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読書について

他二篇
2.7 2.7 (レビュー7件)
著者: ショウペンハウエル
カテゴリー: 読書、読書法
定価: 567 円

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。

いいね! Outsider Tukiwami

    「読書について」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      ショウペンハウエルなんて課題図書でなければきっと読まなかった。
      しかも「読書について」だなんて。
      読書ログさんは、ものすごいチャレンジャーだなと思って。
      仕方ない、読むしかないか。と腰を上げたのでした。

      どこかの読書●ーカーあたりのSNSでは本の冊数を競わせていますね。
      質やレビューの有無や読解力や読書のつながりとかは全く無関係に、ただ量のみこなすことを讃える感じで。
      それっていかにも現代の出版業界にこびへつらっているなと思っていたので。
      まさにショウペンハウエルさんのご意見は、耳が痛いながらも同感な部分が多々ありました。

      読書ログだって、営業上、本を売る側の立場に身を置いているのではないですか?
      それなのに「多読は害」なんていうご高説を課題図書に推してしまうんだから。
      さすがです。他のサイトにありえない荒業( ´∀`ノノ゙☆パチパチパチパチ

      テレビをあまり観ないので私って旬なお笑い芸人をほとんど知らないんです。よほど話題になった人くらいしか覚えない。
      それを呆れ非難されたとき、本当に覚えておくべき芸人さんなら、ほっておいても耳目に入る。
      入らないまま知らないうちに消えていってしまう芸人が9割なら、知らないままで何の不都合がある?といいました。

      新刊本にもまんまその言葉が適応できるとは!

      50年後に、いえ、10年後ですら、読まれている「今の新刊本」が果たして何割あるでしょうね?
      現代の本のサイクルの早さ(特に漫画に著しい)といったら、かつての本屋好きには考えられない激変なのです。
      そして本当に好きで人に教えたい作品、ずっと読み返したい作家が、本棚から消滅していたという驚愕の事実。
      街の本屋がよそよそしい顔に変わってしまって、友であることをやめてしまったかのようです。

      ショウペンハウエルさんのいうことをもっと広めたくなる。
      特に出版関係者の耳に無理やりにでも流し込みたくなりました。

      でも、ちょっと反論もさせてください。
      古典。古典といいますが、この本だってそろそろ古典ですよ。
      どんな古典も最初は新刊だった。
      少なくとも活版印刷普及後の著作については、そうではないですか?

      悪書を読まぬために、良書を読みこなすためにも、多読で力を養うことも方法論としてはありだと思います。
      読書には技術と根気が必要です。
      スポーツでトレーニングが必要なのとまったく一緒。
      必要な筋肉がなければ動くことすらできません。
      プロだって、音楽を演奏するのに指のトレーニングをサボる訳に行きませんよね。

      文学に専門書を勘定に入れるのは私としては違和感があります。
      学者に物申したい気持ちは伝わりましたが、思想家からすると屁な学者のレベルにも達していない「論外」の我々一般読書愛好家にすれば、ショウペンハウエルの天から物申すのお言葉が、とってもウザイ。
      世の中頭のいい人だけで回っているんじゃないんだから。
      この本を読んでしまった一般ピープルは無力感を感じずにいられません。
      物語の魅力。その力。文学の破壊力。
      いいじゃありませんか、それを純粋に楽しんでも。
      読書は他人の考えをなぞるだけ、と言いますが、いい物語は自分の生きられなかった生を仮想ではありますが我がこととして想像させてくれます。
      自己完結のみで閉じた人間を私は愛したくありません。
      アメーバのように、他を取り込んで、自分が変化していく。
      その程度の存在でしかない私ですが、でも、それで人とつながれれば、それを嬉しく思う自分でいたい。

      だからきっとこれからも私は読書をするでしょう。
      でも、新刊本を追い求めて疲れるようなことは無用な事と割りきって憚ることなく切り捨てることとしましょう。

      人生は短い。
      読める本の数は限られている。
      読書は最低2度は読みましょう。
      この教えは教えられるまでもなく、真理ですから。
      >> 続きを読む

