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キッチン

4.0 4.0 (レビュー22件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 420 円
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2014年06月の課題図書

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが...。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。

いいね! fireman Erika pikapika

    「キッチン」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 評価なし

      「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」

       この小説が発表された時は吉本ばななさんの作り上げる、どこか寂しげで、人を責めずに自分を責めるという雰囲気がすごく話題になり、映画もとても好きでした。

       このよしもと世界はどっぷりと甘く、切なく、寂しく、清楚で安心してしまいました。3篇どれもが「ある人の死」から始まり、その喪失感を描いていますが、あくまでもじめじめしない、さらりとした乾きがあるような気がします。過激、ドロドロ、暴力に急に走らない節度が気持良いのです。
       
       最近、始まった吉本ばななさんのブログを読んでいるのですが、この方は結構、スピリチュアルなものがお好きなようです。人工的でない、何か神秘的なものがお好きなよう。

       現実をキリリと見つめるというより、こんな世界もあり、ちょっと別世界ですがすぐ近くという世界は吉本ばななさんは上手いです。
      >> 続きを読む

      2018/07/13 by

      キッチン」のレビュー

    • 評価: 5.0

      身近な人がいなくなるということ、近くにいる人が自分にとってどういう相手なのかということ。
      若い2人が悲しみを乗り越えながら、2人の存在を確かめあってく。
      その過程はみかげの突発的な行動だったりするわけだけど、手探りに一生懸命歩み寄ってく言動にハッとさせられる部分もあった。
      個人的に登場人物のキャラも、言動も、描写も好きな作品。

      2017/08/15 by

      キッチン」のレビュー

    • 評価: 4.0

      初めて読んだのは多感な中学生の頃だったと思います。そして彼女の著作を読み漁った。当時は『白河夜船』が一番好きだった。

      持っていたはずなんですが、何度か引っ越したときに多分売ってしまっていて、BOOKOFFで再会したので何の気なしに買いました。この表紙のやつが欲しかったんです。表紙の紙質も好み。

      思春期につきささる繊細な感じが実に吉本ばななだな、と思います。恋愛ではない愛し方、というか。人間体人間、であり、恋愛として括れない関係性を描いているんだと思ってます。『キッチン』は1987年とのことなので、なかなかセンセーショナルな内容だったのではないでしょうか。色あせないよなぁ、とも思いますが、やっぱり中学生だった時に読んだのとは違う印象を受けている気もする。身近な人を亡くす、という、誰の身にも起こりうる悲劇、ちょっと周りを見渡せばごろごろ転がっているくせに各人にとって比較にならない悲劇、それをどうやってやり過ごすのか、という話なのかなぁ、と思います。名作である。

      やっぱり好きです。最近のはあまり読んでいないのですが、吉本ばななは初期作品群のエッジの効いた感じがとても好き。
      >> 続きを読む

      2017/04/05 by

      キッチン」のレビュー

    • > 月うさぎさん
      少女漫画は心理描写に強いところとか、かなり文学に近い部分がありますよね。挑戦的な題材を扱ったりもしていますし。
      三浦しをんさんも、確かに漫画をよく読んでいますよね。女性作家は少女小説でデビューした人も多いですし、傾向が似ているんでしょうか。
      >> 続きを読む

      2017/04/08 by ワルツ

    • > 文子。さん
      たしかに、余韻が残ります!いいですよね、『キッチン』。同時期の作品は雰囲気が似ているので、お好きかもしれません。よかったら他のもぜひ! >> 続きを読む

      2017/04/08 by ワルツ

    • 評価: 3.0

      お初の吉本ばななさん。ベストセラーになる理由は まぁわかる。でも私にとっては 村上春樹さんの作品と同じで だからなんなんだろう?という気持ちになってしまう。村上さんの作品は何冊か挑戦したけれどやはりどれも同じ感想を持ってしまってもう撤退した。ばななさんの本は予想どおりの結果に..言葉は綺麗、だけどそれが文章になるとちぐはぐさが神経にささって心に落ち着く場所を見つけられない。このつながりの悪い文章はテクニックなのか?それともこの方の個性なのか。うーーん..な一冊でした。

      2016/08/28 by

      キッチン」のレビュー

    • 評価: 4.0

      女性作家が書いた雰囲気がふんだんに出ている作品。収録されているキッチンとムーンライト・シャドウはすごく内容が似ている。

      キッチン
      一番面白い点は主人公の行動力だろう。
      主人公は女性なんだけれど、終盤の男前っぷりが格好良い。非常に良い。
      深夜にカツ丼を食ったらそれがすごく美味しくて、居場所の分からない男にそれを届けに行くのだ。しかも見事に相手をみつけ、旅館の屋根をよじ登り窓から入るのである。なんだこいつラフメイカーかよ、と思った。

      ムーンライト・シャドウ
      風景と心象、生と死それぞれが川によって重なりあう。文を読んでいて登場人物の悲しみ等、心情がこれでもかと怒涛のように流れこんでくる。

      小説で女性の悲しみには、あまり感情移入できないほうだが強制的に共有させられた。面白い短編。
      >> 続きを読む

      2016/04/15 by

      キッチン」のレビュー

    • みかげが「男前」とは面白いご意見でした。そうか~。男前なのですね。
      男性にもわかっていただけてなんか嬉しいです。この小説好きなんで。 >> 続きを読む

      2016/04/15 by 月うさぎ

    • >月うさぎさん
      雄一がヒロインのように感じました。

      2016/04/16 by ryochan333

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      新潮社 (2002/05)

      著者: 吉本ばなな

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      • 評価: 3.0

        むかーし読んだことがあったのですが、ピンとこなかった上、あんまり印象に残っていなくて再読してみました。

        吉本ばななの代表作だしとても評判の良い作品なので、再読したら印象変わるかも!と思っていたのですが、残念ながら今回もピンときませんでした。

        主人公のみかげがどうしてもつかみどころない感じがしてしまってモヤっとします。

        この作品を好きな方はきっとストーリー展開とかそういうことではなくて文章とか雰囲気が好きなのかなーと思いますが、私はそれが苦手なのかもしれません。なんだかとても女性的に感じます。

        こういう作品のよさもわかる上級者?になりたいものです。
        >> 続きを読む

        2012/12/15 by

        キッチン」のレビュー

      • 鳥の足跡みたいなデザインの表紙ですねー

        2012/12/16 by makoto

      • 学生時代は、ずっとキッチンでバイトしてました。

        男子厨房に立ちまくり(笑)

        2012/12/17 by ice


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