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酒井穣

著者情報
著者名:酒井穣
さかいじょう
サカイジョウ

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      はじめての課長の教科書
      カテゴリー:経営管理
      3.5
      いいね! momomeiai
      • 個人的には、非常に勉強になりました。
        今までのビジネス書であれば
        中間管理職であれば、「部下の叱り方」や
        いわゆる精神論に最終的に内容が
        集約していくように思うのですが。

        この本はまず、課長の定義から入ります。
        やはり、中間ではありながらも“管理職”であるのだと。
        仕事の“質”が今までと違ってくるのだと。

        具体的には
        ○課長としてもっとも大切な仕事は
         「部下のモチベーション」を管理するという仕事。

        ○課長は部下・顧客・部長の3方向に目配せしつつ
         対立する利害を調整しないといけない。

        ○課長の大きな役割のひとつに
         「異なる価値観を持つ世代間の通訳」

        ○「予算管理」「人事査定」「社内政治」
        避けて通れないそういった事柄を
        “非合理なゲーム”として割り切り
        いかに乗り切るかも、しっかりと書かれています。

        本当に、この辺は(従来ならば)言語化されにくい
        “経験知”ともいうべき部分なので
        よくぞ、ここまできちんと文章化してくれたという気がします。

        特に「社内政治」は“仕事に必要な技術”と言い切り
        「社内政治」という大きなゲームの中に
        「予算管理」「人事査定」のゲームが内包されている事を説き、旧来の権謀術数におぼれることなく
        どのように「社内政治」を乗り切るか。

        あとは教科書の名にふさわしく(笑)
        「問題社員が現れる」
        「部下が「会社を辞める」と言い出す」
        「外国人の上司や部下を持つ日が来る」
        「違法スレスレの行為を求められる」
        などの避ける事のできない問題への対処法など

        課長としての知識・考え・具体例が
        非常に広範囲にわたって
        記されている良著でした。

        あと、おもしろかったのは
        著者の考え方(表現方法)として
        違う内容を並列させることです。

        例)課長のキャリアアップの章で
        戦略4 部長を目指す
        戦略5 課長止まりのキャリアを覚悟する

        どちらのメリット・デメリットも説明し
        解答は一つではないと提示しているところが
        現実的です。

        あと、人間の感情を十分理解しながら
        “割り切る”ことの重要性が非常に勉強になりました。

        その他にも
        ○社内政治の存在そのものを攻撃するようなナイーヴな考え方は 避けてください。

        ○課長には「部下とはそもそも辞めるもの」
        という認識が求められている。

        ○(部下が辞職を申し出た際に)
        「なぜ、今まで上司である自分に黙っていたんだ」
        という発想は通用しません。

        ○部下を観察し、ネットワ-クを駆使して
        部下の本音を理解するのは 課長の大切な仕事なのです。

        あと印象に残った言葉は

        ○「人間とは自分から「変わる」ことには
         あまり抵抗しないのですが
         自らを誰かに「変えられる」ことにはとても強く抵抗する。

        ○どこか居酒屋ではないところで、
        立場や肩書きを超えた部下全員の
        ホンネを聞き出す機会が強く求められている。

        ○(Bクラス社員=普通の人材は)は本来は新しいスキルの勉強も しなければならないはずなのに、
        「忙しい自分」に酔っていることも多く、
        そんな忙しさに追われつつ昇進を逃すのです。

        非常に耳が痛い言葉もありますが
        課長だけでなく、すべてのビジネスパーソン
        (経営者からバイト・パートの方まで)が
        読んでおいてよい本だと思います。
        >> 続きを読む

        2013/06/13 by きみやす

      • コメント 7件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト
      カテゴリー:経営管理
      4.0
      いいね!
      • ヒントがたくさん。
        一番のポイントは、それをどう解釈して自分達の身の丈に合わせるか
        使われてこそシステム(仕組み)。
        >> 続きを読む

        2015/08/07 by けんとまん

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