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犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

3.9 3.9 (レビュー5件)
著者: 横溝 正史
カテゴリー: 小説、物語
定価: 700 円

信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような遺言状を残して永眠した。佐兵衛は生涯正室を持たず、女ばかり三人の子があったが、それぞれ生母を異にしていた。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林がやがて何者かに殺害される。だが、これは次々と起こる連続殺人事件の発端にすぎなかった! 血の系譜をめぐる悲劇、日本の推理小説史上の不朽の名作!!

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    「犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      スケキヨの意味が分かった時にはいやまさか、と言ってしまった。全体を流れる不穏な雰囲気が怪しくて悲しい。
      これを機に映像でも見てみたい作品。

      2018/01/21 by

      犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」のレビュー

    • 評価: 4.0

      好調に進む「ひとり横溝正史フェア」つづいての作品は有名なこちら。

      信州財界の巨頭犬神佐兵衛が亡くなった。
      犬神佐兵衛の遺言を巡り、恐ろしいことが起きるのではと懸念する法律事務所員若林からの依頼を受けて金田一耕助は信州に行く。ところが、金田一耕助と会う前に若林は殺害されてしまう。
      若林殺害を皮切りに血で血を洗うような恐ろしい事件がつづく。

      横溝正史作品の中でも何度も映像化された有名な作品。
      とにかくインパクトの強さは横溝正史作品の中でも超一級と言える。
      顔に傷を受け、精巧に作られたマスクを被ったスケキヨ。
      菊人形の首とすげ替えられた生首。
      松子、竹子、梅子の三姉妹による壮絶ないたぶり。
      顔を隠した謎の復員兵。
      美しい珠代。
      湖水から二本の脚を突き出した死体。
      横溝正史の世界を存分に楽しめる作品。

      こちらも読み返すと細かいところを記憶違いしていた。
      人間の記憶なんてそんなもの。

      前回読んだときより自分が戦争に興味を持つようになったからか、前回はそれ程感じなかったことがとても胸に突き刺さった。
      ネタバレになるかもだけれど書いてしまう。未読のかたは以降読まないことをお勧めする。



      佐清が復員するとき何故偽名を使ったかという理由が本当に切ない。
      当時、国のために戦う、必ず勝つと意気込んで出征していく若者。
      捕虜となるは恥、国のために潔く死ぬことこそ本懐と教育されていた人々。
      佐清もそんな若者のひとり。
      死ぬことも出来ず恥を偲んで帰国した。名前など名乗れるはずもない。
      それなのに戦前戦中とは全く価値観の違ってしまっている日本。
      そんな中で、新しい価値観にも馴染めず、名前を偽ってしまい引き返せなくなってしまう。
      あくまで架空の物語ではあるけれど、きっと佐清のように悩み戸惑う若者もいたのだろうと思う。事実、戦後随分経ってから生存を確認されて帰国したかたは、律儀に敬礼し恥を偲んで帰って参りましたと仰っていた。
      まさに戦争によって人生を狂わされたひとが、きっと数えきれない程いたのだ。
      以前読んだときには、この部分はすらっと読み進めてしまっていた。今回読み返して、この部分で胸が痛んだ。
      やはり戦争は決して繰り返してはいけないと、そんなことを思ったりする。

      スケキヨのインパクトや派手な事件に押されて、戦後日本の闇の部分とも言える本作の魅力に気付かないまま読み終わってしまいがちだが、犯人も物語もある程度わかって読むときは、作品の背景を見つめながら読むのも一興かもしれない。
      読み返して気付けたことがあって良い経験になった。
      >> 続きを読む

      2016/03/05 by

      犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」のレビュー

    • 族、なるほど!

      2016/03/07 by 紫指導官

    • 紫指導官さん

      多分ですけれどね。

      2016/03/08 by jhm

    • 評価: 3.0

      『スケキヨ』
      『池でさかさまになって立っている死体』
      この二つが超有名な作品ですね。
      特に後者は良く、プールや銭湯でマネしました。

      映画やドラマ版を何度も観た後なので
      あまり新鮮な気持ちで読むことはできませんでしたが、
      おどろおどろしい雰囲気は最高ですね。
      特に三姉妹が父親の愛人を折檻するところは
      メチャクチャ恐いです。
      >> 続きを読む

      2015/07/17 by

      犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      角川の電子書籍が安売りしていたので20年ぶりに読んだ。

      おどろおどろしいところがフォーカスされがちな金田一シリーズだけど、文章を読んでいる感じのしない軽妙な流れこそシリーズの特徴だと思う。

      講談のような言い回しというか、紙芝居的というか、ハナシコトバとは違うんだけど、文章を読み聞かせているような文体が軽くてとてもいい。

      話の方は毎度お馴染み、中学生の頃と同じようにワクワクできた。 >> 続きを読む

      2014/02/01 by

      犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」のレビュー

    • お股パクーンって開いて、池に逆さまに刺さっているヤツですよねー

      パクーン♪

      2014/02/02 by makoto

    • 未読なので是非読んでみたいと思っています。

      2014/02/02 by chao

    • 評価: 5.0

      このお休みで再読しました。

      横溝正史は不思議な作家で、ミステリとして一級品にも関わらず、どのホラー染みた独自の世界観から、若い世代のファンが少ないように思います。

      しかも「じっちゃんの名に賭けて!」という超人気マンガの名ゼリフに採用されているにも関わらず。

      読み返して感じるのは、映画化の功罪についてです。

      この作品は私が知るだけでも、何回も映画化(テレビの2時間ドラマも含めています)されており、一番有名なのが、石坂浩二と島田陽子がキャスティングされたものではないでしょうか?

      ・戦争で顔を焼かれ、ゴムの仮面をかぶる犬神佐清
      ・逆立ち状態で殺され、池から両足のみが出ている姿
      ・菊人形に生首だけがおかれたシーン

      もちろん原作に忠実に再現されてはいるものの、それを映像化したものを見てしまったら、子供やホラーに弱い女性からは敬遠されても仕方が無いと思いました。

      でも、さすがは一時代を築いた横溝正史作品。
      日本ミステリ史上に燦然と輝く名作で有ることは疑いの余地が有りません。

      満喫~♪
      >> 続きを読む

      2012/12/03 by

      犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)」のレビュー

    • あまりミステリ作品は読んで来ていませんが、この本は読みました♪

      でも、怖いです。すごく。
      一人でトイレにいけなくなったのを覚えています。

      思い出してもちょっと怖いです・・・
      >> 続きを読む

      2012/12/03 by emi

    • 「族」って...

      2012/12/03 by シュール


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