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NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の原作。水木しげるの奥さんの武良布枝さんが、好きな漫画に打ちこむ夫を支え、おおらかにほがらかに生きていく自伝物語。本を読んでいくと、夫は水木しげるさんそのままですが、ヒロインの奥様はテレビでの女優、松下奈緒を彷彿させるぐらい、清らかで、文体そのものが飾り気がなく、平易な言葉で語られているが、夫を信じる思いは大いに伝わってくる。最初に食うや食わずの貸本マンガ家だった水木が“講談社児童漫画賞”を受賞した際、その快挙は「幸運」でも「奇跡」でもなく、ある意味水木のいうとおり「当然の結果」だと・・・。私は人に自慢できるような力もなく、なんら立派なことをなしとげたこともない平凡な人間です。ですからこの快挙は、もちろんすべて水木の努力のたまものです。でも、私は、あの暑い夏の晩に、仕事をする水木の後ろ姿に感動して以来、彼の仕事を信じ続けてきました。そのことは、私の生涯最大の「誇り」なのです。仕事に打ちこむ夫がいれば、それを支える妻がいる。そんな二人にも、仕事が順調満帆にいきかけてから、逆に会話がなくなり、貧乏時代よりも、寂しく、精神的にも辛い時代だったと・・・。共に苦労をする、なんて、今の若い方には死語になりつつなるんでは、どんなご夫婦も縁あって夫婦なった訳で、この本の副題では無いですが、「人生は・・・・終わりよければ、すべてよし!」とお互い尊敬しながら伴侶を信じ、暮すことですな・・・・。 >> 続きを読む
2015/04/26 by ごまめ
【武良布枝】(ムラヌノエ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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