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十三番目の陪審員

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 680 円
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    「十三番目の陪審員」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      前から気になっていた作家のひとり、芦辺拓の「十三番目の陪審員」を読了。

      ライター志望の青年・鷹見瞭一は、編集者の船井から、冤罪者となって体験ルポを書いてみないかと持ち掛けられる。
      大掛かりなプロジェクトが動き始め、見事、強姦殺人の容疑者となった鷹見。

      その時、彼は裏切られたのだ。
      「冤罪計画」は姿を消し、彼は孤立無援で法廷へと送られることになったのだ。
      しかもそこには、復活した陪審制度を破壊するための、さらに大きな陰謀が秘められていたのだった-------。

      芦辺拓のこの作品には、市民としての矜持が満ちている。
      昭和の一時期、たった15年間だけ施行された陪審制度の復活を巡り、どす黒い陰謀が渦巻く「十三番目の陪審員」は、支配層からたとえどんなに見下され侮蔑されようとも、必死の叡智を発揮し、情の通った理によって、民主主義を実践していく姿を、同じく市民たる私たちにエンターテインメントの形で問うているのだと思う。

      ただでさえ、日本ではあまり扱われない素材を、さらに幾重にも捻った、ミステリ的な仕掛けと人間ドラマの融合が、ディスカッションによって展開していく第Ⅱ部は圧巻だ。

      しかし、これが"SF"としてしか成立し得ない日本の現状こそが、最大の驚きかもしれない。

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      2018/06/21 by

      十三番目の陪審員」のレビュー


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