新訳 ハムレット (角川文庫)
「新訳 ハムレット (角川文庫)」 の読書レビュー (最新順)
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評価:
冒頭の数行を読んで、これなら読める、と思った。台詞が生き生きと迫ってきて、どんどんページをめくった。
本書は、狂言師の野村萬斎氏が『Hamlet』上演に際して河合祥一郎氏に翻訳を依頼し、耳で聞いて実感の持てる日本語の劇的言語になるまで、音読テストをくりかえした上演台本である。なので、難解な言い回しや訳語は、ひとつもない。『ハムレット』って、こんなに面白かったのかと、初めて実感した。
河合氏訳はまた、「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」という訳を初めて採用したものとなった。この有名な台詞の訳の歴 >> 続きを読む2021/05/10 by Kira
「新訳 ハムレット (角川文庫)」のレビュー
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評価:
ちくま文庫の松岡和子訳の「ハムレット」を読んだ後に、こちらの河合祥一郎訳があることを知り、読んでみました。
野村萬斎さんが、世田谷パブリックシアターでハムレットを演じるにあたって、既存の翻訳モノとしてでは無く、新たに河合祥一郎氏に翻訳を依頼して、共同作業で作り上げたハムレット。
セリフの日本語のリズムにこだわって推敲して作り上げただけあって、読んでいて心地よい。
声に出してみるともっとグッときます。2019/11/11 by shikamaru
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