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新聞と憲法9条

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 朝日新聞取材班上丸洋一
定価: 2,808 円
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    「新聞と憲法9条」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      太平洋戦争の敗戦、GHQによる日本占領、そして大日本帝国憲法に
      代わる新憲法の制定。日本は世界に類を見ない平和憲法を手にした。

      なかでも官報9条はその解釈において、制定直後から何度も憲法改正
      論議の対象になって来た。

      朝日新聞をはじめ、大手紙のみならず地域紙を含め、新聞は憲法9条
      の受け止め方をどのように描いて来たのか。朝日新聞連載の記事を
      まとめた作品が本書だ。

      結局はアメリカの意向で、唯一無二の平和憲法だってどうにでも捻じ
      曲げられるってことか。

      日本国憲法制定からわずか数年で朝鮮戦争が勃発。日本の武装解除を
      目的にした新憲法は、アメリカからの「朝鮮戦争に協力しろ」との
      要請で揺らぎ始めるのだから。

      安倍晋三が一時、集団的自衛権は合法の根拠として砂川事件を持ち出
      していたが、これも砂川事件単独で考えてはならない。時の首相は
      岸信介、日米安保改定に向けて動いていた。

      だから最高裁は、東京地裁の一審判決を差し戻したのはなかったか。
      当然、政権を忖度して…だ。一審のいわゆる伊達判決は名文であった
      が、最高裁はそれを覆し、異例のスピード裁判を行い、検察側の言い分
      そのままの判決を出した。

      それもこれも、安保改定を順調に進める為だったとしか受け取りようが
      ない。アメリカ様のご機嫌を損ねぬように…ね。

      この砂川事件の判決を根拠とした数段的自衛権の容認は、やはり憲法
      違反に該当するだろうと思うのよ。

      日本国憲法は一部の人たちに言わせれば「おしつけ憲法」だそうだ。
      誰が中心になって作った憲法だろうが、素晴らしければそれでいい。
      政治がその素晴らしい憲法を弄ぶことこそ、もってのほかだ。

      それもアメリカ様の言いなりになってね。どこかの国会銀のセンセイ
      ではないが、「恥を知りなさいっ!」って言いたいわ。

      まあ、安倍政権がやろうとしている憲法改正の一番の狙いは9条では
      なく、緊急事態条項なんだろうけどな。

      「アジアのスイスたらん」。日本国憲法は日本にその機会を与えた。
      だが、日本はアジアのスイスにはなれなかった。アメリカと、アメリカ
      に追従する日本自らがそれを放棄したのではないか。
      >> 続きを読む

      2019/07/27 by

      新聞と憲法9条」のレビュー


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