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財務省の階段 (角川文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 幸田 真音
定価: 605 円
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    「財務省の階段 (角川文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      頂上を極めようとする男の欲望を予想させる書名に惹かれた。

      でも経済小説なんて小難しそうな事が書かれてるとパスしちゃうだろうな…。とりあえず読んでみヨ。

      …面白い!小難しい事なかった。
      しかも有りがたい短編、全部で6話。
      完全に個別の話でなく登場人物がリンクしていたり時間を共有しているのも面白い。そして、ホラーってのが極めつけ。
      あとがきを読めば“経済ホラー小説”への初挑戦と作者も書いてる。
      経済だけだと取っ付きにくいけどホラーとは考えたなー。

      「議事堂の穴」
      国会議事堂の柱にある穴の話。結末はイソップの訓戒話のよう。

      「日本銀行の壁」
      日本銀行が国債を動かすと奇妙な事に職員の欠勤が増え…。

      「金融市場の窓」
      勝負師を気取ったワケでもないのに思わぬ事態が主人公を追い詰める。
      “自分から挑んだはずの戦を投げ出したい時”
      小椋桂さんの“誰でもいいから”の歌詞を思い出した。
      余計ですが小椋さんも銀行員でしたね。

      「財務省の階段」
      財務省の螺旋階段で部下が自殺し…。
      すべての話に共通するけどタイトルに騙されました。
      高橋是清について調べたくなります。
      TVの“20世紀の記録”世界恐慌の章で「同じ事を繰り返してるんだ」と驚いたのを思い出しました。

      「ニュースの枠」
      「日本銀行の壁」で出ていた女性が主人公。
      “真実”について気をつけなきゃと思わせる話。

      「幹事長室の扉」
      最後を締めくくる話として、6話に直接、間接に関る話。
      そして全話を通して感じる「こんな行き当たりばったりの痛み止めで誤魔化すような事していて大丈夫?」がつたわってくる。

      全部読み終わって、確かにリアルホラーだと思う作品でした。

      惜しむらくは、私にもうちょっと知識があれば。もっと楽しめたはず!
      「金融市場の窓」がイメージできない!
      相場解析チャートって、“ローソク足”って何ですか?
      >> 続きを読む

      2017/10/01 by

      財務省の階段 (角川文庫)」のレビュー


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