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後鳥羽伝説殺人事件

3.3 3.3 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 540 円

一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は......。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。

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    • 評価: 3.0


      名探偵・浅見光彦シリーズで有名な内田康夫の「後鳥羽伝説殺人事件」を読了。

      内田康夫という作家の文章は平易で読みやすく、分かりやすい人物描写と相まって広範な読者に受け入れられているベストセラー作家で、自らの活発な取材旅行を通じ、日本全国全県を著書で網羅したという各地の描写が具体的であり、"旅情ミステリ"の第一人者の名に相応しい実績を残した作家だと思います。

      また、各地にまつわる伝説や、原発などの社会問題などについても、かなり積極的に取り上げたりしているところも、魅力のひとつになっていると思います。

      広島県三次駅で、正法寺美也子という若い女性の他殺死体が発見された。
      三次署の野上刑事は、被害者の過去を調べていくうちに、8年前に起きた悲劇を知ったのだった。

      後鳥羽法皇の伝説を調査するために、島根の民宿に滞在していた美也子と友人の浅見祐子が山崩れに巻き込まれ、祐子は死亡、美也子も記憶を失ってしまったのだ。

      美也子が所持していたらしい一冊の本が事件の鍵なのか?
      だが、野上は捜査上の独走を上司に咎められ、停職処分を受けてしまう。
      そんな彼に代わって、亡き祐子の兄・浅見光彦が真相解明に意欲を見せるのだった-------。

      この作品は、警察庁刑事局長を兄に持つ、フリーライター・浅見光彦の記念すべき初登場作品なんですね。

      叩き上げの刑事である野上の信頼を簡単に獲得してしまうほどの人なつこい性格と推理の冴えは、このシリーズ第1作から魅力的に描き出されていると思う。

      もともと容疑者の数が少ない上、彼らが次々と殺されて登場人物の数が極端に減ってしまうので、推理の余地などないかのように思えてしまう。
      だが、ラストに至って、著者のやりたかったことが見えてくると、意外なまでに理詰めな作品であることがわかってくる。

      前半が警察小説仕立てで、浅見光彦が中盤まで登場しないのも、その構想のために必要な措置だったことがわかる仕掛けになっているんですね。

      >> 続きを読む

      2018/12/06 by

      後鳥羽伝説殺人事件」のレビュー

    • 評価: 3.0

      浅見光彦シリーズの原点、記念すべき第一作となる作品。妹の死の真相を知るために颯爽と登場するわけですが、、、


      今作に限って言えば、主人公は野上刑事だと思う。話の流れとして事件に最初から関わっていたのはもちろん、彼の刑事としてのこだわりと地道な捜査が浅見の妹の死と今回の事件を繋げた。野上が浅見のもとに訪れたことが浅見をこの事件の表舞台に上げることになった。


      さらに最後の詰めの部分では浅見の力を頼ることになり、彼がいなければ事件が真の解決をみることはなかったのは間違いないが、その前までの事件のおおよその筋立ては野上刑事単独で推測できていた。


      だから最後、浅見が鮮やかに犯人を追いつめた爽快感より、なんかおいしいところだけ浅見に持っていかれた残念感が強い。
      >> 続きを読む

      2016/03/13 by

      後鳥羽伝説殺人事件」のレビュー

    • シリーズものは最初から読みたくなるので困ります。どれが1作目か知っているだけでもなんとなく安心。こういう情報はありがたいです。
      >なんかおいしいところだけ浅見に持っていかれた残念感が強い。
      その脱力感、想像できます。
      内田さんにとって、浅見は本人投影キャラですね。
      そう思って読むとちょっと恥ずかしい気持ちになることがあります。
      >> 続きを読む

      2016/03/13 by 月うさぎ


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