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落語はとにかく聴けばいい。それは事実だ。だが、読んでから聴くと、もっといい。では、既に聴いてしまっている、我らが鶴瓶さんから、本文から引用すると。「笑っていいとも」で、長年レギュラーを務めることができているのはタモリの要求に、上手く応えることができ、同時に視聴者も、更にタモリを納得させることのできる予定不調和なやりとりを得意にしているからだと。そして、テレビをはじめとしたメディアが、ウソ臭く、素人臭く、安っぽく見えてきている中、鶴瓶ほど、自分の才能を前面に打ち出して工夫を凝らしつつ、凝らしていないように見せる芯のある落語家は他にはいないと絶賛している。伝説の番組「パペポ」では、上岡龍太郎の脇で存在感を見せ、「きらきらアフロ」では、逆に松島尚美の迫力に押され、一歩引きながらも、しっかり手綱は握っている。鶴瓶の立ち位置は、われわれに近い、バランス良い位置といえると。常に回りの人を笑わそうというサービス精神から、「私落語」へ、そして「古典落語」へも続いていく。落語も「きらきらアフロ」も、鶴瓶さんにとっては、重みも、価値観も同じであるの思える。そして、八代目松鶴襲名については、もっとも近い位置にいてると推挙している。全12人の落語家を、それぞれの本質をつくテーマで、各々の落語を語る。残念なのは、残る11人が江戸前で、上方代表が、鶴瓶さん一人であることであること。しかし、注目の噺家さん、こちらで聴ける機会も増えつつあるので落語会選びの、良きテキストになるが、書いてある事が正しいのか、違うのかは、聴いてからの私達の楽しみだ。本書でとりあげる落語家さん立川談春・柳家市馬・柳家花緑・三遊亭白鳥・立川志の輔柳家喬太郎・春風亭昇太・林家たい平・林家正蔵・笑福亭鶴瓶・春風亭小朝・「二世落語家」 >> 続きを読む
2013/05/19 by ごまめ
【瀧口雅仁】(タキグチマサヒト) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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