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ユージニア

2.6 2.6 (レビュー4件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 660 円

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。

いいね! taiji Tukiwami

    「ユージニア」 の読書レビュー (最新順)

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    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 1.0

      突如青澤家を襲った帝銀事件にも似た大量毒殺事件。
      合計17名が死亡、
      現場には、ユージニアという言葉が出てくる一通の手紙が残されていた。

      事件は混迷を極め、捜査は遅々として進まなかった。
      しかし突如として一人の男の自殺にて事件は収束する。
      不眠と妄想に苛まれ、精神を病んだ男が自分が犯人だと遺書を残していたのだ。不明な点、不可解な点、納得出来ない点も多々あったものの、事件は一応の決着を見た。

      事件から数十年、見落とされていた事件の真実を小説『忘れられた祝祭』を元に人々が語り出す。

      読んでいて凄く惹きつけられていくのに何故か読書スピードが上がらない、犯人を知りたい、事件の真相を知りたいのに知りたくない。
      そんな感情を湧きあがらせる作品でした。
      しかし実際は本当の意味で犯人も真相も解らなかった・・・
      >> 続きを読む

      2019/05/04 by

      ユージニア」のレビュー

    • 評価: 4.0

      米澤穂信先生との対談中に話題にのぼっていたので買ってみた。
      複数人の視点でひとつの事柄が異なる伝え方をされる技法は好きだ。面白い。

      ネタバレするけど、





      犯人がわからないままグレーで終わるのも、意外と良い。
      現実と空想が交錯すると、分かりにくくなることが多いけど、恩田先生のこの作品はそんなことも無かった。
      読み終わった後は不思議な気分だった。
      好きな作家がまた1人増えてしまった…
      >> 続きを読む

      2018/06/24 by

      ユージニア」のレビュー

    • 評価: 3.0

      「夜のピクニック」よりこれを先に読もう。
      登場人物がそれぞれ語るという形式は、真相とどう絡むのかを考えながら読むのは面白かった。

      ミステリのような犯人当てもあるし、ホラーじみた描写もあり、異空間をさまようような雰囲気もあるという面白い構成で。こういう作品は好きだ。
      事件の関係者の話やメインになる人たちの気質の違いが一部が非現実を語るようなファンタジックな雰囲気になったようで。これが作風なんだろうか。

      17人の人間が一気に毒殺された背景に犯人と目ぼしい盲目の少女がいるが、実行犯は別にいて自殺してしまいそれで解決したことになり、、常に彼女の心の中の、現実には見えてない、作り出したような不思議な世界が語られる。

      一方、街の名士の令嬢だった少女にあこがれて、傍で見守っている少女の話がある。

      その少女が大学生になった10年後、事件の傍に居た人たちへのインタビュー記事が本になってベストセラーになるのだが、その本は作者とともに忘れられて行く。
      当時関わりのあった刑事には、作者の意図に腑に落ちないところがあって、事件のことを退職後も引きずっているが、この刑事も登場人物の一人で警察小説にはなってない。

      そして31年後にやっと話が終わるのだが、動機も犯人もうやむやになったまま終わってしまう。読者はそれぞれの話から自分なりの解決を強いられる。ヒントになる「サルスベリ」「青い部屋」「実行犯になる青年とのかかわり」「ユージニア」、などは目の見えない当時の少女の心の風景が多く、現実との齟齬があり、それについて述べられてはいるのだが、結論は一つではないように思える。

      中年になり視力が回復して、ついに真実が語られる場面も、一方的で要領を得ない。この曖昧さになんとも割り切れない気分が作風なのかな。

      初めて読んだ恩田さんの本ですが、評価の定まった作品を読むまでこの気分は続きそう。
      最後の部分を除けばこういう雰囲気は好きでが、初めての作者なのでもう少し別な作品を読まないといけないと思った。次が楽しみになる。
      「ユージニア」については好きな世界だったが読後はちょっとモヤモヤが残った。

