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干支や気学に基づいて九星ごとに2016年の流れを解説した書。 別冊として、業界ごとの展望も収録されています。 2016年版をようやく読み終えました。 拾い読みながら、10日以上かかったかのう? 速読ができないのが悔しい。 「月の運勢」について読みましたが、あまりピンと来ないです。 1月には「予想外の出来事が起こる」なんて書かれていますが、そんなことあったかのう? こういう記述を先に読むと不安になるので、年末に振り返りながら読むのが私のやり方です。 そもそも、人間の住む世界はコンピュータシミュレーションの世界ではなく、複雑系です。 干支や気学の理論で計算された通りにいくわけありません。……と、本書を否定するようなことを書きましたが、本書は十分意義あります。 干支や気学をもとに大きな流れを予想するとはどういうことか、大局観で予想する方法を学ぶのに非常に勉強になります。 しかも著者は有能な経営コンサルタントです。 経営コンサルタントという実学に基づいて干支や気学を活用する方法を学べます。 さらに村山師は、経済や東洋思想のみならず、文学や歴史から西洋の自然科学やニューエイジ(ニューサイエンス)思想まで幅広い教養と見識を持たれています。「人物」や「出来事」のコラムは、今年は何が話題になるかと非常に楽しみなところです。 という風に本書の面白さについて述べてきましたが、肝腎の2016年予想の的中率についてはどうでしょうか。 先に述べたように、社会は複雑系なので、細かな予想が当たったかどうかで見るのではなく、大きな流れで見るべきでしょう。 オビなんかに「驚異の的中率」なんて書かれていますが、SMAP解散や熊本・鳥取の地震なんかには触れられていません(漠然と火山や風水害が増えるとは書かれていた)。 天皇陛下の生前退位問題も青天の霹靂です。 それに何より、2016年の日本で最も重大な出来事は、安倍晋三の独裁が完成に近付いたということでしょう。 村山師は、安倍独裁についてかなり楽観的な予想をされていました。「衰退傾向は否定しがたい」「2016年はその一強にひびが入りそうだ」……などという記述が見られます。 2015年版から一貫してこの姿勢が続いています。 2015年版の感想でも私は「お言葉を返すようで失礼ながら、私の見るところ、最悪の結果を覚悟しておくべきかと。」と書かせて頂きました。 まさに、私の不安が的中です。 普通に考えると、2017年の日本は、海外出兵された自衛隊員に犠牲が出て、そのことを安倍政権や御用マスゴミが憲法改悪に悪用し、いよいよ憲法改悪(壊憲)が現実化していくでしょう。 全く影響力がない私も微力ながら、最後の最後まで抵抗するつもりであります。 応援よろしくお願い致します。 http://iching.seesaa.net/article/444520319.html >> 続きを読む
2016/12/04 by 荒馬紹介
「展望と開運 2016 (単行本)」のレビュー
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展望と開運 2016 (単行本) | 読書ログ
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