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坂の途中の家

3.6 3.6 (レビュー7件)
著者: 角田光代
定価: 1,728 円
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    「坂の途中の家」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      ごく普通に子育てに励んでいるママにまさかの裁判員制度通知が届いた。平凡、穏やかな家庭に突然訪れた「え!なぜ私?マジ?」から静かに物語が動き出す。

      わずか8ヶ月のわが子を虐待死させた殺人容疑者の母親を裁く法廷の補欠裁判員に選ばれた主人公。

      3才の娘を夫の実家に預け、公判にに通う主人公の日常の変化が、育児を経験した者には痛いほど超リアル。

      検察、弁護士、出廷者たちによってあぶり出される虐待容疑者の人間像と、主人公の育児の葛藤、夫婦関係が重なり、夫や家族と不協和音が生じる過程が公判ス最終日までスリリングに展開してゆく。

      胸がしめつけられる痛ましい事件報道が絶えない現代。社会、夫婦、家族間の心スキマと溝。

      何気ない日常シーンにひそむ相互理解のブレと社会通年の呪縛が、いかに子育てママたちを孤立させてしまう危険性を帯びているかを、見事に描出した時代性あふれる意欲作。

      夫婦関係、子育ても何が完ぺきかわからないもの。社会が勝手に描いた100点満点というイメージに惑わされず、ときどき客観視することが大事だぜ。

      だれだってわが子が一番かわいいと、と思うスタンダードに幸多かれ!
      >> 続きを読む

      2019/04/13 by

      坂の途中の家」のレビュー

    • 評価: 3.0

      裁判員に選ばれるとどうなるだろうか

      とつぜん裁判員に選ばれたら面倒くさいだろうなぁという視点。
      扱われる事件に影響をうけてノイローゼになるんじゃないのかな~という視点。
      なるほど、興味深いですね。
      ちょっと大げさに書かれてるのでしょうが、社会的に衝撃を与えるような事件に突然裁判員としてかかわることになってしまうってどうなるんでしょうね。とくに不安定な情緒な人だと尚更に心配です。
      僕は選ばれてみたい気はありますがw >> 続きを読む

      2018/08/08 by

      坂の途中の家」のレビュー

    • 評価: 3.0

      まだ3歳に満たない娘を持つ専業主婦に突然裁判員候補の通知が来る。補充員とはなったものの毎朝義母に娘を預け、公判に通い始める。事件は生後8ヶ月の娘を自宅の浴槽で溺死させた母親の殺人だった。公判の中で被告人の夫、義母、実母、友人の証言を聞き、なぜか自分の境遇と照らし合わせ考えてしまう。そして裁判員の中で自分だけが被告人の心情に寄り添っていることに気づく。この小説を通して妊娠、出産して子育てすることがいかに大変なことなのかを思い知らされた。

      2017/09/05 by

      坂の途中の家」のレビュー

    • 評価: 5.0

      なぜこれほどまでに、人を洞察できるのだろう。そう思うほど、無遠慮にえぐります。 人を傷つけるだけの悪意。自分もやっていないだろうか。と背筋がゾッとする。

      2017/03/22 by

      坂の途中の家」のレビュー

    • 評価: 5.0

      あらためて。読み終わってかなりたってしまった。すごすぎて感想なんか書けやしない、と思ってたから。私は村上春樹がめちゃくちゃ好きで、だけど村上春樹を読まないとか、読んだけど何がいいのかよくわからないよ、とか言われても何とも思わない(笑)。だけど、この角田光代の「坂の途中の家」を読んで、全く共感できないとか興味が持てなかった、と言う人とは、友だちになれないな(笑)。大変偏屈な感想だけど、そんな感じ。最初から最後まで、ヒリヒリヒリヒリ、なんでこんなに苦しい思いをしながら小説を読んでるんだ? と。あー角田光代、すげー。とか、茶化さなきゃ、やってらんないよ(笑)。ある意味、身体に悪い、小説です。 >> 続きを読む

      2016/10/19 by

      坂の途中の家」のレビュー

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