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バッテリー

4.2 4.2 (レビュー8件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 540 円

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。―関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るが―。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。

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    「バッテリー」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      児童書?みたいな解説記述があります。
      確かに子供に読んでもらいたいと思ったと同時に、大人でも十分すぎるほどの面白さがありました。
      これからこの少年たちがどのように成長していくのか続巻が楽しみです。
      百田尚樹さんのボックスみたいな少年同士の青春成長物語だと思いました。
      ちなみにボックスは最高の作品の1つです。

      2018/12/29 by

      バッテリー」のレビュー

    • 評価: 4.0

      余りにも人気があったこの本は、一二度、ドラマで見た。

      熱血少年野球の話だろうと思っていたが。読み始めて人気のわけがわかった。

      面白かった。

      「原田巧」という6年生の少年が、父親の転勤で、母の故郷に帰ってくるところから始まる。

      彼は、140キロを越す速球と球筋が正確で重い、13歳とも思えない威力のある球を投げる天才だった。
      岡山の少年野球の大会でもベスト4に残る実績を持っていた。

      彼が住むことになった岡山の山間の盆地には、同じ歳の野球少年の「豪」がいた。
      彼は岡山で「巧」の球を見て試合を追っかけるほど憧れ、巧が同じ中学に入ることを知って震えるほどの喜びを感じた。

      二人は横手二中の野球部に入り、バッテリーを組むことになる。
      「巧」は「豪」のミットを信頼して自分の球を捕るために居ると感じ、豪は自分だけが天才巧、の球を受けることができると信じた。

      だが巧という少年は、豪のミットを心から信頼して投げてはいるが、自分以外には興味の無い、余りにも個性的な生き方をしている少年だった。

      自分の球が打ち返されることはないという硬い自負心で、いつも握り締めているボールの感触を楽しんでいるような子供だった。

      中学に入ると、野球部のナインは個性的で、特にキャプテン「海音寺」は理知的で、包容力と統率力があった。彼はチームをよくまとめ、横手二中は徐々に力をつけていく。

      巧が入ったことで、リリーフ投手もでき、豪と組ませば負けることは無いのではないかと思う。
      監督の「戸村」(オトムライ)は巧の祖父の監督の下でプレーをしたことがあった。彼も巧という特異な少年の力を信じていた。

      隣の新田東中には天才スラッガーで知られる「門脇」が居た。彼は噂を聞いて「巧」の球を打ちたいと思う。
      そして個人的な対戦が実現する。

      「巧」は平静を失う素振りもなく、力の限り投げ込む爽快感を待っている。
      門脇は自分を信じながら多少の怖れを持っていた。


      こうして、両中学のナインの練習風景や、生徒規律に縛られる中学生らしい日常、バッテリの悩みやチームのあり方、力比べの対抗試合に読みながら引き込まれていく。

      門脇を迎えても動じない、巧のど真ん中のストレート、上下、内外と正確に投げ分ける威力、彼の現実とはいささか遊離した性格、それでいて野球がただ好きだという、投げることへの一途な喜びが伝わってくる。

      キャッチャーの豪は、御しきれないほどの球を捕る喜びとともに、巧みの並外れた感性、自己中心的にも見える性格に悩む。

      そういったなか、隣り合った町で、いつか拮抗する力をつけた横手二中と強豪新田東は宿敵になる。

      三年生は卒業したが、その春休みに、対抗試合で決着をつけることになる。


      名ショートがキャプテンになっている。バッテリーのいささか誇張した心理を書いていながらショートには、まさにかっこいい役を当てている(笑)

      練習始めのキャッチボールから始まる柔軟体操、シートノック、二部に分かれて紅白試合。
      雨の降り始めの土ぼこりの匂い、勉強との両立、など軟式野球の中学生の話だと思いながら、つい夢中になった。


      「ラスト・イニング」は結果が語られなかったシリーズの後日談で、対抗試合の結果や 卒業後のナインの話が収められてる。
      馴染みになった選手、可愛い巧の弟の「清波」も出てくる。

      推薦入学を蹴って地元に残り、巧との対戦を待っている門脇はいいやつだ。ちょっといやみで頭のいい瑞垣も母校の監督をすることになるそうな、これも明るい、いい話。

      雨なので、本棚と感想もあったので整理をした
      >> 続きを読む

      2015/06/26 by

      バッテリー」のレビュー

    • 映画観にいきましたね。

      門脇じゃなくて、5番か6番くらいにイヤらしいバッターがいませんでしたっけ? フォアボール選ぶのがうまいやつ。そのキャラクターはなんとなく覚えています(笑)。 >> 続きを読む

      2015/06/26 by 素頓狂

    • 素頓卿さん

      映画も見られたんですか。手遅れなのでDVDで見ようかな。
      すみません 読み返す元気が無くて。

      忘却は幸せの始まりです(*^^*)ポッ
      言い訳は巧くなりました。
      >> 続きを読む

      2015/06/26 by 空耳よ

    • 評価: 4.0

      登場人物たちの正反対な性格が明瞭に描かれて、その心情の変化や青春時代が浮かびました。この作品を私が色に例えるならば、青ですね!とても涼しいイメージです。映画化もした作品で、本だけで感じられる良さも映画だけで感じる良さがあります。

      2015/04/23 by

      バッテリー」のレビュー

    • 映画を見て感動したので、この原作も読んでみたいですね!

      2015/04/23 by ありお

    • 評価: 5.0

      主人公の才能の天才の巧と努力型の豪の心情をこと細かく描いた野球の作品です。

      才能天才型の巧がさらに自分の才能を開き始めたころ、

      努力でもどうする事も出来ないかもしれないと感じる二人。

      巧は豪に対して本気を出せないかもしれないという不安

      豪は巧のボールをとれないかもしれない不安

      が野球とは関係ない日常生活や会話でも見られ、面白いです。

      ぜひ読んでみてください!!
      >> 続きを読む

      2015/04/22 by

      バッテリー」のレビュー

    • 私は野球をやったりしていた訳ではないですが、
      野球や部活などを題材にした作品に興味があったので、
      バッテリー読んでみたいと思います!
      >> 続きを読む

      2015/04/22 by Hisaki5

    • 評価: 4.0

      ただの野球小説ではなくとても奥が深い作品
      ひとりひとり個性的で続きが見たくなる小説!

      2015/04/21 by

      バッテリー」のレビュー

    • 野球の話も面白いですが、登場人物一人ひとりの人間模様がとても魅かれるものがありました。 >> 続きを読む

      2015/04/22 by Paul

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      著者: あさのあつこ

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      • 評価: 4.0

         青春は、夢が現実とぶつかり合う時期です。
         真っすぐ全力で走りたくとも、様々な障害物とぶつかる人生の「折り合い期」であり、この期間を通し、本当に進むべき道を見つけていくのです。


         何故かこういった作品に出てくる大人たちは、ほとんどがつまらない人(笑)。
         でもよくよく考えてみたら、確かに大人って、つまらないものですね。
         折り合いをつけ過ぎて、夢も熱情も何もかも犠牲にしてしまうことが多いですから。


         そんな大人たちの中でも一人や二人、少年達に大きな影響を与える大人がいますーー
        「折り合い期」をくぐりながらも夢を守り、
        熱い心のままで育った大人たちです。

         成熟さと冷静さを身につけながらも、本心を忘れなかった大人。
         そういう大人は、やっぱりなくてはならない存在ですし、また、そのようになった方が良いのではないかと私は思うのです。


        十分な力と知識を得た今こそ、
        実はスタートチャンスなのですから。
        >> 続きを読む

        2018/12/19 by

        バッテリ-」のレビュー


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