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モモ

4.2 4.2 (レビュー10件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 840 円

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります...。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

いいね! tadahiko Moffy

    「モモ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

       星8つぐらいつけたい!素晴らしい一冊!
       現代の私たちにも当てはまることがたくさんたくさん書かれてあって、風刺表現に「うっ」と心刺されたところがいくつもありました。

       スピーディーに生活できるようになって、私たちは自分が時間を節約して気持ちになり、得したと思っている。けど、生活として、命を感じた生き方は既に失われ、節約と思っていた生き方は実は一番時間を無駄にした生き方となっている。しかも、多くの人は多分まだそれに気が付いていない。
       もちろん夢を叶えるため、目標達成の為には時間の節約が必要だ。けど、何事を行うのも機械的ではなく、心を込めたものでなければならない。
       本書に時間は心で感じるものだと書いてあった。
       心を失われた人には、時を感じることもない、時を失う、ということだろう。
       それは本当に生きているとはいいがたい。
      >> 続きを読む

      2018/03/09 by

      モモ」のレビュー

    • 評価: 5.0

      あくせく働いて生産性と効率を追求する事、日常を丁寧に生き、人との繋がりで心をあたためる事、どちらが正しいとは一概に言えませんが、少なくともモモの様な人間が否定される必要は全く無いと思います。
      灰色の男達にモモが追走される所などハラハラドキドキして、物語として普通に楽しんで読めました。
      現実には時間に追われる事もありますが、心の豊かさという点を、時々立ち止まって振り返ってみる事も大切かなと。
      先に本を読んで、その後映画も見たのですが、人のイマジネーションは人それぞれ無限にあり、私の想像していたモモの世界、特に最後の時間の花の部分は、私にとってはちょっと物足りなかったです。(あくまで個人的な印象ですが。)















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      2017/02/04 by

      モモ」のレビュー

    • 評価: 5.0

      私が成人してから読んだ本の中で、3本の指に入る本です。
      この本は、とらえどころのない謎のような時間というものが、この不思議なモモの物語の中心テーマです (あとがきより)

      □ 小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、相手の話を聞くことでした。
      □ なぜなら時間とは、生きるということ、そのものだからです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。
      □ 聞いてもらっているうちに、みんなはじぶんじしんを見つけ出したんだ。
      □ 未来が過去に変わるからこそ、現在っていうものがあるんだ!
      □ 施設をつくって、そこに子どもたちを、社会の役に立つ有能な一員に教育するようにしなければいけませんね
      □ たのしいと思うこと、夢中になること、夢見ることです。
      □ もし、ほかの人々とわかちあえるのでなければ、それをもっておるがために破滅してしまうような、そういう富があるということだったからです。
      >> 続きを読む

      2015/12/05 by

      モモ」のレビュー

    • 私も小学生のころ読みました。
      モモの口で言うのは簡単だけど意外と難しい相手の話を聞くことがどれだけ難しいか身をもって体感しています。 >> 続きを読む

      2015/12/05 by 綾川 哉

    • 評価: 5.0

       <ぼくが死ぬまでにしたい10のこと>

      5. 自分のいちばん好きな女性と「すき焼き」を食べる
       (注 いちばん下に一回目のレヴューのリンクがあります。そこに過去のレヴューを貼っています)

       食卓の上にはおよそ二人前の大きさの鍋。その中身は関西風のすき焼きで、変わり種のつくねがちらほら。その脇に置いてあるかぶの千枚漬けはぼくの好物。

      髪を尼削ぎにした色白さん「読書ログのみなさんから聞きました。狂さん(ぼく)、あちら(現代)では他の女の人とよろしくやっているそうね」
      ぼく「えっ……それは……えーとえーと、それより君が嫉妬とはめずらしいね」

      色白さん「その手には乗りませんわ、白状なさい」
      ぼく「ごめんなさい」
      色白さん「………………ふふっ、ちょっとからかっただけよ、本気にした?」

      ぼく「ふぅ、温かいお鍋の具にされるかと冷や冷やしたね。でも本気じゃないとパソコンのない時代まで遊びに来ないよ」
      色白さん「そのパソコンって何かしら?」
      ぼく「時間を盗むドロボーさ」
      色白さん「あら、時間ドロボーなんて未来は大変そうね」
      ぼく「君がいない方が大変だよ。さてさて、旨そうな牛鍋だーい、お椀によそってね」