      2019/06/03 by

      読書について」のレビュー

    • 月岩水さん
      月岩水さんみたいな方をショウペンハウエルさんは讃えるでしょう。
      「我々が徹底的に考えることができるのは自分で知っていることだけである」
      彼が「愚民」と呼び批判している「学者」というのは、多読に多読を重ねて他人の言葉や知識を集積して自らの頭で考えない人のことのようです。
      この見地に立つと、数学者は「学者」ではなくて「思索家」に近いですよね。
      エキセントリック、大いに結構じゃないですか?
      白い狼。かっこいいです。ぜひ目指してください!!
      >> 続きを読む

      2019/06/05 by 月うさぎ

    • 白い狼は独りでもエッセンス(本質)を語り続ける、ソクラテスさんとか、ガリレオさんとかの独りで立ち続けるという意味の孤立をしているイメージです。

      黒い羊は群れにいて、共感力が高くて異質扱いされると心が傷ついてしまうイメージです。

      本当は、群れの中で強欲な権力で何かを奪ったとしても、その行為が誰かのためになっていて自然に王者と憧れられてしまうような、白金の獅子のイメージの人が1番凄いのかもしれませんが、私は物語やアニメの中の英雄にしか見いだせません。(例えば、アニメ「Fate/Zero」に歴史上でのアレキサンダー王が現界した姿として出てくるイスカンダルという名の登場人物。……でも、「Fate/Zero」のイスカンダルは紅蓮の獅子や炎紅の獅子というイメージですが。)

      白い狼を目指すのは夢想の中でしか無理ですが、歴史を学ぶ上で得られるかもしれない教養を養うために、様々な方の生き様を読むことを愉しもうと思います(*´ω`*)
      >> 続きを読む

      2019/06/08 by 月岩水

    • 評価: 2.0

      2019年4月の課題図書。つまらなかったので、薄い本なのに時間がかかってしまった。言われなくても分かっていることや、愚痴なんかを聞いてあげる試練のつもりで、ショウペンハウエル読んでるオレすげー!って励ましながら頑張った。
      意外だったのは、ドイツ人の国民性に関して書かれていた内容。ドイツ人って、もっとカチッとしているイメージだったので。
      筆者は言葉遣いに関してたくさん文句を言っていましたが、ちなみに私も「ありません」を「ないです」、「いらっしゃる」を「おられる」と表現するのは嫌いだなーなんて思いながら読んでました。 >> 続きを読む

      2019/05/27 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 0.0

      やはりと言うべきか難解で、すべてを消化吸収するのは自分には無理。多読無用なら真っ先にこの本を読まないでいた方がよかった。

      2019/04/06 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 3.0

      良くも悪くも古典。
      今の商業出版の時代にこれだけ読書のデメリットを論じることは難しいだろう。
      はじめの「思索」では「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る」といった鋭い洞察が多く散りばめられていた。
      逆に「著作と文体」は同時代人への悪口ばかりで得られるものが少なく、途中で読むのをやめた。

      2016/12/24 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 4.0

      読書によって本をただ消費するのではなく自分の血肉にしたいと考える人にぜひ、読んで欲しい一冊です。私はワイド版岩波文庫で読みましたが、表題作『読書について』は20ページほどしかない上に明快で読みやすくなっています。

      ドイツの哲学者ショーペンハウアーは辛辣なもの言いをする人で、キレのある鋭い言葉にしびれ、そして揺さぶられました。
      「読書は、他人にものを考えてもらうことである」
      「読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない」
      「ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく」
      読書にそれなりの労力と時間を割いてきた私は正直耳が痛かったです。

      ショーペンハウアーの考えるすぐれた読者のあり方は、
      本の大半を占める「読者の金と時間と注意力を奪う悪書」(新しいもの、はやりのもの)を読まずにすませて、「文学・芸術のために殉ずる覚悟をもって生きた天才による古典をくりかえし読む」(プラトンなど)というものです。
      趣味や息抜きではなく、まるで伝統芸能を継承するかのようなストイックさを感じます。
      ショーペンハウアーは文学や芸術に対する理想が高かったのでしょう。

      こう書くと難しいことばかり書かれているように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。「本を買っただけで満足しても何も得られない」など、頷きながら読める部分もたくさんあります。
      ショーペンハウアーの読書論、心のすみにでも置いておくと本との向き合い方が変わること間違いなしです。
      >> 続きを読む

      2016/08/06 by

      読書について」のレビュー

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