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瓶詰の地獄

3.9 3.9 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 540 円

極楽鳥が舞い、ヤシやパイナップルが生い繁る、南国の離れ小島。だが、海難事故により流れ着いた可愛らしい二人の兄妹が、この楽園で、世にも戦慄すべき地獄に出会ったとは誰が想像したであろう。それは、今となっては、彼らが海に流した三つの瓶に納められていたこの紙片からしかうかがい知ることは出来ない...(『瓶詰の地獄』)。読者を幻魔境へと誘う夢野久作の世界。「死後の恋」など表題作他6編を収録。

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    「瓶詰の地獄」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 評価なし

       この正気と狂気の狭間がギリギリすれすれの所がとてもいいです。
      読む人によっては、このギリギリ感はひんしゅくものかもしれませんが、その不安定さが私はたまらなく好きです。

       「・・・」とカタカナの多用でリズミカルで、独自の世界を作り上げている所とても良いです。昭和の始めに発表されたそうですが、どれもとても現代的。今、読んで全然古びていないです。

       むしろ新しくて受け入れられなかったのかもしれません。「瓶詰の地獄」「死後の恋」他の短篇もとても耽美的で罪作りでとても良いです。 どの短篇も言い募るという所がくどくなく、切実で美しいと思います。
      >> 続きを読む

      2018/07/13 by

      瓶詰の地獄」のレビュー

    • 評価: 4.0

      読書ログのレビューで知って、面白そうだったので図書館で借りてきました。夢野久作はドグラ・マグラぶりです。相変わらずの狂気っぷり!乱歩と同年代なんですよね。ちょっとミステリ調のものなんかもありました。

      表題作の『瓶詰の地獄』の強烈さは群を抜いています。
      しかし『一足お先に』なんかも、ドグラ・マグラっぽくてなかなか。夜中にひとりで読んでいたりしたら、ちょっとトイレに行けなさそうな感じです。

      角川文庫で読んだのですが、表紙のイラストもちょっとクラシカルなタッチで、夢野久作っぽさを表したいい装丁だと思います。
      調べてみたら、米倉斉加年(よねくら・まさかね)という方の絵だそうで、俳優でも作家でもあるそうです。見たことあると思ったら、角川文庫の夢野久作作品は彼が絵を描いているのだとか。googleで探して画像一覧すると、なかなか壮観です。女の髪って恐ろしいんだな… >> 続きを読む

      2015/11/21 by

      瓶詰の地獄」のレビュー

    • > 表紙のイラストもちょっとクラシカルなタッチで、夢野久作っぽさを表したいい装丁だと思います。

      同感です。独特ですよね。
      >> 続きを読む

      2015/11/22 by ice

    • > iceさん
      独特ですよね。夢野久作の作品が好きなんだろうなぁと思います。いい装丁ですね。 >> 続きを読む

      2015/11/23 by ワルツ

    • 評価: 4.0

      初めて夢野久作氏の作品読み終えた・・・と言ってもちょー短い。所謂ショートショートみたいな感じ?

      あさ・くらさんのレビューを拝見して読みたくなって某通販サイトで見てみたらなんと0円!今こういう文豪たちの作品が無料で読める・・・凄い時代になったもんだ。

      お話はなんとも言えない感じ。ほんとに10分くらいで読めちゃうくらいの中にもう不穏な空気が一杯に詰め込まれてる・・・そう瓶詰の様に。

      離れ島での兄弟の(特に兄の)苦しみと狂おしさ。す、すげー・・・!


      さらっと読めたのにも係わらずのこの不思議な読後感。ちょっと怖いような楽しいような。この感覚になってる時点で幻魔境に連れて行かれたのかも・・・。

      兎に角凄い作品。すげー。
      >> 続きを読む

      2015/10/14 by

      瓶詰の地獄」のレビュー

    • 夢野久作ってドグラ・マグラしか読んだことないです。短編もあるんですね。怖いもの見たさで読んでみたくなりました…! >> 続きを読む

      2015/10/15 by ワルツ

    • ワルツさん
      そうなんですね。自分はドグラ・マグラは今読んでいる最中で短いので先に此方を読みました。そうですね。そこまで恐怖描写はないと思いますがほんとに不思議不可思議な世界です。多分普通の怖さとは違った怖さが体験できると思います。 >> 続きを読む

      2015/10/15 by 澄美空

    • 評価: 4.0

       夢野久作による絶品ショート。

      「瓶詰地獄」

       短い! 長編の「ドグラ・マグラ」を読んだ後なので、よりいっそう短く感じられました。非常に凝縮された完成度の高い短編ですので、夢野久作のお試しとしてはとても良いと思われます。

       無人島に流されてしまった兄妹からの三本のメッセージボトル……というのが内容で、三本の順番を逆から読んでいくことになります。そういえば「そして誰もいなくなった」でも、メッセージボトルが使われていました。他にもありそうな構成ですが、ハマると絶大な威力を発揮しますね、これは。最後のメッセージから読んでいくので、結末はわかっているわけですが、だからこその切なさが感じられます。

       タイトルがこれまた強烈です。無人島という閉鎖空間だから? もしくは、瓶につめられたメッセージが悲劇の物語を紡いでいるから? どちらにせよ、これ以上ないタイトルです。

       なんとなくパンドラの箱が脳裏に浮かびます。そういったものは開けたくなるのが人情です。夢野久作さんが短い一編に込めた地獄をのぞいてみてはいかがでしょう笑
      >> 続きを読む

      2015/10/04 by

      瓶詰の地獄」のレビュー

    • ボトルメールというのに子供の頃に憧れましたが、住んでいたのが山ばかりで海など見たことがないところでした(笑)

      好きなヴァランダーシリーズで「Pからのメッセージ」がありますが、いかにもという題名です。面白かったですが。
      >> 続きを読む

      2015/10/06 by 空耳よ

    • >空耳よさん
      私も海がないところで育ちました。なので、海が見えると非常にテンションが上がりますし、ずっと眺めていられます。海沿い育ちの方は、もう見慣れていてそういうことはないんでしょうかね? 

      ボトルメッセージの小説を探しに本の海原に漕ぎ出します笑
      >> 続きを読む

      2015/10/06 by あさ・くら

    • 評価: 5.0

      この1冊で夢野久作の作風がわかる特色あふれる短編集です。
      古きよき日本文学・・・というよりは、古い日本文学のアクの強い部分を凝縮したような作風で、よさは狂った美しさ。
      あ、はい。決して万人受けするわけないです。中毒性は高いんですけどね。

      2015/05/16 by

      瓶詰の地獄」のレビュー

    • > 瓶詰の地獄

      思い返すと、とても考えられたタイトルですね。

      2015/05/17 by ice

    • 腸詰めじゃなくて良かったですよねーw

      2015/05/17 by makoto

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