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中村計

著者情報
著者名:中村計
なかむらけい
ナカムラケイ

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このランキングは1日1回更新されます。
      ドキュメント横浜vs.PL学園
      カテゴリー:球技
      3.0
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      • PL対横浜(松坂)の歴史的一戦のドキュメンタリー。
        高校野球好きにはたまらないかも >> 続きを読む

        2011/03/30 by higamasa

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      早実vs.駒大苫小牧
      カテゴリー:球技
      4.0
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      • 今話題の日ハム佑ちゃん対楽天マークンの高校時代の歴史的一戦を振り返った一冊。
        読み物というより、ドキュメンタリーみたいな感じかな。 >> 続きを読む

        2011/03/30 by higamasa

      • コメント 3件
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      甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実
      カテゴリー:球技
      5.0
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      • 今年夏の甲子園、明徳義塾高校の調子が良い。きょう鳴門高校に勝ってベスト4を決めた。別に明徳関係者ではないし、ファンを自称するわけでもないのだが、気になって試合を見てしまうのはきっとこの本を読んだからだろう。

        野球好きなら誰でも知っている、星稜高校・松井秀喜の五打席連続敬遠。大事件ではあっても、名試合ではなかったこの試合がなぜここまで語り継がれるのか。それは、「勝負」と「高校野球」の価値観の違いをこれ以上なく反映した試合だからだ、ということがこの本を読めばよく分かる。

        未だに議論される「高校野球(若しくは、高校球児)らしさ」――近年思い当たる例でも、花巻東のカットマン千葉・東海大第四のイーファスピッチ西嶋など、ルールの是非は措いておくとしても「らしさ」を巡って論議を呼んだことは記憶に新しい。曰く、「高校野球は教育の一環」だから「正々堂々」と戦わなければならない、「勝つこと」だけを追い求めてはならない。山下監督を始め、「野球」への純粋さを追い求めた星稜高校と、「勝負」への純粋さを重んじた明徳義塾高校の対決の結果として、松井五打席連続敬遠という作戦に行き着く。

        しかし、そこへ至るまでの道筋にいくつもの偶然があった。当時、石川県内では星稜に対して敬遠策を取れるチームが存在しなかったこと、明徳義塾の先発・河野は本来野手であり、敬遠に抵抗がなかったこと、松井の後を打つ5番・月岩のナーバスな性格、高校野球一筋の山下監督と社会人野球を経験していた馬淵監督の相違――こうした情報をまとめて知ることができるのは当時を全く知らない者にとっては非常にありがたい。

        「甲子園なんて来なければ良かった」

        三回戦で広島工業高校に完敗した明徳義塾のキャッチャー、青木が言ったとされる言葉だ。しかし、少なくとも本人にそうした意志は無かった、と本書で結論付けられている。また、明徳ナインの殆どは敬遠策を当然のことと受け止めていた。「ああいう状況でも勝ててうれしい」「普通の人にはできない経験」といった言葉も紹介されている。

        しかし、だ。そこに、虚勢は全くないのだろうか?悔いているわけではなくとも、馬淵監督が漏らしたように、「やらずに済むんだったら、やらなければよかった」という気持ちはないのだろうか?私自身、読んでいてそうした思いが去来することもあったが、真相は本人たちにしか知りえない。本文で紹介されているように、敬遠作戦を完遂できたのは馬淵監督と強い絆で結ばれていたから、というのは正しいだろうし、私のような者が理解しようとするのもおこがましいだろう。星稜ナインたちも恨み節をこぼす選手は一人もいなかったという。私としては、下衆な「真相」などいらない。これでいいのだ、と一人で勝手に安堵している。

        正々堂々と戦い、潔くやって、負けてもいいというのが教育なのか?むしろ、勝ちにこだわることを教えるのが教育ではないか、という「勝負派」の論。それに対して「高校野球派」は高校生の頃から勝ち負けにこだわってはいけない、正々堂々と勝負した経験こそが、のちの人生に生きてくると反論する。多分、この議論は高校野球が続く限り延々と続くだろう。筆者は明らかに前者寄りの意見だし、私もそうだ。しかし考え方としての後者も理解できる。大切なのは、知ったうえで議論することだ。「高校野球らしさ」を考える際、これ以上参考になる事件もない。これからも間違いなく「らしさ」を巡る議論は起きるだろう。ただ、観客の立場で無責任な非難をする前に、願わくば本書を読んで考えてみてほしい。野球好きを自称するなら勿論、高校野球を考えるうえでも必読の一冊だと思う。
        >> 続きを読む

        2016/08/18 by 飛車香落ち

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