      >> 続きを読む

      2015/01/29 by

      ユージニア」のレビュー

    • あすかさん

      恩田さんについて調べてみてビックリ、多作なんですね。
      これは、読む人それぞれ違った感想を持ってもおかしくないような、自由な表現で、、悪く言えばたがが切れていて煙に巻くような作品でした。
      感性に頼って書き上げたようなので好きな人は感覚が解ると思えました。
      読んでみてそれがわかって良かったかも。合わない本はそう思うことにしています゚(*´□`*)゚
      >> 続きを読む

      2015/01/30 by 空耳よ

    • 紅蓮美空さん

      私も恩田さんはまだおなじみになってないので、良くわからないところがあります。
      特にこれは、読み通しても、どうしたのだろうと思うようなところが多かったです
      話し手が途中で変わって、勝手な話をしているようで、不思議な感じでした。
      不思議な世界は好きで、読みたいのですが、小説なので、やはりストーリーも楽しめるものがいいと思います。
      そうですね、不気味感もあります、モヤモヤっともしてます(^∇^)
      >> 続きを読む

      2015/01/30 by 空耳よ

    • 評価: 2.0

      よくわからない
      が正直な感想。

      最後まで読めば事件の真相がはっきり分かるのかと
      思って頑張って読んだのによくわからず終了。
      もう一回読んだらもっとちゃんと理解できるのかもしれないけど
      小説の形態が好きではなかったのでもう読むことはないかなと思いました。 >> 続きを読む

      2014/06/03 by

      ユージニア」のレビュー

    • 一回読んだ小説をもう一度読むの出来ないです・・・笑

      2014/06/03 by RAY-ROCK

    • 頑張りが報われない本って時々出会っちゃいますよね。。
      それでも★2つついているところにmockaさんの優しさを感じます。^^ >> 続きを読む

      2014/06/04 by もぐら

    関連したレビュー

      角川グループパブリッシング (2005/02)

      著者: 恩田陸

      • 評価: 4.0


        恩田陸の第59回日本推理作家協会賞受賞作の「ユージニア」を読了。

        北陸のK市の旧家で、17人の人間が毒殺されるという惨劇が起きたが、家族の唯一の生存者は盲目だったため、事件の状況についての証言は不可能だった。

        やがて、ある青年が犯行を認める手記を残して自殺し、事件は解決したかに見えた。
        しかし、それから25年の間、事件の関係者たちは、別のある人物を「真犯人」と見なし続けていた-------。

        恩田陸のこの作品「ユージニア」は、とても怖い小説だ。
        だが、その怖さは、大量殺人という事件自体のまがまがしさに由来するものではない。
        事件を契機に、人々の脳内で育まれていく疑惑と妄想のありようから醸し出されてくるものだ。

        関係者の大部分は、自殺した青年が犯人だったという表向きの決着を信じていない。
        しかし、彼らが疑っている人物がやったという物的証拠は何もない上に、既に四半世紀の歳月がたっており、今更、告発することは不可能なのだ。

        したがって、彼らの疑念は、日陰の植物のように、心の奥の薄暗い空間に人知れずはびこるほかはない-------。
        その考えを表立って口にすることは出来ないという、宙づり状態の居心地の悪さなのだ。

        関係者たちのインタビューに、三人称の記述や、登場人物のひとりが書いたノンフィクションの一部などが入り乱れる破格のスタイルが、主観と客観の境を攪拌していく。

        大勢の関係者の話を聞いてきたインタビュアーは、最後に、疑惑の的とされている人物と対面するが、その実像は、それまでの証言から私が想像していた犯人像とは、微妙に重なりつつも大きくズレている。

        人々の疑惑は、どこまでが正鵠を射ていて、どこからが妄想だったのか?-------。

        この作品には、わかりやすい善人や悪人は登場しない。
        関係者全員が、少なくとも見かけは、どこにでもいそうな人間ばかりだが、だからこそ、彼らの妄想からは、何かひやりとするものを感じてしまう。

        地方都市を舞台にした小説だが、他者への猜疑が、かつてなくあふれ返っている今の日本社会の写し絵でもあるかのようだ。

        >> 続きを読む

        2018/08/07 by

        ユージニア」のレビュー


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