。人はそれを「成長」と呼ぶのでしょうか(遠い目)。なんにせよ、新たな面白さを発見できた、これは非常に良いことです!
        >> 続きを読む

        2017/02/24 by あさ・くら

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