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談志の弟子であるということで満足してしまう。落語家になりたいというより、談志の弟子になりたいという強い想いが、16年間の前座生活に甘んじてしまう。三度の破門は、師匠の芸への執着心の無い、キウイへのお仕置きだが、基本ができていないのに、オリジナルのものと、勘違いする自ら、楽な方、楽な方ヘ、流されていく。談志が斡旋してくれたバーテンの仕事があるので、食べる事は最低確保されているのがアダに、仕事へのハングリーさの無さが芸へのハングリーさの無さに繋がる。キウイさんへの、W蔵師匠の言葉を「芸には、上手下手もあるけど、行き先々の水に合わないとダメ。お客さんに蹴られちゃったらそれまでなんだから。」「それでね、芸は人なりといってね、その芸人の人柄を、お客さんは聴くの」そういう点では、本から知れるキウイさんの人柄では、決して落語を聴きたくて、足を運びたくなるような話はひとつも無い。この本の教訓は、どんな道でも、一足飛びではなく、コツコツと積み上げることが大切・・と。今後キウイさんが、真打になる日がくるのか。万年、二つ目で、終わるのか、占うことができるキウイさんの「万年前座」でおます。 >> 続きを読む
2013/05/28 by ごまめ
【立川キウイ】(タテカワキウイ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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