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宮下奈都

著者情報
著者名:宮下奈都
みやしたなつ
ミヤシタナツ

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このランキングは1日1回更新されます。
      つむじダブル
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 本を紹介する雑誌であらすじを見て
        読みたいと思っていた一冊。
        ちょうど図書館で見つけたので借りました。
        ほんわかあったかいお話でした。
        これならいつか購入して本棚に置いておきたい(^^)
        天気の良い日にコーヒーを飲みながら
        ずっと微笑みながら読んでいました。


        鎌倉で暮らす小宮家の、由一とまどか兄妹の物語。
        高校生の兄、由一のパートを小路幸也さんが、
        小学4年生のまどかのパートを宮下奈都さんがそれぞれ執筆されたそうです。


        印象に残った兄妹のほんわかなやりとり…


        由一「父さんだっていつも言ってるだろう。悲しいことより楽しいことを考えている方がいいんだって。おんなじシワが出るんなら、ほら」

        左手の人差し指でまどかの眉間を触った。ゴシゴシした。まどかの眼が寄った。

        由一「ここのシワより」

        それから両方の人差し指でまどかの口の両端を押した。にいっ、て。

        由一「ここのシワを増やした方がいいってさ」
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        2015/04/25 by すもも

      • コメント 6件
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      太陽のパスタ、豆のスープ
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
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      • やる事リストは、本当は自分が出来ないリストの事。
        本当に出来るやる事リストは、書き出さずに 頭の中に描いてる。

        一切れのパンの話が とても気になりました。
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        2016/05/31 by はなもも

    • 他1人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      太陽のパスタ、豆のスープ
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
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      • 初読みの作家の方。突然婚約破棄を言い渡された明日羽が再び立ち直るまでの過程を描いた大人の女性の「再生」の物語。文章全体に漂うほのぼのとした雰囲気が深刻さを感じさせない。読んでいて心が温かくなるようだ。女性監督がとる日常系の映画の雰囲気を思い起こさせる。もっとこの人の作品を読みたくなったのでチェックしたいと思う。感想はこんなところです。 >> 続きを読む

        2016/09/27 by oniken0930

      • コメント 2件
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      スコーレno.4
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
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      • 作品を読んで、少女から大人へ成長するというのは、小さなころからこだわっていたことが「外のこと」という風に認識するという事なのかなとぼんやりと思いました。男性である自分にはこの小説に書かれている心情部分は理解できないのですが、自分が苦手だと思う女性の心情を知る上ではこの方の小説はとても参考になります。どちらかというと若い女性の方向けの小説かと思います。感想はこんなところです。
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        2017/04/22 by oniken0930

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      よろこびの歌
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • みんな、それぞれ、いろんな思いを持ちながら一日一日を過ごしている。
        そして、そう思いながらも、踏み出せない、何かきっかけになるものを待っていることも多い。
        そのきっかけがあることで、すっと大きな一歩を踏み出せることがあって、それが、さらに次の一歩へ、次の人へと水面に落ちた雫によって波紋がひろがるようになることもある。
        そんなことを思った1冊。
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        2014/08/19 by けんとまん

      • コメント 2件
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      誰かが足りない
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
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      • 10月31日当日、ハライに行きたい。

        2017/07/06 by hiro2

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      窓の向こうのガーシュウィン
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • 文章のあちこちにこの世の真理があり、共感納得する言葉がある。イメージが伝わってくる。
        そうそう、わかる。その通りなんだよなあ。

        みんな足らないんだ。

        「夏は絹 冬は木綿 今はあんころ」

        小さく産まれ親に保育器にも入れてもらえず、小さい体に育ち、人の話がうまく聞き取れずトンチンカンな答えになってしまう。
        教室の前の席の男の子から「バカがうつる」と言われ、仕事も資格を取るのもなかなか難しい。

        でも、それで不幸だとか幸せだとかは思わない。

        期待せず、比べず、決めつけず、もちろん押しつけず生きてきた佐古。

        見え方は人によって違うということを知っている。そして、人の使う言葉では、思い(イメージ、感覚)は完全に表現することはできないということを知っている。

        そんな佐古を先生は「賢い」と言い、隼やあの人は「強い」「大きい」と言う。
        言葉や知識がある人が賢いんじゃない。心の清らかな人が賢いんだ。そういう人が強くて大きいんだ。

