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道尾秀介

著者情報
著者名:道尾秀介
みちおしゅうすけ
ミチオシュウスケ

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      向日葵の咲かない夏
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee Tukiwami
      • まったく事前情報なしで読み始めたこの作品、こんな小説があっていいのかと衝撃を受けた。途中嫌悪感さえ感じながらも最後どう収めるのかが気になり読了。終わって今でももやもやしている。
        ラストの展開は破壊的ではあるが、これはこれである意味完成度が高いのなとも思う。(作品の評価が思いのほか高いことを鑑みると)
        でも、氏の他の作品を読もうという気にはまだなっていない。



        >> 続きを読む

        2019/05/11 by Sprinter

    • 他28人がレビュー登録、 104人が本棚登録しています
      カラスの親指 by rule of CROW's thumb
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! ooitee
      • あまり肩がこらず気楽に読めて、かつ適度にドキドキわくわくできる本が読みたいなあ~という気分だったので、ツイッターでおススメしている方を見て今回はこちらを選んだ次第。ちなみに、大変申し訳ないのだけれど、こちらの作者さんは初読です。

        事前情報はとくに入れず、ただしアマプラに阿部ちゃんの写った映像がある作品+どうやら<詐欺もの>らしいということだけで読みはじめた。
        読みはじめて、うん、これは詐欺は詐欺でも、いわゆるコン・ゲームものだな、と確信。

        当初の読書目的は問題なく達成!
        文章も読みやすく、途中どきどき、わくわくしながら読めました。寝る時間前の読書タイムが楽しみになった数日でした。
        なので、そういう目的意識で読む方には大変おすすめします。

        ただ、最後に大どんでん返しが控えていますが、これをどう評価するかで大きく二つにわかれそうですね。
        私は、う~ん、これはかなりもったいないかな、と。途中までのどきどきわくわく感が半減どころか冷めてしまう感じました。
        どなたかが、これは夢落ちパターンかと評されていたけれど、その感想を聞いて私も自分のもやもやが腑に落ちました。

        少なくともコン・ゲームで私が最期に待っているものは胸のすくような結末なんです。
        これでは胸はすかないかなあ~、ということで最後が残念な派に一票です。

        ◆ネタバレありの私の覚書
        P167
        メールを開いてみた。そして画面に表示された、そのほんの短い文章を読んだとき、思わず頬を緩めて小さく笑い声を漏らしてしまった。
        <ほんとは感謝してます。助けてくれて嬉しかったです>
        居間に顔を向ける。まひろは素知らぬ顔で漫画誌を捲っていた。顔をあげ、ちらりと武沢のほうを見たが、すぐにまたつんとして雑誌に目を戻してしまう。武沢は笑いだしたいのを我慢しながら冷蔵庫の麦茶を取り出し、グラスに注いだ。
        なるほど、メールというのはたしかに便利なものなのかもしれない。口では直接言えないようなことを伝えるのに、向いているのだろう。

        P462
        今回の出来事は、まるで一遍の小説か映画のようだった。テツさんとの出会い。まひろとの出会い。トサカ。やひろと貫太郎の闖入。ヒグチ。アルバトロス作戦。そして、三人の再出発。おまけにトサカの生まれ変わり。


        ====データベース====
        人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)

        >> 続きを読む

        2021/12/23 by まみー

    • 他10人がレビュー登録、 38人が本棚登録しています
      シャドウ
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ooitee
      • 道尾秀介の「シャドウ」は、読み出したらページを繰る手ももどかしいほど、一気に読まされてしまう本格ミステリの傑作だ。

        父親同士、母親同士、子供同士が同級生で、家族ぐるみで親しい付き合いをしていた我茂家と水城家。

        だが、子供たちが小学5年生になった5月、我茂の妻が病死してしまう。
        その告別式以降、息子の凰介は、憶えのない奇妙な光景が、映像となって目の前に浮ぶという体験をする。

        それから一週間後、今度は水城の妻が、夫の職場である医科大学の屋上から飛び降りて死んだのだ。

        妻の自殺は、自分へのあてつけだと我茂に打ち明ける水城。
        実は、水城は2年前から幻覚を見るようになり、娘の亜紀が交通事故に遭い、凰介は自分の父親に不信を抱くようになる-------。

        心理学用語で「シャドウ」とは、抑圧している自分の影の部分を投影する相手のことを指すそうだ。
        いったい、誰の何が投影されているのか?

