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大阪ことば学

3.5 3.5 (レビュー1件)
カテゴリー: 方言、訛語
定価: 903 円

客のややこしい注文には「惜しいなあ、きのうまであってん」と切り返す。動物園のオリの前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。

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    「大阪ことば学」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      大阪弁についての本だが、大阪のことばを通じて大阪の文化を解明してくれる。

      なぜ大阪では「笑いの文化」が盛んになったのか、大阪は商人の街で、他人との関係
      取引先やお客様との会話が大事とされる・・・。

      喋り言葉の文化、相手への気配りは、語尾の「な」や「ねん」「か」「や」の助詞の多用に表れている。

      それでいて、
      この提灯、もろて往ぬで。
      そいつ、れんげで二つ三つ殴ってほしいね。

      この提灯のあとに「を」とか「は」の助詞を入れない曖昧さ。

      こたつ・消えてんのん、誰も知らんかったがな。
      新聞・読んでるときに用事言わんといて。

      と、・の部分の助詞を省略する。強調なのか“いらち”で省略するのか、
      でも落語でも、その助詞の部分は続けていう時もあれば、微妙に「間」をおくときもあり、
      まさに、喋り言葉としての妙である。

      笑いの部分でいうと、笑いというものは二つの視点の衝突、重層によって発生すると、
      一つの視点の内部にとどまっていては笑いは生まれない。

      ある視点から他の視点への乗り換え、大阪のことば、大阪の人が停滞を嫌い変化を好むということと、
      大阪の人の笑いの志向とは、つながっていると・・・。

      なんなと言わんとおもしろない、間がもてん。

      自分の普段喋っている言葉はまさに、大阪ことばで
      落語が好きなのもその世界のどっぷり感が好きなんでしょうな。
      >> 続きを読む

      2013/07/28 by

      大阪ことば学」のレビュー

    • iceさんへ
      「でんねん」「まんねん」は使いませんが、今日体の具合が悪くて、休ん「でますねん」とか、休み「ますねん」ぐらいは使いますかな・・・。
      でも、余程の年の方か、ぺたぺたの大阪人でおますな。
      >> 続きを読む

      2013/07/29 by ごまめ

    • >笑いの部分でいうと、笑いというものは二つの視点の衝突、重層によって発生すると、
      >一つの視点の内部にとどまっていては笑いは生まれない。

      確かに。視点を変えることで意外な真理(アイロニー)が見える時、笑いとなる気がします。
      >> 続きを読む

      2013/07/29 by Shimada


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