こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

ローマ帽子の秘密

カテゴリー: 小説、物語
定価: 780 円

観客でごったがえすブロードウェイのローマ劇場で非常事態が発生。劇の進行中に、NYきっての悪徳弁護士と噂される人物が、毒殺されたのだ。名探偵エラリー・クイーンの新たな一面が見られる決定的新訳!

いいね!

    「ローマ帽子の秘密」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 評価なし

       シリーズものでは何が一番?と言われたら即、クィーンの国名シリーズと答えます。
      何十年ぶりかの新訳で再読。私が最初読んだ時は、~の謎、というタイトルでした。

       一番何が好き、と聞かれると『ギリシャ棺の謎』になるのでしょうが、それは、完全無欠でスーパー探偵であるエラリー・クィーンが、途中「推理を間違える」からです。

       ローマ帽子がエラリー・クィーンの「国名シリーズ」第一作目です。書かれたのが1929年。100年近く前なのに古びないクィーンもの。これからも読み継がれていくと思います。

       結構、最初はタイトルと内容が一致していて(だんだんタイトルにつく国名は関係なくなります)ローマ劇場で舞台上映中に起きる殺人。目撃者がいそうでいない、もどかしさ。

      最初は、エラリーよりも、父、クィーン警視が活躍します。
      相変わらず登場人物多いけれど、人物整理がものすごく上手いミステリです。
      >> 続きを読む

      2018/06/07 by

      ローマ帽子の秘密」のレビュー

    • 夕暮れ 様

      よく海外ミステリのベストテンという時に、必ずトップを争うのがエラリー・クイーンの「Yの悲劇」と「Xの悲劇」ですね。

      これはミステリ好きの間で意見が分かれるところでしょうが、クイーンらしさで言えば「Xの悲劇」でしょうが、私は個人的には、舞台設定と犯人の意外性で「Yの悲劇」の方が好きですね。

      エラリー・クイーンは、夕暮れさんもレビューに書かれてあるように、1929年に「ローマ帽子の謎」でデビューしていますが、私見では最初の頃は、ヴァン・ダインの影響を受けつつも、次第に独自のスタイルを確立していったと思います。

      クイーンの最大の特徴は、フェアプレイと整然とした論理にあると私は思っています。読者にはすべての手掛かりを提示して、作者との知恵比べに挑戦させる。

      小説の面白さに、パズルという知的要素を盛り込んだところが斬新だったんだろうと思います。真相が明らかになっていく過程で、論理によるサスペンスを演出できるのは、ひょっとしたらクイーンだけかもしれません。

      そして、魅力的な謎と、完璧なまでの論理によって、クイーンの"国名シリーズ"は、本格ミステリのバイブルになったのだと思います。

      このシリーズの中から、1本を選べと言われたら、非常に難しいのですが、「チャイナ橙の謎」のさかさまの謎もおさえておきたいし、夕暮れさんが一番お好きだという「ギリシャ棺の謎」の圧倒的なボリューム感も捨て難いですね。

      しかし、私が一番好きなのは、敢えてあげれば「エジプト十字架の謎」ですね。クイーンには珍しいスリリングな犯人追跡と、ヨードチンキの一壜から組み立てられる論理が、非常にシンプルで鮮やかだからです。

      とにかく、エラリー・クイーンの作品は、何を読んでも面白い。つまらないものはありませんね。

      >> 続きを読む

      2018/06/07 by dreamer

    • dreamer様

      コメントありがとうございます。

      エラリー・クイーンは偉大すぎて、どこから語ればいいのかわからないのですが、まず、dreamerさんが書かれている、ミステリ・オールタイム・ベストで必ず出てくる『Xの悲劇』と『Yの悲劇』ですが、私も『Yの悲劇』を推します。
      ダイイング・メッセージという点では、Xの方がアイディアあるのですが、やはり全体的な意外性という点で読者を気持ちよく裏切ってくれるのはYだと思います。

      エラリー・クイーンは、最後の「読者への挑戦状」が有名で、ここまで全部書いてあるから、真相がわかりますか?という挑戦。dreamerさんが書かれたフェアプレイの精神、作家の独りよがりではなく、読者にも考えさせるという、知的なゲームへのいざないが読んでいて、ステキ|と思ってました。
      (私の推理が当たった事はありません)

      国名シリーズで言うと、実は一番最初に私が読んだエラリー・クイーンは『チャイナ橙の謎』でした。ある本でシリーズ唯一の駄作ってばっさり斬られていて、いや、私は大好きです。チャイナ橙がエラリー・クイーンの入り口ですから。

      『エジプト十字架の謎』は、ショッキングでした。一番、舞台装置が大きい大作ですよね。インパクト絶大。国名シリーズはどれも好きなのですが、『ニッポン樫鳥の謎』は、原題は'The Door Between'で、正確には国名シリーズではないと後で知りました。でも、'The Door Between'も好きですし、『厄災の町』『九尾の猫』などなど本当に好きです。

      ただ、むごたらしく人が殺されるのではなく、「美しい謎を解く喜び」を書きたいと横溝正史は言っていますが、まさに、エラリー・クイーンは、実に理論的で読み終わった後、スッキリするのです。

      昔買った、創元文庫版は高校生の時でもう字が小さくて・・・老眼にはきつく、角川文庫で新訳が出たのは嬉しいですが、「秘密」じゃなくて、「謎」だよね、、、私的には、と思います。

      エラリー・クイーンと江戸川乱歩になると夢中になってしまうので、とりとめのない乱文、大変失礼しました。
      >> 続きを読む

      2018/06/07 by 夕暮れ


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ローマボウシノヒミツ
    ろーまぼうしのひみつ

    ローマ帽子の秘密 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本