        同じ空間にいて同じ時を過ごしながらも、視点の人物によって、その表情が変わっていく。

        この物語に潜む巧妙な仕掛けは、さらに洗練され、みんなの幸せを願う凰介少年ですら怪しい空気を醸し出すんですね。

        やがて導かれる真実は、驚愕だけではない。
        真相のあとに明かされる人間の深い行動心理も、本格ミステリの核に含まれるのだと痛切に感じられる作品だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/09/14 by dreamer

    • 他6人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      龍神の雨
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 再婚したばかりの母が突然の7か月前に事故で死に
        継父・添木田睦男と暮らす兄の蓮19歳と妹の楓(中3)

        突然の事故で母親が亡くなり
        蓮や楓に暴力を振るうようになり
        会社を辞めて部屋に引き籠るようになった継父・睦男
        暴力を振るわなくなったと思ったら
        楓に性的な目で見るようになる
        睦男に殺意を抱いた連は事故を装った小細工をするが
        その前に楓が……



        心臓の弱かった母が海の事故で死に
        その顔見知りのお姉さんだった圭介と父が結婚。
        しかし父が病気で亡くなり継母の里江と暮らす
        溝田辰也(中2)と圭介(小5)の兄弟
        母親が亡くなったのは自分が余計な事を言ったからと
        心を痛めてる圭介
        里江を母と認めたくなくて里江を困らせてばかりいる辰也
        嫌がらせのため、蓮の働いている酒屋で
        嫌がる圭介にジュースの万引きを強要
        自分も万引きをし……


        再婚相手に複雑な思いを抱いてる2組の兄妹、兄弟。
        全く関りがない2組の心理描写が交互に語られ話が進む




        睦男の死体を運び出す蓮と楓
        辰也と圭介は運び出すのを目撃
        そして脅迫状
        楓の誤解
        純粋に心配してた辰也
        これから家族としてやり直そうとしてた睦男
        睦夫の死の影に蓮のバイト先の酒屋のオーナー・半沢
        人のいい半沢には裏の顔があり
        裏の顔を知った時!!!!!Σ(ll||д゚ノ)ノ


        思い込みが自分の中で真実になり
        ‶大きな間違いに〟
        そしてタイミングの悪さが
        やがて取返しのつかない事態に…
        そしてそこに付け込む男が!!


        辰也が里江に対して思ってた本当の気持ち
        この兄弟は大丈夫だと思うけど
        真実を知った蓮と楓が悲しい


        解説を読んでなるほど!!と、思ったけど
        連と楓は今後どうなるのか?
        どちらにしても重たいモノを背負ってしまったなぁ


        雨さえ降らなければ
        もう少し話合うことができたなら
        何かが変わってんだんだろうね…
        想像は人を喰らう…かぁ
        龍神が去った後はどうなるんだろう?
        重たい話だけど、面白かった(゚д゚)(。_。)ウン





        半沢の異常さも凄かったけど
        あれが本性なんだべね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル



        前半思わせ振りな話で進んでいき
        後半真相が読めてしまうんだけど
        分かってからの怒涛の展開!!
        これ、意外と面白かったわ(≧∇≦)b OK
        降りつづける雨の表現と龍
        そしてどんよりとした閉塞感
        こ2組の兄妹、兄弟の心情が閉塞感とともに描かれている
        >> 続きを読む

        2020/03/24 by あんコ

    • 他5人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      ソロモンの犬
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee
      • 雨のため偶然集まったカフェで、秋内は大学の同級生3人と出会う。
        そして殺人者は誰なのかを尋ねる。

        まともな進み方と思ったら、当然道尾さんはそんな普通の作品を作ったりはしない。
        実は冒頭から伏線が仕込まれており、事件の経過から秋内が周りの人間に聞き込みを始めていく。

