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ゲーデルの哲学

不完全性定理と神の存在論
3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 数学
定価: 777 円
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    「ゲーデルの哲学」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      『数学ガール ゲーデルの不確定性原理』を読んだので、ゲーデルの人となりに迫れそうな一冊を。

      『数学ガール』では定理にちょっぴり触れただけでその凄さにクラクラしましたが、本作ではゲーデルの人生を少し覗き込み、やはりクラクラでした。

       ゲーデルが完全性定理(数理論理学上の大きな功績)を世に出したのがハタチそこそこ。数学全体の完全性と無矛盾性を示そうとしたヒルベルトプログラム(数学界の一大計画)を不完全性定理でぶち壊したのが、その翌年。その後、神の存在証明など、それまでとは毛色の違う分野に力を注ぐようになり、40そこそこで事実上引退。最期は精神を病んで餓死……。

      「神の存在証明」などと聞くと、どうしても胡散臭い気がしてしまいますが、実際、「もしゲーデルが数学だけに力を注いでいたら……」と惜しまれたそうです。しかし、あのアインシュタインやフォン・ノイマンが「本物の天才」と太鼓判を押すくらいですから、ゲーデルの才覚に疑いの余地はありません。とんでもない天才です。彼が考えていたことの1%すら私にはわかりません。これは断言できます。しかし、彼が世界の何を変えたのか、それをうっすらと知ることが出来ました。

      『数学ガール』には、「数学の証明からインスピレーションを受けて、人生論や哲学を語るのは自由だが、数学とそれはキッチリ分けなければいけない」という大切な心構えがありました。それに照らせば、本書はまさにそういった本です。『数学ガール』であった「不確定性原理が人間の理性の限界を明らかにしたという理解はマズい」というマズい間違いをもろにしていますし、定理から人生訓を見いだしてしまっています。ただ、私としては、そういう本があっても良いと思うし、読まないよりは読んで楽しんだ方が良いと思います。

       同じテーマで読書をすると面白いな、という一冊でした。
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      2016/12/03 by

      ゲーデルの哲学」のレビュー


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