こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

5.0 5.0 (レビュー2件)
著者: プラトン
カテゴリー: 古代哲学
定価: 1,092 円
いいね!

    「国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

       ギリシア哲学の大家プラトンの代表作であり、現在の法政治の先駆ともされる著作『国家』の後半である。
       後半で記される主な概念は善のイデア(有名な太陽、幾何学、洞窟の比喩もここで登場する)、哲人政治。
       個人的に注目したのは、哲学が実利的でないという民衆の批判に対する、プラトンの「自称」哲学者たちの適切でない立ち振る舞い(相手を論駁することを目的とした議論を吹っ掛ける等)が元凶であるという指摘である。奇しくも約2500年後に極東の島国で同じような、文系科目不必要論が国単位で話題に上がっていることを知ったら彼は何を思うだろうか。と言っても、本書に述べられているが、真の哲学者は自然的素養と、学問にのみ打ち込める最適な環境からしか生まれないというのが本当なら、なかなか哲学の真価が日本で問われるのはまだまだ先になりそうか…。 >> 続きを読む

      2017/04/05 by

      国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)」のレビュー

    • 評価: 5.0

      私はよく思っていた。“どうして数学は目に見えないのだろう…算数は実物を使って表現できたのに”そんな疑問がこの本を読んで解決した。
      “数学は実物をもとにして表現するものではない。数学は思椎によって知られる真実なのだから”

      この『国家』という本は、一見単なる政治の本のように見えるだろう。
      しかしそうではない。もちろん“よりよい国家とはなにか”をベースに問答は展開されていくが、そこから数学、芸術、魂、正義といったあらゆる分野へと展開されていき、そこで国家論へ収束する。

      本書の中でソクラテスが論じることは厳しいことのように見える。
      しかし、頭ごなしに“屁理屈”“ディストピア”と言って片付けず、私達ももう一度よくこの国家論のことを思惟してみる必要がある。
      あの有名な“洞窟の例え”も本書で出てくる。

      それと、哲学に数学要素はデカルトあたりではじめて出てくるんじゃないかと思ったが、プラトンあるいはソクラテスの時点で既に数学要素は出てきていた。よく考えたらそれもそうだ。この時代にとって哲学は総合学問と同じだったからだ。
      本書に出てくる数学要素はそんなに難しくない。ちゃんと読めばだいたいわかるし、紙に書いて整理すれば完璧にわかるはずのレベルだ。

      最後に論じられる魂のことについては、まだキリスト教もない時代だし、私達から見たら完全なファンタジーに見える。それでも当時の彼らはファンタジーのような死後の世界を本当に信じていたのだろう。
      魂や死後の世界については「パイドン」に書いてあると思うので、それも読むつもりだ。

      決して難しい本ではない。人間なら誰しも読んでおきたい本だ。
      >> 続きを読む

      2015/06/26 by

      国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)」のレビュー

    • >決して難しい本ではない。人間なら誰しも読んでおきたい本だ。

       まったく大賛成ですね。「高貴な嘘」は下巻でしたっけ? この概念が興味深かった記憶があります。福島原発についての政府のウソは高貴な嘘だったのか? とか考えると、ちょっと哲学を応用した気分にはなれます。 >> 続きを読む

      2015/06/26 by 素頓狂


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    コッカ
    こっか

    国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    コンビ

    最近チェックした本