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祗園怪談

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 660 円

祇園南一の老舗お茶屋「夕月」に現れた、舞妓志望の少女・恵里花。女将の月春はその才能を見抜き、夕月に入ることを認めるが、霊に憑かれやすいという恵里花の周りでは不可解な事態が続出する。それは、痛ましき伝説をもつ梅姫の呪いなのか。そう、恵里花が梅の枝を折ったその時から、悪夢が始まったのだった。雅で華やかな世界に巻き起こる悲劇のゆくえは―。日本ホラー小説大賞出身作家が描く、驚愕と衝撃の連作短編集。

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    「祗園怪談」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      祇園のお茶屋、夕月には殿様に惨殺されたという梅姫の箪笥があり
      いわく付きで誰もその箪笥に触ろうとはしないが
      舞妓志望で夕月の仕込みとなった少女、恵里花は
      どこからともなく聞こえる声に誘われるまま
      梅姫の箪笥を開け着物を着てしまう…。
      この恵里花、霊感があり
      恵里花が夕月に来てから
      梅姫の祟りと言われる不吉な出来事が立て続けに起こる!!


      第一章「死業式」
      夕月で一番…祇園で一番の売れっ子芸妓・月華
      芸よりも美しさがこの世界は一番と思い込んでいて
      ろくに稽古もしないが自分の顔に自信があり驕りがあった
      芸舞妓の始業式で6年連続で一位成績を取ると意気込んでたが
      一位になったのはブスを見下していた美智留だった
      どうにも納得できない月華は……
      夕月で一番の稼ぎ頭、月華の妬みから起こる騒動



      第二章「先こうの夜」
      月まりは芸妓になりたくなく辞めるかどうか悩んでいたが
      月華の件もあり自分が夕月を支えようと決意
      生き生きとした顔で稽古に励み、お座敷も務めるようになった
      しかし月まりにはある思いがありその気持ちが通じた時…
      大人しいと言われた月まりの大胆な行動



      第三章「死人縁結び」
      赤子会(舞の発表会)の踊りに指名された
      夕月の家娘であり踊りの上手い月寿々と
      まだ仕込みで踊りも上手くない恵里花
      恵里花は断ろうとするが
      踊りの師匠・鷹代は恵里花の隠れてる才能を見込んでいた。
      しかし、面白くないのは月寿々
      なんで跡取りの自分があんな仕込みと一緒に二人舞を踊らなきゃいけないのか!!
      冗談じゃない!!とばかりに月寿々は自分の仲間である舞妓と一緒に
      踊りが上手くなる「死人縁結び」の儀式を強要するが
      この儀式、実は………
      家娘で跡取りと言われた月寿々の本音と家出



      第四章「赤子三味線」
      恵里花の舞妓デビュー(お見世だし)が決まり周りが忙しくなるなか
      夕月の女将・月春は恵里花に新しい指導を始める
      それは芸事は別の女将業としての全てを伝授し始めた。
      そしてお見世だしの前日
      夕月の女将が代々引き継いできた三味線、赤子三味線を
      恵里花に渡しその名前の言われを伝える。
      赤子の皮で作ったと言われる三味線と月春の過去


      第五章「松原戻り橋」
      赤子三味線の言われを月春から聞いた恵里花の反応と
      恵里花が語った話
      恵里花の母・月福と恵里花の過去
      長唄の先生・広澤のその後
      交差する時に分かる真実
      一連の不幸な出来事の真相と月春の覚悟。
      恵里花の覚悟とお見世だし。

      真実の他にやはり何か蠢くものが…
      そして、怪。




      なんて言うか…複雑な読後感。
      ホラーでありミステリーでもあり、やっぱりホラー(笑)

      祇園の雰囲気と京言葉がピッタリの京都らしい作品。

      ただ冷静な目で見ると梅姫様にしても
      自分が不義密通して愛人・の子をお殿様の子と偽ったのが始めり
      梅姫様を溺愛してたお殿様は怒り心頭!!
      そりゃ~斬られちゃうさね…。と思うし
      月福の男の見る目のなさが自らの不幸を招いたし
      広澤は自業自得…あくどい事するからだよ。
      でも自分が悪いとは思ってないのでそこで恨みつらみの怨が…
      怪異はもちろん怖いけど自分の行いを棚に上げた念の恐ろしさ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

      そして夕月の芸舞妓の月華、月寿々性格の悪さ
      月まりの意思の弱さも付け込まれたんだろうね

      妬み嫉み僻みの他に驕りもダメだなぁ~と思ったよ。

      >> 続きを読む

      2018/08/10 by

      祗園怪談」のレビュー


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