        密かな恋心だったり、その裏だったり、揺れる社会人になる前の最後の自由なひと時も描かれる青春もの。

        かなり嫌悪されるキャラも出てくるが、そのフォローも最後にはなされる。

        人は恋をする相手だと半音高くなるとか、ホントなのかね間宮先生(笑)
        >> 続きを読む

        2018/05/12 by オーウェン

    • 他5人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      月と蟹
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • あまりこの手の作品は道尾さんらしくない作風だが、痛みを伴って成長する少年の物語には少なからず共感できた。

        小学生の慎一と春也はいじめられている者同士として気が合い友達に。
        学校終わりに海の近くでヤドカリを使って遊び始め、次第にヤドカミ様として願いをかけるようになるとそれが実現してしまう。

        ある種ファンタジーの様な構成だが、日常の少年少女の揺れる心。
        特に慎一と春也の願いが言葉に出さないという点でドラマを生んでいる。

        ラストはせつないが、大人になる通過点でもあると。
        >> 続きを読む

        2019/09/01 by オーウェン

    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      ラットマン
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • バンドメンバーのギタリスト姫川はスタジオで練習の際に恋人の死を発見する。
        そこは閉じられた空間であり、バンドメンバーは姫川の行動に疑問を持つ。

        このスタジオの殺人と並行して、姫川の過去の姉の死が関わってくる。

        タイトルに題されるように、人によっては思い込みの意識がそのまま真実となる。
        それが間違っていたと気づくまでは。

        ミスリードの部分は最初から怪しいと思ってみるが、幾重の真相を後になって明かすというのは道尾さんにしては珍しいタイプのミステリ。
        >> 続きを読む

        2019/05/26 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      鬼の跫音 (あしおと)
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 怖いんだか、恐ろしいんだか、哀しいのか、
        人の心って…なんとも言えない読後感
        全編を通して出てくるSというイニシャルの人物(全員別人)と
        鴉の不気味さ…
        これはサイコホラーって言うのか?
        本当に怖いのは人間、ダークな短篇6話



        ◆鈴虫
        友達の恋人に横恋慕…彼の取った行動の本当の意味

        ◆犭(ケモノ)
        落ちこぼれとして
        家族に疎まれてる予備校生が手にした刑務所作業品の椅子。
        椅子には受刑者のメッセージが刻まれていた
        予備校生知った受刑者の事件の真実と自分の現実

        ◆よいぎつね
        20年振りに仕事で訪れたW稲荷神社で思い出す
        高校最後の年にしでかしたある過ちと良心の呵責       

        ◆箱詰めの文字
        作家のもとに見覚えのない招き猫の貯金箱を持ってきて
        謝罪する空き巣犯
        招き猫の中にはメモが1枚。
        作家デビューの真実と本性

        ◆冬の鬼
        火事で全てを失ったあとに自分を迎えにきてくれたS。
        Sとの新たな生活と2人の幸せ

        ◆悪意の顔
        学校でSにイジメられる日々。
        Sの事が恐怖の対象で怯えていたが、
        ある日何でも吸いとれる不思議なキャンパスを持った女性に出会った…
        思いつめた先の行動、その後。
                    




        『鈴虫』なるほど…と思ったのが正直な感想(笑)

        『犭(ケモノ)』これは可哀想で悲しい真実に現実
               環境が左右する

        『よいぎつね』ループする過去

        『箱詰めの文字』裏の顔

        『冬の鬼』このSってストーカーじゃん!と思ったけど愛って凄いね。
             幸せは人それぞれだからね

        『悪意の顔』本性って凄いな……
              何も知らない方が幸せな場合もある


        印象に残ったのは
        『犭(ケモノ)』可哀想で悲しくて哀しくて。(´;ω;`)ウゥゥ


        『悪意の顔』恐ろしい子供だ!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

        『冬の鬼』似た者同士?本人たちが幸せだからいいけど…
        >> 続きを読む

        2021/03/18 by あんコ

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      球体の蛇
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 人にはそれぞれ思い込みがある。それがすれ違うことによって生み出されるドラマ。

        友彦と父親の乙太郎。そしてナオの3人で暮らす家だが、彼らにはある過去が影を落としている。
        それと同時に友彦の仕事であるシロアリ駆除が思わぬ運命をもたらす。