       
       ヘンな茶番すみません。いつも電車のなかでこんな妄想をしていて、自分でも気持ちわるいですが(笑えない)、気が付くと向こうの世界にいます。そして乗り過ごします。やりたいことは終えたので、「あらすじ」を残してトンズラします。


      〈すっかりうらぶれて廃墟となった円形劇場に一人の少女がやってきた。名前はモモ。身だしなみはお世辞にも良いとはいえないけれど、大きくてうつくしい目を輝かせて人の話を聞くのが大好き。モモに話を聞いてもらった人は、なぜか打ち明けた悩みや問題が解決する。モモはとっても不思議な子。
       モモには大切な友だちがいて、一人はおじいさんのベッポ。道路の掃除夫のベッポは、自分の仕事に誇りをもっていて、モモに掃除のコツを教えてくれる。もう一人は青年のジジ。ホラ話の得意なジジは、お金もちを夢見ながら劇場のガイドをしているが、身をすり減らしてまでお金もちになるつもりはない。
       ゆるやかな時間が流れる穏やかなモモの住む町。しかし「灰色の男たち」が現れはじめ、町の雰囲気や人々の生活のリズムが変わっていく。灰色の男たちの危険性を伝えるため、モモと仲間たちは集会を開いたものの、その計画は失敗におわり、灰色の男たちに狙われるようになる。そのとき、モモの目のまえを大きなカメが通りすぎて……〉


      追記
       時間に関する名言といえば、ショーペンハウエルの言葉にいいものがあって、それが、
      「あなた方は時間が早く過ぎ去ることを嘆いている。だが、時間のなかに何かとどまる価値のあるものがあれば、時間はそんなに性急には過ぎ去らないであろう」

       要するに、「時間」について考える時間があるなら、自分の人生を充実させようぜ、とのこと。ぼくはやっぱり神社だなあ~。神社をいっしょに歩くときだけ(誰と?)、余生を指し示す砂時計を冷静に見つめられる気がします。

       <その1>
       http://www.dokusho-log.com/r/Conservo/ahFzfm5ldy1kb2t1c2hvLWxvZ3I4CxICQk0iEzQwODg3MjcxNzcrQ29uc2Vydm8MCxIBUiIWNDA4ODcyNzE3NytDb25zZXJ2byswMQw/?sort=&narrow=
      >> 続きを読む

      2015/06/09 by

      モモ」のレビュー

    • 素頓卿さん
      寺はどっちかっていうと、造園に走ってしまって人工的すぎるんですよね。
      物も人工的すぎるし。あまり好きじゃないんですよね。
      伊勢神宮の境内なんかいいですよね。鹿さえ奈良公園のと違って神々しく見えます。

      おみくじの話はこの間テレビで言っていましたが、悪い結果がでたら、も一度引き直していいんですって。
      あれはそもそも「寄付」なんだそうです。だから何度寄付してもOK。
      こんどは大吉がでるまで試してみてください。
      >> 続きを読む

      2015/06/10 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      >寺はどっちかっていうと、造園に走ってしまって人工的すぎるんですよね
      建物も人工的すぎるし。あまり好きじゃないんですよね。
       
       ものすごく共感できます。借景とかは要らないんですよ。そういう美を感じたいなら、迷わず庭園に行きます。つまり、目の保養というより、体全身で感じる安らぎを求めて神社に行くわけです。

      >伊勢神宮の境内なんかいいですよね。鹿さえ奈良公園のと違って神々しく見えます。
       伊勢神宮には家内といっしょに行きましたが、ちょっと人が多すぎてあれでした。すれ違ったら挨拶する余裕があるくらいの混み具合がいいんです。いや、子供たちの遊び場になる程度の神社でも、雰囲気と緑があれば心安らぎます。

      >おみくじの話はこの間テレビで言っていましたが、悪い結果がでたら、も一度引き直していいんですって。
      あれはそもそも「寄付」なんだそうです。だから何度寄付してもOK。
      こんどは大吉がでるまで試してみてください。

       そうなんですか! でもぼくは安月給なので、何度もおみくじは引けないなあ~ 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
      >> 続きを読む