        「アウトでもセーフでも私はかまいません」

        共感した文章をあげればきりがない。

        「同級生のことを『クラスの友達』と呼ぶのが小学校での習わしだった。友達じゃないのに友達と呼ぶのはおかしい気がしたが、私の気など誰も気にしちゃいない。・・・そんな友達が百人いたってなんにもならないのだ」
        「人に支えられて歩くのは楽ではない。自力で歩く方がいい」
        「たぶん、タンポポって見えてる部分だけがタンポポなんじゃない。花も茎も葉も、そして地中に埋まった根っこも含めて丸ごとタンポポだし、だから花が咲いても、綿毛になっても、やがて枯れて朽ちても、ニュースじゃない。その一場面一場面がタンポポなのだから」
        「壊れてしまった日々、なくしてしまった日々を、取り戻せるわけがない。取り戻せないから、取り戻さずやっていく。」
        「みんな持ってる物差しが違うんだよ」

        ・ ・ ・ 書ききれない。

        私が間違っていた。「お母さんとお父さんのせいにするからいけなかったんだ」

        佐古のはじまりの物語である。先生家族との関わりの中で佐古はまた、新しい人生を生きていく。

        ほっとする。おだやかな気持ちになれる作品。
        みんなちがって、みんないいと思えるとてもいい作品だった。
        >> 続きを読む

        2013/01/07 by バカボン

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      遠くの声に耳を澄ませて
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 「旅」をテーマにした短編集。「スコーレNO.4」、「羊と鋼の森」を過去に読んでいる。12の短編は各々が「今いる場所から遠くの場所へ行く思い」を表しているけれど、正直に言ってこの短編集はいまいち楽しむことが出来なかった気がする。短編の登場人物につながりを持たせているが、そのつながりが多すぎる為、逆にそれを気にしすぎて話に入り込めなかったというのが正直な感想。その辺は自分の心構えの問題なのか、良いと思った作家の方の作品なのにいまいち集中して読むことが出来なかったのは残念。感想はこんなところです。
        >> 続きを読む

        2017/11/05 by oniken0930

    • 4人が本棚登録しています
      田舎の紳士服店のモデルの妻
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 読みながらも、何となくペースがあがらないままで終わった。
        つっかえながら読む感じ。
        どこか詰まった感じがしているのを、全編から感じるからなのだろうと思う。
        しかし、自分の中でいろいろな思いが交錯しながら、だんだんと時間の経過とともに、周囲との接点もできていく。
        それをどう思うかなのかな。そして、この田舎はどこだろうと考えてしまう。
        北陸・国道8号線・訛り・・・北陸に住む者としては、やはり気になってしまう。
        >> 続きを読む

        2015/02/02 by けんとまん

      • コメント 1件
    • 3人が本棚登録しています
      田舎の紳士服店のモデルの妻
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 2人の子供の母であり、うつの夫の妻である梨々子が、田舎で暮らすことで色んなことにぶつかり考え方が変化していく。

        私は妻でもないし母でもないから想像で読む部分が多かったけれど、妻や母に限らず、生きる上で何を目指していけばいいのかわからなくなることは誰でもあると思うから、そんな時に読みたい本だと思った。

        「持ち時間が尽きるまで手ぶらでせっせと暇をつぶして過ごすのだ。目的のない編み物をして、いつまで経ってもどこを編んでいるのかわからないことにため息をつき、目がもつれ、目をとばし、それでも編み続けて、いつしかいびつな何かが編み上がる。あるいは編み上がらぬまま編み棒を置くことになるのかもしれない。それでもただ手を動かして、暇つぶしを、ただひたすらに。」

        目的のない編み物、というのはすごくしっくりきた。
        何のために生きてるか、なんて考えだしたらきりがないし、考えるのもしんどくなったらこの話を読み返したい。
        深くて軽い話ではないけど、ちょっと楽な気持ちになる素敵な話。
        >> 続きを読む

        2017/01/13 by ぎんなん

    • 2人が本棚登録しています
      よろこびの歌
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
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      • 『よろこびの歌』(宮下奈都) <実業之日本社文庫> 読了です。

        久しぶりに胸を高ぶらせながら読める作品に出会いました。
        読み終わって、ちょっと興奮しています。

        一時間ほどかけてこの感想を書いていますが、この作品の内容を思い出しながら、指と胸が震えています。

        最近読んだ現代作家の中では、堀江敏幸、柴崎友香が特別に良かったですが、ここに宮下奈都も加えることになりそうです。

        宮下奈都は『羊と鋼の森』の評判を聞いて「匂い」がしていました。
        この作品を読んで、私の鼻もなかなか利いてるな、と思いました。 :-)

        ★ 以下、ネタバラシを含むので、気になる方は読まないでください。


        正直なところ、第三章まではごくありふれた退屈な作品だと思っていました。
        「どうせ私なんか」と思っている女子高生。
        ちょっとした出来事を契機に、そんな中で気づきとよろこびを見つけ出していく。
        まあ、そんな作品かな、と読みながら思っていました。