        道尾さんの得意なミステリではなく、過去との清算や、出会いの妙の一瞬がよく捉えられている。

        思い込みは良い方にしか考えないものだが、最悪の出来事も想定せざるを得ないというのは人間ならでは。
        >> 続きを読む

        2018/11/10 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      鬼の跫音(あしおと)
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • Sの名に代表される恐怖を描く6篇の短編集。

        設定が違ったり、年代が違ったりするのだが、ラストの落とし処は恐怖だったり無常だっりという風に変えている。

        「ケモノ」
        刑務所で見つかったメッセージと、父親の死体に施された奇妙な装飾。
        これらを結び付ける真実とは。

        「よいぎつね」
        20年ぶりにカメラマンとして故郷へ帰ってきたが、高校時代に犯した過去の罪が重くのしかかる。

        「悪意の顔」
        僕はSにいじめられる毎日だが、ある日出会った絵描きの女性に消したいものは絵に閉じ込めるという噂。
        Sをその女性の家に連れていくがという展開。

        表紙の絵だけでも不気味だが、短編でも道尾さんはしっかりホラー風味を感じさせるのは流石。
        >> 続きを読む

        2018/09/05 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      光媒の花
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 6つの連作短編集だが、時に残酷に時に物悲しい余韻を大事にしているように思う。

        人間と人間のつながりは希薄になりがちだが、花や虫はそうはならない。
        いつだって美しく、心を穏やかにさせる。
        例え人生に絶望していても。

        微妙に関連性がある中で、悪人のように見えた人間が次の章では辛い過去を持っていたりすることが分かる。
        多面性である人間がよく描かれていて、どの話しもグッとくるラスト。

        人生は暗いことばかりだけど、それを変えるものが確実に存在する有難みを思い知る。
        >> 続きを読む

        2021/04/14 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      龍神の雨
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 全ての事件が起こったのは、降りしきる雨のせいであったのか!?

        添木田蓮は、実の母親が亡くなったため、妹と義父との三人暮らし。
        しかも、義父が全く働かないために、蓮は学校へ行かず、働かなければならなくなり、苦しい生活を強いられる。

        そんなある日、連は義父を殺害しようと企て-------。

        小学生の辰也は、実の父親が亡くなったため、兄と義母との三人暮らし。
        ある日、辰也は父親の死に疑問を抱き始め-------。

        さらに辰也とその兄は降りしきる雨の中、とある光景を目撃してしまうことに-------。

        読み始めた時は、貴志祐介の描く「青の炎」という作品に似ているなと感じられた。
        義父の殺害を企て、完全犯罪を成し遂げようとする少年の話かと思われた。

        しかし、そこから幼い兄弟(兄はそれほど幼くないのだが)が登場し、別の物語を展開し始め、様相は変わってくることになる。

        さらには、物語の後半へと行くにつれ、前半での固定概念が覆され、異なった風景が見え始めてくる。

        ミステリ作品として、驚愕の展開ともいえるのだが、道尾秀介の作品を読み続けている私にとっては、それほど大きな驚きではなかったですね。

        今までの作品の中では、「シャドウ」あたりに作風が似ているかなという気がした。

        この作品は、これはこれで面白い作品となっているのだが、個人的にはもうひと捻りくらい欲しかったなと思わなくもない。

        >> 続きを読む

        2021/05/11 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      笑うハーレキン
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • ホームレス家具職人となった東口。
        日中は家具の修理に時間を費やし、仕事が終われば気心知れたホームレスたちと和気藹々。
        そんな集団に突然入りたいといってきた奈々恵。

        冒頭から疫病神と会話するという不可思議な状態。
        ただ設定はあっという間に飲み込めるし、ホームレスの仲間たちとの会話も微笑ましい。

        そんな中で1人が不可解な死を遂げ、その後も一触即発な状態を乗り越えるサスペンス。
        基本エンタメなのだが、悲惨な過去を振り切っていくための疫病神だと気付かせる辺りは上手い。

        本当に会社でもおかしくない人間関係も魅力的。
        >> 続きを読む

        2021/07/04 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      カササギたちの四季
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! Tukiwami
      • リサイクルショップのカササギで働く2人の日常。
        推理をすることに目ざとい華沙々木と、それを肯定するため動く日暮。

