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緑の毒

3.5 3.5 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,470 円

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。暗い衝動をえぐる邪心小説。

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    「緑の毒」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      桐野夏生氏の小説は、いつ以来だろう。「東京島」以来かな。

      題名のとおり、ヒドい毒入り小説だ。悪意が満ち溢れれている。
      だからこそ、またどんどん読み進んでいってしまった。

      2015/04/18 by

      緑の毒」のレビュー

    • 毒。悪意。
      メチャクチャ読みたくなるワードですね。

      2015/04/18 by jhm

    • 桐野さんの毒は、2.3日は効きますね。
      私も「東京島」から読んでないのですが、「夜また夜の深い夜」を読んでみたいと思っています。元気が有るときに。
      どんどん読みすすまれた「緑の毒」もチェックします(^^)
      >> 続きを読む

      2015/04/19 by 空耳よ

    • 評価: 2.0

      桐野夏生さんと言えば、「OUT」、「柔らかな頬」などのヒット作を生み出している著名な作家さんです。私は映画化もされた「東京島」しか読んでいませんが、女性の持つ『毒』のようなものをその雰囲気も含めてしっかりと描く作家さんと言う印象です。本作もどちらかと言うとグロい系かな、と思います。肉体的にというよりも精神的にくる感じです。

      昼間は医者の仮面を被った連続レイプ犯:川辺康之。嫉妬と言う名の緑の毒に侵された彼により、被害者や周囲の人間の運命は狂わされていく—。

      連続レイプ犯の話というと、普通、それだけで読むのに抵抗を覚えるグロテスクな話、という印象を受けます。しかし本書を読んでいて強烈な印象を受けるのは、そこよりも犯人である川辺康之の悪行により露わになる被害者や周囲の人間の、嫉妬、恨み、怒り、憎しみといったものに満ちた心の描き方の方です。

      本書は全十四章から構成されており、章ごとに視点が切り替わっていきます。犯人である川辺、その妻で不倫をしているカオル、川辺の被害者、川辺の病院の看護師…。そこで描かれる人々は皆、心の奥に様々な鬱屈を抱えていて、それが読者にはひしひしと伝わってきます。この心の奥の鬱屈の描き方こそが著者の真骨頂ですね。

      登場人物のほとんどは女性です。主人公の川辺の犠牲者も現れるのですが、本書を読んでいるとむしろ川辺は道化のような役回りにさえ感じられてきます。女性たちの様々な鬱屈した心のせめぎ合いの中で、軽薄な立ち居振る舞いをし、妻:カオルの不倫からくる嫉妬の感情に背中を押されるようにして犯行に走る川辺。滑稽すぎる彼の姿には、カオルの言葉にもあるとおり、『嫌悪』よりも『可哀そう』という言葉が似合う気がします。

      最後はまあ当然の結果と言えば当然の結果に終わるのですが、加害者も被害者も含め、関係する登場人物のどす黒い心の奥底の感情の描き方ばかりがやはり記憶に残りますね。純粋とか無垢とかいう言葉とは正反対にある、どぎつい、しかし生の、むき出しの感情が赤裸々に描かれていて、しかもその描き方がうまくて、読む方は目を離せませんでした。
      ただ、どぎつい表現が苦手な方にはおすすめできないですね。。。

      『OUT』とかも読もうかとも思いましたが…、長編を読むかは考え中です。
      >> 続きを読む

      2013/06/26 by

      緑の毒」のレビュー

    • >しかし本書を読んでいて強烈な印象を受けるのは、そこよりも犯人である川辺康之の悪行により露わになる被害者や周囲の人間の、嫉妬、恨み、怒り、憎しみといったものに満ちた心の描き方の方です。

      あまりこういったお話は読んでいないのですが、被害者側の心情を深く掘り下げている話は珍しいと思います。
      >> 続きを読む

      2013/06/27 by adachidman

    • 遅くなりましたが、コメント、ありがとうございます。

      >adachidmanさん
      個人的にこの方の作品はどろどろとしていて、被害者なのに悲惨さよりもその黒い感情みたいな者の方が強い感じをうけます。

      >makotoさん
      登場人物は皆、女性ですが、女の世界のドロドロ感も満載です。
      >> 続きを読む

      2013/07/03 by taka2


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