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とんび

4.1 4.1 (レビュー7件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 660 円

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

いいね! Tukiwami momomeiai

    「とんび」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      なんて人間臭い物語なんだろう。主人公のヤスさんは、「不器用」と表現されるが、とにかく熱くて、素直になれない照れ屋なくせに大事なところでは、情に厚く優しい性格が素直にポロっと出てしまう。アキラの大学受験のあたりから、そんなヤスさんにやきもきしたり、正直めんどくさい性格だなぁと思ってしまうところもあるが、それも全てひっくるめて、人間臭くて、良い。そして、人間関係のあたたかさ。昭和の時代には、こんなあたたかな人間関係があったのか、それとも今でもどこかには残っているのか。アキラを育ててくれた「手」は、「ぎょうさん」あったと言うヤスさん。こんな時代だからこそ、身にしみた。それってすごく幸せで素敵なことだなぁと。
      ほとんど涙が滲むか、泣くかしながら読了した。素敵な物語でした。読んで良かった。
      >> 続きを読む

      2019/07/15 by

      とんび」のレビュー

    • 評価: 5.0

      【総括】
      ホリエモンが刑期中に千冊?、本を読んだと語っていましたが、その中でも彼が号泣し、印象に残った本が本書だと聞いたので読んでみました。
      感想としては、本当に読んでよかったと思いました。
      男の不器用さ、意地、愛がつまっていて非常に共感できますし、特にこれから父親になる男性に読んでもらいたいです。
      何度涙を流したかわからないくらい愛がまっています。
      愛は血のつながった家族だけのものではなく、血のつながっていない家族や、地域の人にもあるのだなと思いました。
      是非読んでみてください。

      【心に残った一節】
      ・雪は悲しみじゃ。悲しいことがこげんして次から次に降っとくるんじゃ、そげん想像してみい。地面にはどんどん悲しいことが積もっていく。色も真っ白に変わる。雪が解けた後には地面はぐじゃぐじゃになっていしまう。おまえは地面になったいけん。海じゃ。なんぼ雪が降っても、それを黙って、知らん顔して呑み込んでいく海にならんといけん。
      アキラが泣いとったら、おまえは笑え。泣きたいときでも笑え。二人きりしかおらん家族が、二人で一緒に泣いとったら、どげんするんな。慰めたり励ましたりしてくれる者はだーれもおらんのじゃ。

      ・大事に思うとる者同士が一緒におったら、それが家族なんじゃ、一緒におらんでも家族なんじゃ。自分の命に代えても守っちゃる思うとる相手は、みんな家族なんじゃ、それでよかろうが。
      >> 続きを読む

      2019/01/06 by

      とんび」のレビュー

    • 評価: 3.0

      不慮の事故で妻を失った父親とその息子の物語。母親がいない環境の中、ヤスさん(父親)の友人たちが温かく見守り、手を差し伸べたこともありアキラは真っ直ぐ誠実な青年へと成長していく。
      自分自身も母親がいない経験をした為、小さい頃の授業参観の寂しさはすごく伝わってきた。
      辛い経験を乗り越えて今の幸せを精一杯感じて生きている姿に心打たれた。

      2016/10/14 by

      とんび」のレビュー

    • 評価: 4.0

      読んでいる間、自分とヤッさんの人生と重ね合わせて切なくなって
      読んだ後は、今いる自分の家族を大切にしないとという気持ちになった。

      やっさんが昭和のお父さん像を地で行くように頑固で、不器用すぎて
      読んでいてもどかしい気持ちになることは多かったが、そんなヤッさんを
      暖かく見守る人たちとのやりとりが微笑ましく、終始暖かい気持ちで読めた。

      自分の立場が子供、大人、親、祖父と変わるたびに読んだ時の感情移入の
      仕方が変わると思うのでそのたびに読み返すのが楽しみ。

      気になる点を挙げるとすると物語の時間経過がはやいので1つ1つの時代のエピソードが少なく
      やっさん以外の登場人物の印象がいまいち定まりきらなかった点。
      個人的にはやっさんはたえ子さんと再婚すると思ったんだけど笑。。
      >> 続きを読む

      2016/02/21 by

      とんび」のレビュー

    • 評価: 4.0

      正直家族愛みたいなのは苦手です

      2015/03/05 by

      とんび」のレビュー

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