        疑問に思う事柄に対し、華沙々木が推理を披露しようとすると、日暮がちょっと待てと時間を取らせて真実を構築するため準備を。
        華沙々木の推理が正しいとさせるのは、すべては菜美のため。

        真実=正しいとは限らない。
        そういうことを見せるドラマであり、あくまでも華沙々木と日暮にとっての真実である。

        冒頭に出てくる強欲なヤクザ和尚が意外と味を出しており、ラストの章には違う顔も見せてくるのが楽しい。
        >> 続きを読む

        2020/03/25 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      光
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 道尾さんの「スタンド・バイ・ミー」という印象。
        ただしこれまでの題材には必ず悲劇がついて回る中身だったが、この作品はノスタルジーを意識してたよう。

        ちょっとした謎が重大なことになるかと思いきや、実は些細なことというミステリ。
        これを子供の視点で捉えているから、そういう方向に考えるのかと納得させる。

        これはこれでありだとは思うけど、道尾さんの作品としてはさほど印象には残らなかった。
        やっぱり成長と不可欠な要素が欠けているのが物足りなさを感じてしまった。
        >> 続きを読む

        2019/10/03 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      カラスの親指
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 素晴らしい!! メチャクチャ面白い!!
        全てが美しく、キチンと落ち着き、なんて
        楽しい気分で終わるストーリーなんだろう。凄い!

        タイトルにもなっている「指」のエピソードには
        泣かさせるし、会話のいたるところではニヤニヤ
        させらるし...。最高の一冊。

        コンゲームものになくてはならい最後の
        ドンでん返しがここまで切れ味よく、爽快なものって
        滅多にないよね。
        >> 続きを読む

        2013/04/06 by za_zo_ya

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      光媒の花
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 前作「球体の蛇」が良かったので期待して読む。
        期待通り良かった。しかし短編なので案外あっさり。
        ちょこっとリンクさせる作りが「おっ」と思わせるがそれ自体にはあまり意味はないので...。
        >> 続きを読む

        2018/07/13 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      鏡の花
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • パラレルワールド!!

        短編の登場人物がリンクしていて最後に繋がる群像劇なやつ。
        流行りの手法でそういうのが例えば伊坂幸太郎さんなんのなんかがヒットし、劇団ひとりさんもマネして「陰日向に咲く」書いたらヒットして完全に書式は方程式。

        本作はそれぞれの人物の生死がバラバラで関係性が若干づつ違うところがおもしろかった。
        やっぱ道尾さんの本は面白いです。


        (amazon解説)
        製鏡所の娘が願う亡き人との再会。少年が抱える切ない空想。姉弟の哀しみを知る月の兎。曼珠沙華が語る夫の過去。少女が見る奇妙なサソリの夢。老夫婦に届いた絵葉書の謎。ほんの小さな行為で、世界は変わってしまった。それでも―。六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。まだ誰も見たことのない群像劇。
        >> 続きを読む

        2018/08/17 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      月の恋人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 月9の為に書き下ろされた本というのを後書きで知った口。
        普通の道尾作品だと思っていたらミステリー的な所があんま無くて肩透かし。
        道尾作品への期待値が高い分だけちょっと物足りなかった。

        一方でこまごまとした雑学をストーリーや人物の状況に絡めてグッとくる感じにはさんでくるのは他の作品と同じように健在ぶりを示してると思う。

        >> 続きを読む

        2015/12/11 by W_W

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      ソロモンの犬
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ミステリーというと、息もつかせない緊迫した展開をイメージするが、この作品はちょっと雰囲気が違う。確かに、ショッキングな出来事は次々と起こるのだが、とぼけたキャラがいるせいか、陰鬱な感じはしない。後半の謎の核心に迫る部分からは、驚きの展開が次々と押し寄せてくる。
        ミステリーはあまり読まないのですが、魅力的なキャラやストーリーの面白さで十分楽しめました。
        >> 続きを読む

        2018/08/16 by かんぞ~

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【道尾秀介】(ミチオシュウスケ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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