        しかし、第四章になって急にスイッチが切り替わります。
        霊と話ができる牧野史香が主人公となり、いままで表現されていた「等身大の女子高生の日常」から、全く異なる世界が姿を現わします。
        そして、牧野史香が「光の道を歩く少女」を幻視したことから、それ以降、御木元玲に対して急に神格化されたような表現がなされていきます。
        第五章では光り輝く彼女を絵に描こうとするところで終わりますし、第六章では彼女から名前を呼ばれたことで喜びに打たれています。

        人間御木元玲から神格化された御木元玲への昇華が見事に描かれており、彼女を中心とした場にいる「よろこび」が読み手にもヒシヒシと伝わってきました。

        そして、最終章は再び御木元玲の視点に戻ります。
        前章までに神格化された御木元玲の、一人の女子高生としての独白。
        彼女から見た「みんな」と「場」はどのような存在なのか。
        そこから彼女はどのように変化していったのか。
        人間として描かれている御木元玲が、彼女の心の中とその変化を自ら表わすことで、かえって「みんな」からの神格化が決して的外れでも大げさでもなく、神格化にふさわしい存在であることを示しています。
        そして、第二章、第三章で御木元玲を人間として対応していた原千夏、中溝早紀も、御木元玲のために歌をささげることを表明します。
        最後は、全員が御木元玲を見つめ、御木元玲の右手が挙げられることを、息をひそめ、目を輝かせて待っているところで終わります。

        ここまで見事な表現をされて、読み手の心が震えないことがありますでしょうか。
        こんなに響いてきた作品は本当に久しぶりですし、読んでよかったと本当に思いました。


        ここからは少し技術的なところです。

        一つの出来事をいろんな視点から描く手法は確かにありますが、この作品ではその出来事への重みが登場人物それぞれで異なっています。
        「出来事」は「その日」に至るための単なる通過点であり、絶対的な出来事というような陳腐な描かれ方がなされていないことに好感が持てました。

        また、描かれている日付が章毎に少しずつ進んでいきます。
        個々人が考えていること、感じていること、見えていることを通して、「その日」に向かっていく様子がとてもリアルで面白く感じました。

        そして、御木元玲で始まり、御木元玲で終わったこと。
        読みながら、「御木元玲は第一章で良かったんだろうか。最終章で『実は彼女は』のようなネタバラシ的な構成にしても良かったんじゃないだろうか」と思っていたのですが、最初と最後に同じ人物を持ってくる、という発想は私にはありませんでした。
        見事だと思います。

        あと、いくつか謎が残されていることも楽しいです。

        読み進めていくにつれ、頻繁に登場する人のニックネームはやがてフルネームと対応していきますが、なぜか「あやちゃん」だけはずっとフルネームが登場しません。
        登場しないのは第三章だけにも関わらず。
        そして何よりも、御木元玲と中学からの同級生にも関わらず。

        「ボーズ」はほぼすべての章に登場しますが、なぜか第四章と第六章だけは登場しません。

        各章は御木元玲にとって重要な人物の視点で描かれていますが、第五章の里中佳子だけはそれほど重要人物ではありません。
        それにも関わらず、この章にはこの作品の肝ともいうべき重要な表現がいくつもあります。


        ★ 最後、「解説」へのネガティブな意見になります。気になる方は読まないでください。


        しかし、解説の薄っぺらさはどうでしょうか。

        自分と折り合いをつけていく様子が描かれている。うん、確かに描かれていますが、読み取れるのはそれだけなんですか?

        ほほえましいかわいらしさ、愛らしさ。うん? 御木元玲への表現が、そんな言葉だけで済まされるんですか?

        合唱というアイテムを与えられただけで先へ進んでいける少女たち。え? 合唱は単なる手段であって、彼女たちは御木元玲の存在に感化されたのでは? そもそも、最初は合唱で失敗してましたよね?

        少女期特有の屈託とそこからの解放を形にしたと思いました。はあ、読み取れたのはそれだけですか。

        さらに言えば、最初に書かれている洗濯籠の喩えについて、「彼女のプライドが見えている」と言っていますが、違うでしょ。
        彼女はあの体験で、変わったんでしょ。
        うーん、どう読めばそんな風に読み取れるのか……。

        読んではいけない解説、というものはこれまでもいくつかありましたが、この解説もそんな解説の一つでした。
        >> 続きを読む

        2017/10/29 by IKUNO

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【宮下奈都】(ミヤシタナツ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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