      2015/06/10 by 素頓狂

    • 評価: 4.0

      知っている人も多いかと思いますが対象が小学校高学年の児童書です。
      最近急に読みたくなって一気に読んでしまったのですが、
      昔とは違った視点で作品を見ることができてとても楽しかったです。

      小さかった頃の私は、ストーリー展開に心を躍らせながら読んでいました。
      おとなになった私は、話のテーマと自分の生活を照らし合わせ読んでいました。

      こどもの私は、悪を懲らしめる主人公に。
      おとなの私は、悪に踊らされる時間を奪われた人々に。


      読む歳によって見え方や価値観が変わってくるのは当たり前だと思いますが、
      特にこのモモという作品は顕著な気がします。

      実際読んでみると、とても深い話に感じる本が、
      一般小説ではなく、児童書や絵本・漫画から見つかることも多々あります。

      何の本を読むのかということが大事なのではなく、
      その本で何を得ようとしているのかが重要なのかもしれません。
      >> 続きを読む

      2015/02/21 by

      モモ」のレビュー

    • 私は大人になってから読んだので子供の時にこの本に出会っていたらじかるさんが羨ましくなりました。ゆうぁさんオススメの「はてしない物語」は私が1番好きな本かもしれないです。もう一冊は読んだことないので、私も調べてみようと思います♪ >> 続きを読む

      2015/02/22 by chao

    • □chaoさん
      読む時の天気や気分でもモノの見え方って変わってきますよね。
      こうやって、1冊本からいろんな人と出会っていけるのも、
      このサイトの魅力かもしれません。
      >> 続きを読む

      2015/02/23 by らじかる

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      • 評価: 4.0

        「モモ」は子供のための童話、美しいイメージに溢れる王道のファンタジーだ。
        同時に大人にとっては寓意で語られた哲学や経済の書でもある。
        それも、非常に難解な…。
        「時は金なり」「時間がない」とはどういうことなのか。
        その裏にある恐ろしいからくりをファンタジーに隠して描いている。

        エンデはいつも自分の哲学や思想を物語に託してメッセージを送っているのだが、
        話の表面を通り一遍に読むとその意図に気づかずに薄っぺらい感想を持つことになる。

        「人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。」
        と書いているが、単に「時間に追われる生活は豊かではないよ」と言っているだけではない。

        「時間を節約する」ということが、本当は何を意味していて、人から何を奪っているのか。
        そもそも「時間」を「お金」に換算することが、(当たり前に感じているけれど)
        大きな間違いで罠だということだ。
        そして裏にはその「時間」を搾取している存在があるということに
        気づかなければならない。

        そもそも「時間」は量では測れず、質だという考えもあるだろう。

        エンデは言う。
        「なぜなら時間とは、生きるということ、そのものだからです。」

        彼がこの話をファンタジーという手段を選び、子供に読ませたいと思ったのは、
        すでに「灰色の男たち」と契約し、その記憶を消されている我々大人には
        彼の意図がもはや伝わらないと考えたからだろう。
        ピュアな子供に彼なりの洗礼を与えたい。そう願ってのことだ。
        そして事実、子供は、この物語のメッセージを正確に読み取れるのではないか。


        「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんじしんできめなくてはならない。
        だから時間をぬすまれないように守ることだって、
        じぶんでやらなくてはいけない。」


        もちろん、寓意ばかりを探してせっかくの物語を堪能しないのは貧しく寂しい。

        モモや仲間たちへの愛や親しみをもってこの豊かなイメージに溢れた世界を楽しもう!

        そして、ラストの「時間の花」のなんと美しいことか!

        宇宙的神秘的な「時間の花」の姿を人はどのように脳裏に描くことだろう。

        あなたにとっての「時間の花」はどれほど美しいですか?
        >> 続きを読む

        2012/05/10 by

        モモ」のレビュー

      • 再読してとくに、子供には難しいのではないかと思いましたが、おっしゃる通り、子供のピュアな感覚の方がすんなり受け入れることができるのかも・・・と思い直しました。 >> 続きを読む

        2012/12/13 by emi

      • emiさん
        >子供のピュアな感覚の方がすんなり受け入れることができるのかも・・・
        モって素敵だよね。ベッポもジジも大好き。と自然に感じられれば
        そういう生き方を受け入れたことになるんでしょう。きっと。
        >> 続きを読む

        2012/12/13 by 月うさぎ


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