こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

法律家 (岩波新書 青版 751)

著者: 潮見 俊隆
定価: 518 円
いいね!

    「法律家 (岩波新書 青版 751)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 評価なし

      戦前戦後、国家権力によって裁判所はその機能を殆ど発揮してゐなかった。
      今の最高裁判所の長官は総理大臣が任命解任する権利があるし、
      裁判官の人事権を握ってゐるのも司法大臣で、
      戦前は殆ど検察官から司法大臣になった人たちで占めて居た。
      検察官は裁判で有罪になるものしか基本的に起訴しないから、
      裁判所は極端に言へば事務的に裁判を行ってゐた事になるのかもしれない。
      裁判所の判決によって決まった事件はわづか3%で
      昭和34年から38年までの無罪率は0.01%と言ふのだから
      検察官側の力が大きかったかが見て取れる。
      現在でも無罪率は0.1%と殆ど変わらないらしいが、
      昔はその訴訟裁判のうち80%が自白だったと言ふから、
      冤罪がおほくうまれて居たのだらうと思へば切なくなる。
      無罪率が低い事はある意味それが正しければ
      治安が良くなるメリットはあるのだけれど、
      国家権力が介入しての無罪率の低さがあったんだなと思ふと酷い話だ。
      現在は大丈夫なんだらうか。
      僕は知らない。
      知らないのは罪なのかもしれない。
      先日「最貧困女子」を読んで
      制度、環境、血縁から滑り落とされてしまった人達の
      泥沼地獄生活を知って切なくなった。
      僕もひょっとしたら、この格差社会において、
      そこに落とされて仕舞ふ危険を常に持って居る人間の内のひとりだ。
      貧乏とはいへ、環境、血縁に恵まれてゐるから僕は幸せを実感してゐる。
      ただ、これからの制度の行方、それから制度を知らない事によって
      いつ如何なる時地獄へ落とされるのか解らない。
      さうならないためにも、
      少なからず世の中に不幸せな他人がこれ以上生まれないために、
      僕は読書がしたい。
      直接的には何も出来ないかもしれないし、基本的に行動したいとも思はない。
      ただ、読書をする事で
      「世界人類が平和でありますやうに」と祈る事だけで、今は許して欲しい。
      >> 続きを読む

      2014/11/19 by

      法律家 (岩波新書 青版 751)」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    法律家 (岩波新書 青版 751) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本