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世界の終わり、あるいは始まり

3.6 3.6 (レビュー5件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 780 円

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり...。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

いいね! mizukiyuno

    「世界の終わり、あるいは始まり」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      多分問題作と呼んで差し支えないと思う。
      書いたのが歌野さんであることを考慮しても、かなり賛否両論な中身。

      同じ町内の知り合いの子供が誘拐され殺害された。
      富樫修はほっと胸をなでおろす。それは我が子でなくてよかったという安堵。

      もうこれだけでも富樫修というひねくれた男の本音が分かるが、実際にこの富樫が窮地に陥ってしまう展開。
      中盤あたりである意味変化球みたいな驚きが。

      こここそが一番のこの作品の売りでもあるのだが、正直この展開は望んでいたものではない。
      むしろ中盤までの展開が、終盤どういう風に進んでいくのかを期待しているからだ。

      タイトルでその後を示唆しているのだが、どういう結末を望むのかも自分の手に委ねられているというわけか。
      >> 続きを読む

      2019/06/16 by

      世界の終わり、あるいは始まり」のレビュー

    • 評価: 4.0


      埼玉県入間市郊外の閑静な住宅街。江幡家では勤務先の夫から妻に、息子が誘拐されたようだと電話が入る。

      犯人と思しき相手から父親の勤務先に、脅迫のメールが届いたのだ。
      アドレスは、名刺に書かれている。
      知り得る範囲は限られているはずだが-------。

      一方、江幡家の近所の富樫家では、父親の修が小学生の息子の部屋に無断で入り、そこで大人が使うような名刺を発見する。

      道端で拾ったのだろうか? しかし後日、そこに記された名前は、テレビと新聞でさんざん見聞きすることになるのだ。

      まさかウチの子が? まだ小学六年生なのに-------。

      この作品は、我々読者にとってリアルに感じられる普通の住宅街が舞台で、登場人物も等身大に造形され、扱われる事件も誘拐という非常に現実的なものだ。

      そんな華のない要素を寄せ集めたこの作品が、どうしてこんなにも面白いのか。
      息子に直接、問い質せばそれで済むのに、という古いタイプの読者の率直な疑問を根本から拒絶する。

      この作品に描かれた親子間の微妙な距離感こそが、21世紀のリアルなのだと思う。
      推理の分岐点も、最終的な物語の着地点も、本格ミステリの枠を超えてしまっているが、それゆえに、この作品は前衛的な本格ミステリの傑作たり得ていると思う。

      >> 続きを読む

      2018/11/17 by

      世界の終わり、あるいは始まり」のレビュー

    • 評価: 4.0

      お父さんが色んなことを想像して悩む姿に、親は無条件に子どもを守ったり信じる存在じゃなくて、同じ人なんだなーと考えさせられました。はっきりとした真実は描かれなかったけど、こういうのもいいと思いました。

      2015/06/08 by

      世界の終わり、あるいは始まり」のレビュー

    • 評価: 4.0

      現実と虚構が入り混じった進行。
      なのにも関わらず、不透明な感覚には陥らず、どんどんと引き込まれ引っ張られていく感じで、気づけば結末に。
      展開は悲惨で悲劇なのに、後味が悪くない。
      久々におもしろいサスペンスを読みました。
      初めての作家だけれど、この作品以降のものをまた読んでみたいです。

      2014/06/23 by

      世界の終わり、あるいは始まり」のレビュー

    • >展開は悲惨で悲劇なのに、後味が悪くない

      これはかなり興味が沸きますね。

      2014/06/23 by sangatu

    • >現実と虚構が入り混じった進行。
      読む側が混乱してきそうな作品ですね

      2014/06/23 by アライグマ

    • 評価: 3.0

      本の帯に、「一体何が真実なのか!?」

      とありました。。。

      最初からずーーっと

      何?え?の繰り返しでした!

      物語の終盤で

      読者に伝えたかったことは、こういう事だったんだ。。。

      と思わせる深い内容でした!!

      歌野昌午さんの <葉桜の季節に君を想うということ>も

      とても印象的でしたけど、この本も面白かったです!! 
      >> 続きを読む

      2014/03/24 by

      世界の終わり、あるいは始まり」のレビュー

    • >世界の終わり、あるいは始まり

      どっちでもいいんだとしたら、始まりの方がワクワクしますよねー >> 続きを読む

      2014/03/25 by makoto

    • iceさん!
      まさにこの本は、そんな父親の心情が痛いほど伝わるものでした。。

      makotoさん!
      私も同じです!!!

      >> 続きを読む

      2014/03/25 by yayopeta


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